写真:LUI
地図を見るランス(Reims)はパリから電車で約50分のシャンパーニュ地方にある町です。特にシャンパンの本場として知られる町で、多くのシャンパン愛好家を魅了する町でもあります。
ランス大聖堂(Notre-Dame de Reims) はランス駅から歩いて約15分ほどのところにある世界遺産に登録されている教会です。
ステンドグラスの見どころは画家マルク・シャガールがデザインした3枚のステンドグラスです。絵画の世界観そのままの独特なタッチでデザインされていて、濃淡のついた青色のガラスは、光の当たり方によってその表情を変えていきます。
3枚の中央はアブラハムとキリスト、左はユダヤの王の系統図、右は善きソマリア人といった聖書の物語が描かれています。
写真:LUI
地図を見るサントシャペル(Saint chapelle)は、パリ(Paris)のシテ(Cite)島にある裁判所の中にある教会で、小さな教会ながら360度、空間のほとんどをステンドグラスで包まれているということで観光客に大人気の教会です。
コンパクトな空間を取り囲む一面のステンドグラスは、青を基調とした落ち着いたデザインで、その多くが聖書をモチーフにしています。
夜には教会コンサートも開催されていて、少し落ち着いた光を放つステンドグラスの青に包まれた、特別な空間で聞く音楽は、なかなか経験できない一味違った体験になります。
写真:LUI
地図を見るシャルトル大聖堂(Notre-Dame de Chartres)はパリから電車での約1時間のシャルトル(Chartres)の町にある世界遺産の大聖堂です。
その魅力は、シャルトルブルーと称される美しいブルーのステンドグラスの数々で、とくに青の聖母ともいわれる1180年に作られた「美しき絵ガラスの聖母」はとても人気があります。
ほかにも「エッサイの樹」といわれるイエスキリストがダビデ王の家系から現れ、磔刑にされ、復活したことを描いたステンドグラスや南北のバラ窓も見どころです。
写真:LUI
地図を見るサンテティエンヌ大聖堂(St-etienne)はパリから電車で約2時間のロワール地方、ブールジュ(Bourges)の町にあります。日本ではまだまだ知名度の低い教会ですが、世界遺産にも登録されていて、フランスゴシックの代表作ともいえる由緒ある教会です。
内陣を囲むステンドグラスは、そのほとんどが13世紀からのオリジナルで、一面にアンティークならではの色みが広がるステンドグラスの景色は、他ではめったに味わうことができません。
これらのステンドグラス一つ一つに描かれているモチーフは聖書の物語が中心で、ステンドグラスは文字の読めない人のための聖書という役割を持ったというルーツを見て感じられるようなデザインです。
これらは紙芝居の絵にも似た雰囲気の、かわいらしさの残った描かれ方で、聖書の内容を知っていなくても、単純にそのデザインだけで楽しむことができます。
写真:LUI
地図を見るストラスブール大聖堂(Notre-Dame de Strasbourg)はパリから電車で約2時間半の世界遺産の街ストラスブール(Strasbourg)にある、街の世界遺産を構成する教会です。
ストラスブール大聖堂は、内部の全長は約100mに及ぶ巨大な教会ですが、その壁面の窓の数も多く、ほとんどがステンドグラスという圧巻のスケールです。さらに目線レベルで広がるので、視野一面にステンドグラスが広がる圧倒的な光の景色が、感動を与えてくれます。
他にも青が中心のステンドグラスが他の教会には多いなか、バラ窓には珍しく黄色の配色が目立つものなど、暖色のステンドグラスが多めに配されています。
フランスには、ステンドグラスを観るだけでも価値のある教会がたくさんあります。紹介した以外にもパリのノートルダム大聖堂やコクトーがデザインしたステンドグラスのあるメッスのサンテチエンヌ大聖堂、ジャンヌダルクをモチーフとしたルーアンのルーアン大聖堂もあります。
ぜひ、フランスに光の芸術、ステンドグラスを見に行きましょう!
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(2024/3/29更新)
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