京都の繁華街・四条通の北に位置する三条通。明治〜大正時代の歴史的洋風建築が並び、京都の「洋」の一面を感じながら散策するのにぴったりのエリアです。
この三条通にオープンしたのが、ジャン=ポール・エヴァン京都店。数々の賞を受賞したショコラティエであるエヴァン氏が手掛ける、日本初の路面店です。京都を選んだ理由は、国際観光都市で歩きやすい街、高い建物がなく景観を重視、食へのこだわりといったパリとの共通点から。コンセプトは「ア ラ パリジェンヌ(パリらしさ)」。"京都にあるパリ"を楽しんでもらいたい、といった願いが込められています。
外観はパリのカフェを思わせるような雰囲気。一歩足を踏み入れると、金色をメインとした明るい店内が広がります。
京都限定のケーキは4種類、いずれも新作です。
上の写真右端の丸いケーキは「ムース オ ショコラミソ」。白味噌風味のショコラムースが、ビターチョコレートで作られた器に入っています。約200年前の江戸時代創業の老舗・本田味噌本店の白味噌を使用し、ほのかな塩味が特徴。味噌を使ったマカロンも新作です。
さらに、約300年前に創業の一保堂茶舗の抹茶を使用したケーキやサブレ、ゆずを使ったケーキも登場。京都ならではの味わいが目白押しです。
スイーツだけでなく、限定パッケージも要注目です。
ジャン=ポール・エヴァンといえば、お馴染みの濃いベージュにブルーの文字というシンプルなデザインが特徴ですが、京都店限定パッケージがこちら。
赤いスクーターに乗る人物は、何とエヴァン氏本人がモデル。パリの街を赤いスクーターで走るという一面を持つエヴァン氏を、京都の街で再現。ユーモアのあるデザインとなっています。ショップ袋も、京都店のコンセプトカラーである金色が使われた限定デザイン。要チェックです。
店内は、温かいショコラドリンクの「ショコラ ショ」やカフェメニューが楽しめるイートインスペースも併設。アルコールも提供されています。
上の写真は、大人の雰囲気が漂うバーカウンター。他にソファー席とテラス席があり、いずれもパリを感じる明るく華やかな雰囲気となっています。
カフェメニューで特におすすめなのが、こちらの「キッシュ パリ-キョウト」。九条ねぎと絹ごし豆腐を使った、京都ならではの一品。中には滑らかな豆腐と九条ねぎがたっぷり入り、軽い食感となっています。
キッシュの上に添えられているのは、ロックフォールチーズ。このチーズはフランス南部のロックフォール村にある洞窟で熟成されたもので、ブルーチーズの代表格。イタリアのゴルゴンゾーラ、イギリスのスティルトンとともに「世界三大ブルーチーズ」と呼ばれています。ブルーチーズ独特のピリッとした刺激と塩気が、あっさりとしたキッシュのアクセントに。お酒と一緒に楽しむのもおすすめです。
白味噌や抹茶といった京都名物とパリの美食コラボが楽しめるのは、京都店ならでは。三条通を散策しながら、濃厚ショコラをお供に大人の"京都にあるパリ"を感じてみてはいかがでしょうか。
店舗は、地下鉄烏丸御池駅・京都市役所前駅から徒歩約5分。三条通沿いの静かな一角にあります。営業時間は10時〜20時(ラストオーダー19時半)、不定休です。
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