写真：野口 まさゆき
地図を見るJR水郡線の上小川駅から北東に向かって約500ｍ、ここに立派な門構えのお屋敷があります。通用門から入ると広い庭の正面に大屋根の母屋と白い壁の蔵が見えてきます。
母屋は江戸時代の庄屋の建物で、明治の火災の後に建て直され築150年の歴史があります。今は宮田家の方は住んでいませんが、大子町の民間団体によって運営されています。スタッフの方のお話では、大きな建物と広い庭の維持管理はとても大変だとか。しかし、その尽力によって地域の活性化に役立てられているんです。
写真：野口 まさゆき
地図を見る建物に入ると今では懐かしい土間と囲炉裏部屋が出迎えてくれます。靴を脱いで家の中に上がりましょう。そこは重厚な柱や天井で囲まれた客間です。雰囲気に合った家具も置かれ、心が落ち着くカフェスペースとなっています。縁側や、当時は来客時以外は使われなかった玄関も解放され、緑いっぱいの景色と心地よい風が流れ込んできます。
さらに奥のお座敷はギャラリースペース。ここでは期間限定のイベントが開催されます。
カフェとギャラリーは季節毎に期間を設定してオープンされます。夏にはビヤガーデンも！事前に営業期間や時間を確認して訪れてみてください。入場は無料です。駐車場もあるので車でも便利ですよ。
写真：野口 まさゆき
地図を見る常陸大子駅から昔ながらの雰囲気の商店街を歩いて約5分、木造の古民家が現れます。築100年以上、元呉服屋の建物を改修し平成25年5月にカフェとしてオープン。家具や柱時計も当時のものを残しています。古さとモダンさを兼ね備えた大正ロマンの佇まいです。
中に入ると意外と広い店内は、テーブル席と窓側のカウンター席。地元の特産品や工芸品、雑貨などが並ぶショップや書籍コーナーもあります。雑誌などは自由に読むことができますよ。
写真：野口 まさゆき
地図を見る食事はどれもが地元の食材の野菜や玄米、奥久慈リンゴや紅茶を使っています。リンゴの焼き菓子「夢見るりんご」が人気！その他にもアップルパイ、ショコラケーキ、パフェなど。食事メニューも豊富で、個性的なカレーやオムハヤライスにパスタなどなど。
古い柱時計は11時55分で止まったまま。もうすぐでお昼休みだと誰もがウキウキする時間ですね。時を忘れて至福の時間を過ごせそうです。
写真：野口 まさゆき
地図を見る大子町では過疎化によって廃校となった小学校を大切に保存し、地域活性化に活用しています。歴史ある木造校舎の雰囲気は映画やテレビドラマ、ＣⅯでロケ地として人気なんです。ＮＨＫの朝のドラマにも何度も登場していますよ。
旧初原小学校は大子駅から国道461号、県道205号で北東に車で約10分。明治6年創立で現存の校舎は昭和17年に完成したものです。白い外観の校舎と、森の緑、空の青とのコントラストが美しいです！今でも「初原ぼっちの学校」として子供たちの教育活動で活用されています。
この近くには、明治44年築という旧上岡小学校、「大子おやき学校」として活用されている旧槙野地小学校もあります。どこも卒業生を中心とした地元の人々の熱意と努力で地域の元気づくりに貢献しています。
ご紹介した建物は開館期間や営業時間などを事前にホームページなどで確認してください。
大子町は周りを山に囲まれ、新緑や紅葉など四季の美しさは茨城県でも随一です。田植えや稲刈りの時期の田んぼが広がる風景は、まさに日本の原風景！リンゴや大豆、蕎麦などの特産品も豊富です。
「のどかな里山を散策しながら、歴史あるレトロ建築を鑑賞する」
こんな贅沢で心落ち着く時間を過ごしてみませんか！？
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(2024/5/15更新)
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