写真:しの
地図を見る「ふぐ」と言えば真っ先に思いつくのが「てっさ(ふぐの刺身)」。
「てっさ」の名の由来は「鉄砲」であり、強烈なふぐの毒が「当たると死ぬ」と言うことからきていますが、現在ではふぐを捌くのは免許を持つふぐ師が行っており調理済みのふぐで当たることはありません。
「てっさ」は極薄造りにされたふぐの身を一枚一枚お皿に並べられます。その薄さはお皿の絵柄がわかるほど。テレビなどではこれを箸でまとめてすくって食べるシーンなどが映し出されていて「いつかはやってみたい」と思われる方も多いはず。この写真のふぐはこちらで2人前。もちろん「まとめてすくって食べる」ことが可能です。
ふぐの身は他の魚と違い引き締まって弾力が強い為、刺身で提供する場合厚みがあると噛み切り難いものです。そこでこのような薄造りが一般的になっているのですが、この引き締まった身と淡白ながら奥深い味わい、もちろん見た目の美しさもふぐが楽しめる理由です。また、身の部分だけでなくふぐ皮の提供もあり、こちらは更なる弾力を楽しめますのでお試し下さい。
写真:しの
地図を見る「てっさ」の次のお楽しみと言えば「ふぐちり」。
刺身では上記のように薄造りで食感や見た目を楽しみますが、火を通すとやわらかになりますので、厚切りでもふわふわとした食感で、とても美味です。ふぐは奥深いものの淡白な味なので、その味を損なわない昆布だしで煮ます。ふぐちりに合う素材はお好みですが、白菜や豆腐などふぐの味を損なわないものと、香を引き立たせるネギ、旨みが出るしいたけなどが一般的です。
つけダレはポン酢が好相性。自宅で頂くいつもの水炊きとは一味もふた味も違う鍋料理に感動するはず。
〆は雑炊です。のこった出し汁にご飯を入れて少々炊き、最後にとき卵を入れひと煮立ち・・・。
もうおなかが一杯のはずなのに不思議と入ります。塩や醤油などは何も入れなくても美味しいのでそのままお召し上がり下さい。
この他、から揚げ、ヒレを炙ってお酒に入れたヒレ酒もありますので存分にふぐを堪能下さい。
写真:しの
地図を見る民宿が初めての方は「どんなお部屋かな」と思われるかも知れませんが、お部屋は旅館とほとんど同じです。
シンプルな和室スタイルで部屋の真ん中にちゃぶ台とその上にお茶セット、寝る時はちゃぶ台を隅に寄せて布団を敷くスタイルです。
正直食べきれないほどの量のふぐをおなかがいっぱいになるまで食べた後はもう動くこともままならず、「このまま寝てしまいたい」と思う方には和室はうってつけ。
ごろんと転がってしまいましょう!
写真:しの
地図を見る朝食は「ザ・旅館の朝食」です。
ご飯、お味噌汁、野菜の小鉢、干物、卵とのり、香の物などです。
お味噌汁の中にも美味しいお魚、干物も地元産の美味しい干物。ここが海辺にあって、新鮮な魚介類が豊富なことを感謝すること間違いなし。
写真:しの
地図を見る藤乃屋の前は海なので、早朝から釣りをする方などもいます。
また定置網漁の見学も可能(有料)なので、ご興味のある方は事前にお宿のご主人に相談してみましょう。
若狭湾ならではのお魚があがるところをみる絶好の機会です。
今回は冬に旬を迎えるふぐについてご紹介致しましたが、色んなお魚の舟盛などの要望にこたえてくれる場合もありますので、四季折々の美味しいお魚に出会えるので何度訪れても満足・まんぷく間違いなし。
若狭地方は舞鶴若狭道が開通したこともあり、アクセスも随分よくなりました。「一度はてっさをたらふく食べたい」夢を叶えに若狭へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
また食べ物だけでなく三方五湖を代表とする景勝地もありますのでお忘れなく!
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(2024/3/18更新)
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