写真:和山 光一
地図を見る関越自動車道昭和IC近く、冷涼な気候の昭和村赤城高原をワインづくりの地とするワイナリー「奥利根ワイン」を最初に訪れましょう。オレゴンのぶどう畑を彷彿させる素晴らしいロケーションの中でカリフォルニアのブティックワイナリーのような語らいを大切にしたワイナリーを目指しています。
オーナーとワイン談義に花を咲かせながらワインの試飲ができますよ。おすすめは爽やかさが漂い、酸味との調和がとれた「谷川 リースリング」です。
写真:和山 光一
地図を見る尾瀬へ続く国道120号(通称日本ロマンチック街道)沿い、澄んだ空気、緑深い山々、清冽な水の流れと自然豊かな奥利根の山々に囲まれた尾瀬のふもとにある「大利根酒造」は、江戸時代中期をその起源とする小さな酒蔵です。陸軍払い下げの倉庫を移築したという蔵は天井が高く歴史を感じさせてくれます。
数ある銘酒のなかでも、清酒「左大臣」は、寒造りのさわやかな呑み口、芳醇な香味、風雅な酔い心地で幅広い世代から人気を集めています。代表銘柄の「左大臣」純米酒は、濃醇で深みとコクがあり、米の旨味がしっかり伝わっていて食中酒にピッタリで燗もおすすめです。温度が変わることでいろんな個性がでてくるので是非盃で飲んでみてください。
写真:和山 光一
地図を見る国道120号で尾瀬に向かう途中には、日本の滝百選にも選ばれている東洋のナイアガラ「吹割の滝」があります。高さ7m、幅30mにもおよび、1時間程度で歩ける遊歩道が整備されています。
写真:和山 光一
地図を見る道の駅「川場田園プラザ」は、武尊山の雄大な自然に囲まれた川場村の観光拠点です。「関東好きな道の駅」5年連続(2004〜08)第1位、日経プラス1「家族で一日楽しめる道の駅」東日本第1位(2011年8月20日)に選ばれています。緑豊かな5haの広大な敷地に、陶芸ができる施設や遊具で遊べる広場などがあります。園内では川場産の新鮮野菜、肉製品、乳製品など地元産の食材を生かした物産品も充実しています。パン工房・ビール工房・そば処・レストラン等地元の新鮮素材を美味しく味わえる施設がいっぱいです。
写真:和山 光一
地図を見る道の駅「田園プラザ川場」にある施設、ビールレストラン武尊内にビール工房があります。ビール工房では川場村のシンボルでもある武尊の山々から流れる美味しい「水」を醸造水として麦芽100%のビールを作っています。川場産地ビールは、ドイツの味を基本にコクや香りにこだわりながら日本人に飲みやすい仕上がりになっています。
定番のバイツェンやレッドエール、そしてピルスナー中から試飲は「バイツェン」の1種類のみですが、醸造窯を見ながら醸造したての新鮮なビールを飲む味は格別です。
写真:和山 光一
地図を見る名峰武尊山の南麓に広がる川場村にある酒蔵が『百年飲んでも飲み飽きない』酒を目指して酒造りを続けている創業明治40年(1907)「土田酒造」です。観光客を積極的に受け入れている為か広い駐車場に車を停めて“関東唯一名誉賞受賞蔵”の垂れ幕に見入りながら右手の売店になっている以前は酒蔵であった建物に入ります。
広い試飲コーナーには銘酒「譽國光」のほか、近年女性向けにアルコール度数が低くて飲みやすい、日本酒仕込みの梅酒や柚子酒も造っていて気軽に試飲できます。おすすめはモンドセレクション金賞受賞「譽國光 特別純米」で、すっきりとした純米酒です。
写真:和山 光一
地図を見る武尊山がもたらす天然水に恵まれた川場村に、田んぼに囲まれるように建つのが創業明治19年(1886)の「永井酒造」です。
蔵に隣接してあるのが、蔵カフェや売店がある古新館で、ここで試飲ができます。永井酒造で試飲できる酒は種類が多く8種類の試飲ができます。地元消費の多い川場産の酒米で造った「谷川岳」と兵庫県産の山田錦を使った「水芭蕉」の二大ブランドの純米、純米吟醸、純米大吟醸に「谷川岳とび辛」や食米コシヒカリで造った「水芭蕉」がいただけ、香り、味の微妙な違いが楽しめます。仕込み水も一緒に飲めて水がお酒に変わる過程を想像してみるのも面白いです。
写真:和山 光一
地図を見る代表銘「水芭蕉」は最高級の酒米山田錦を使用し、フルーティーで華やかな香りと、やわらかで優しくエレガントな味わいを醸し出しています。
おすすめは蔵元が「水芭蕉」を知るならまずこれをと言われる吟醸酒です。全国新酒鑑評会で十数回も金賞を受賞している人気銘柄で、適度にコクがあって瑞々しくいつ飲んでもきれいな印象です。
写真:和山 光一
地図を見る道をはさんだ向かいには、春から秋にかけて百数種類の花が咲き、境内を淀みなく水が流れる花寺「青龍山 吉祥寺」があります。南北時代の歴応2年(1339)、大友時氏創建の鎌倉建長寺を本山とする臨済宗の禅寺で建長寺北の門と呼ばれる中核寺です。是非立ち寄ってみてください。
文化12年(1815)に建立した山門に掛る「青龍山」の勅額は後光厳天皇の筆によるもので、楼上には文殊菩薩を中心に十六羅漢が安置されています。
写真:和山 光一
地図を見る霊峰迦葉山の入口で酒を醸している小さな田舎の酒蔵が、明治28年(1895)創業の「永井本家」です。谷川連峰と武尊山に抱かれた名水、澄みきった空気、寒造りに最適な気温という醸造に適した環境の中でこだわりの酒造りを行っている酒蔵です。
試飲は冷蔵庫の中から試飲用のお酒をだして自由に備え付けのお猪口でいただきます。蔵が利根川の源流に近いことから命名された銘酒「利根錦 純米酒」を筆頭に10種以上のお酒が試飲できるのでじっくり味・香りの違いを確かめましょう。利根錦のラベルの題字「一輪の花 一会の酒」は華道家の故・安達瞳子さんの書です。
写真:和山 光一
地図を見る天狗の霊峰として知られる霊峰迦葉山の中腹に、嘉祥元年(848)桓武天皇第三皇子葛原親王により開創されたとされる弥勒寺があります。天狗の寺としても知られ、高尾山薬王院、鞍馬寺と共に「日本三大天狗」の一つに数えられます。中峯堂には顔の長さ6.7m、幅4m、鼻の長さ2.7mの巨大な天狗面が奉納されていますので是非参拝してみてください。隠れたパワースポットですよ。
写真:和山 光一
地図を見る関越自動車道月夜野ICの近く、清らかな水の豊かな自然に恵まれた“ホタルの里”月夜野に「月夜野びーどろパーク」があります。ガラス工場で作業する職人さんの様子を見学できる他、吹きガラスやサンドブラストなどのガラス体験工房、ガラス製品ショップ、美術館が併設されています。天候を気にせず楽しめる総合ガラスパークですよ。
写真:和山 光一
地図を見るパーク内にあるレストラン「ドブリーデン」で麦芽100%で作られた地ビール“月夜野クラフトビール”が4種類飲めます。フルーティーなバイツェン、飲みやすさが特徴の日本人向けの辛口ビール・ピルスナー、麦芽の甘味が苦みをおさえ旨味を引きだしたエール、香味の強いコクが効いている黒ビールと、チェコのブルワリーとの提携によるおいしい地ビールです。
「利根沼田酒蔵ツーリズム」の手続きは簡単。協賛している最初の見学施設で500円を払い、「7」の文字が印字されたテイストグラスを購入すれば、利根沼田酒蔵ツーリズムマップを片手にスタートです。行く先々でテイストグラスを見せることにより、酒蔵の人々と話をしながら試飲が楽しめます。
酒蔵巡りの最大の楽しみは試飲ですが、車の運転というネックを解消したのが観光タクシーや路線バスの「利根沼田酒蔵ツーリズム1日フリー乗車券」です。上越新幹線上毛高原駅か上越線沼田駅、みなかみ町の温泉宿を発着地にした自由なプランを組むことができます。(ただし路線バスでは奥利根ワイナリーには行けません)
おすすめのドライブコースは、関越自動車道昭和IC近くのワイナリー「奥利根ワイン」からスタートし、「利根沼田望郷ライン」沿いに「大利根酒造」「田園プラザ川場 地ビール工房」「土田酒造」「永井酒造」「永井本家」と立ち寄り、最後は月夜野IC近く月夜野びーどろパーク内にある「月夜野クラフトビール」です。この逆コースでもいいですよ。
近隣には「水上温泉」や「谷川温泉」「老神温泉」「猿ヶ京温泉」など「みなかみ18湯」があり、酒蔵ツーリズム用の宿泊プランが用意された旅館もあります。日本酒が新たな旅の楽しみを与えてくれますよ。
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(2024/3/19更新)
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