限定品にクックラボ!旭川「き花の杜」はファン垂涎のコンセプトショップ

限定品にクックラボ!旭川「き花の杜」はファン垂涎のコンセプトショップ

更新日:2016/11/02 13:25

一番ヶ瀬 絵梨子のプロフィール写真 一番ヶ瀬 絵梨子 コムラード・オブ・チーズ
近年、北海道土産として人気と注目度が急上昇しているのが、旭川に本店を構える壺屋総本店の「き花」。新顔だと思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、実は昭和4年(1929年)創業の老舗で、「き花」は昭和57年(1982年)に販売された30年来のロングセラー商品です。そんな壺屋総本店が2014年、「き花の杜」をオープンさせました。限定品があるだけでなく工場見学もできるので、ファン注目のスポットです。

地元旭川に根づく「き花の杜」は、お菓子だけじゃない

地元旭川に根づく「き花の杜」は、お菓子だけじゃない

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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「き花の杜」が誕生したのは、2014年6月。壺屋総本店のコンセプトショップという位置づけですが、ここにあるのはお菓子だけではありません。旭川のフラワーデザイナーの商品も置かれたフラワーショップ、旭川の木工クラフトや地元作家の陶芸品を集めたセレクトショップ、旭川の地酒、旭川農業高校の生徒さんたちとコラボして整備を進めるスイートガーデンなど、「旭川のコンセプトショップ」と言っても過言ではない場所です。

「き花の杜」の建物は、北海道産のナラ材がふんだんに使われた吹き抜け構造の2階建てで、日あたり良好で開放的な雰囲気。建物の設計を担当された宮澤一彦氏は、新国立競技場を手掛ける予定の隈研吾氏が主宰する建築事務所で設計室長を務めている方でもあります。また、設計にあたっては隈研吾氏も図面チェックに関わられたとのこと。建築に興味がある方は建物もじっくり見学してみてください。

ココでしか買えない!「き花の杜」限定品は、レアなお土産

ココでしか買えない!「き花の杜」限定品は、レアなお土産

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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「き花の杜」には、昭和8年(1933年)の発売以来変わらぬ製法を守っている「壺もなか」、焼きたての「窯出しアップルパイ」、道外では見かけない上生菓子や生ケーキなど、心惹かれるお菓子がたくさん並んでいます。

数あるなかでお土産を厳選するなら、やはり「き花の杜」限定品ということになるでしょうか。限定品は、お饅頭とパンをコラボさせたようなモチモチ食感の「3時のパン」、水を一切使わず、旭川の銘酒「大雪乃蔵」で皮をつくった平べったい「地酒ひらまんじゅう」、北海道産小麦粉「きたほなみ」など北海道産の食材をたっぷり使ったパウンドケーキ「えん」。はっきりわかるように陳列されているので探しやすいですよ。

また、壺屋総本店は他メーカーや異業種とのコラボにも積極的です。他社と連携して発足した「道北スイーツ倶楽部」の「七宝の菓」シリーズや、旭川のしょうゆブランド「キッコーニホン」とコラボした「生しょうゆパイ」、東京農業大学(網走オホーツクキャンパス)とコラボした「大根おどり」など、空港や駅のお土産屋さんではなかなかお目にかかれないお土産も要チェックです。

※「大根おどり」は東京農大売店等で販売中ですが、壺屋全店で取り寄せが可能です。

「CAFE文欒」で、緑を眺めながらくつろぎタイムを

「CAFE文欒」で、緑を眺めながらくつろぎタイムを

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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「き花の杜」には、イートインできる「CAFE文欒(ぶんらん)」があります。パフェやあんみつ、ぜんざいといった和洋のスイーツだけでなく、パスタやピザなどのフードメニューもあるのでランチ利用も可能です。季節によってメニューは変わるので、リピーターでも飽きることがありません。

旭川の老舗喫茶店「珈琲亭ちろる」監修の「文欒ブレンド」をいただきながら、広い庭を眺めてくつろぐ時間は格別。雑誌や絵本も用意されているので、カフェを利用するなら時間に余裕を持って訪ねるようにしてください。一方、時間のない方でも「絹の杜ソフト」やドリンクのテイクアウトが可能です。

また、「き花の杜」で行われる周年祭や工場祭では、通常の3〜4倍はありそうなBIGパフェや自由にトッピングできる夢ソフトなどの限定メニューが登場することもあります。タイミングが合えばラッキーですね。

「き花」はこうして作られる!必見のき花ファクトリー

「き花」はこうして作られる!必見のき花ファクトリー

写真:一番ヶ瀬 絵梨子

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「き花の杜」には、製造過程を見学できる「き花ファクトリー」があります。「き花の杜」のオープンと合わせて新設されたこちらの工場では、1日最大9万枚の「き花」がつくられているので、見応えがありますよ。※見学可能時間は、9:30〜12:30と13:30〜15:30。

「き花の杜」では、全種類の「き花」を取り扱っているのはもちろん、他店舗に先駆けて新商品の販売も始まります。2016年秋の新商品は「き花」の焦がしキャラメル味。これは2016年4月に行われた新作の味の人気投票「Asahikawa KiBana総選挙」で、瀬戸内レモン味やエスプレッソ味を押さえて見事1位に輝いた味なので、貴重なお土産にもなります。

ところで「き花」とは、旭川に赴任していた戦前の軍人が短歌のなかで使った、ダイヤモンドダストを意味する造語(短歌では「霧華(きばな)」)。「手間が掛かっても、凝ったお菓子を作ろう」という新商品開発のなかで、この言葉が重要なヒントになったのだそうです。由来を知り、さらにひとつひとつ丁寧につくられる様子を見れば、「き花」をより大切に味わえそうですね。

少人数でも体験OK!「き花の杜」のクックラボ

少人数でも体験OK!「き花の杜」のクックラボ

提供元:壺屋総本店

https://www.tsuboya.net/

工場見学をしたら、やはり「つくってみたい」という気持ちも芽生えてきますよね。そんな方のために「き花の杜」では「き花作り」ができます。※写真は「大きなき花作り」
・き花作り(通常サイズ)…予約は10名以上で1週間前まで。お絵かきなし350円、お絵かきあり500円(税込)
・大きなき花作り…予約は3〜6名で1週間前まで。ドリンク付きで1,350円(税込)

なお、月1回程度開催される「き花作り体験教室(通常サイズ)」の場合は、1名でも予約が可能です。また、「き花作り」以外にも、お菓子作りやクラフト体験など各種スクールが数多く開催されていますので、旅行の予定が決まったらお店に問い合わせてみてください。

さらに「き花の杜」では、オリジナルのデコレーションケーキをつくることもできます。
・15センチ…4,320円(税込)
・18センチ…5,000円(税込)
※対象は小学生以上(3年生までは保護者同伴)、予約は4日前まで。

こちらは1名からでも予約できますので、お子さんのお誕生日や記念日に旭山動物園へ、といった旅行を計画されているご家族にぴったりの体験ですね。

※料金はすべて2016年11月現在

「き花の杜」で、おいしく心に残るお菓子をいただこう

おいしいお菓子を食べると、誰しも幸せな気持ちになりますよね。壺屋総本店のモットーは、おいしさを追究する「美味求心」と心に残るサービスを提供する「余情残心」。食べて、見て、体験して。「き花の杜」で、創業以来受け継がれる壺屋総本店の心に直に触れてみてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/01 訪問

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