写真:岡本 大樹
地図を見る徳島で有名な紅葉の名所といえば、剣山(つるぎさん)や大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)など徳島県西部の名前が挙がることが多いのですが、かなりの山奥でもあることからアクセスが良いとは言えません。
ですが、今回ご紹介する丈六寺(じょうろくじ)であれば徳島市内にあるので、旅程に組み込みやすい位置であり、また県外の人にはほとんど知られていない地元の小さなお寺であるため、紅葉の時期であっても人の少ない穴場スポットと言えます。
写真:岡本 大樹
地図を見る穴場と言っても紅葉時期の丈六寺はとても美しい景色に包まれていますので、ご心配なく。
この写真は一の門から二の門にかけての入口にあたる場所ですが、色づくモミジが並んでいるので、ここを歩くだけでもかなり秋を感じることができます。
写真:岡本 大樹
地図を見る丈六寺が最も美しくなるのは桜や紅葉の時期ですが、文化財としての価値も高い丈六寺。写真の三門やその奥にある本堂・観音堂などは国の重要文化財に指定されており、三門は徳島県で最古の建造物として知られています。
写真:岡本 大樹
地図を見るまた、本堂や観音堂の中にはこちらも重要文化財に指定されている聖観音坐像(せいかんのんざぞう)を始め様々な文化財が収められていることから、「阿波の法隆寺」と呼ばれることもあります。
特別公開時しか拝めないものも多いですが、三門や本堂などの外観は入場料もなく見ることができるので、ぜひ紅葉と一緒に楽しんでください。
写真:岡本 大樹
地図を見る丈六寺はかなり小さいので30分もあれば見てまわるには充分ですが、紅葉を鑑賞できるポイントはいくつかあります。その中でも、最もオススメなのは三門の前にある休憩所付近に広がる一面の紅葉です。
ほとんどがモミジですが、場所によって日当たりが少しずつ違うことにより色づきに差が生まれ、グラデーションになっているのでかなり見ごたえのある景色を造りだしています。
写真:岡本 大樹
地図を見る休憩所のすぐそばには小川も流れていて、鯉が泳いでいるのでそちらを楽しみながらゆっくりと紅葉に囲まれる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。また、水面に映った紅葉もきれいなので、ぜひ上から覗き込んでみてくださいね。
写真:岡本 大樹
地図を見るさらに三門前では頭上にも注目してください。グラデーションは頭上にも広がっています。ここは気づかずに通り過ぎてしまう方が多いポイントなのですが、ぜひ一度立ち止まってゆっくりと楽しんでみてください。
低めの位置はほとんどモミジで埋め尽くされていて、薄い黄色やオレンジですが、高い所には常緑樹もあるので、さらに多くの色が眼前をいっぱいにしてくれますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見る丈六寺は徳島市の南部に位置しています。近くに駅がないので、車での訪問がオススメです。無料の駐車場も用意されているので、ご安心ください。
また便数は少ないですが、JR徳島駅からバスを利用する方法もあります。その場合は「丈六寺南」行きで終点まで行くか、「八多・五滝・大久保」行きのバスに乗って「丈六北」で降りるかの二つ。どちらも所要時間は30分程でバス停からは徒歩5分ほどで丈六寺まで行くことができます。
写真:岡本 大樹
地図を見るただ、JR徳島駅―丈六寺南間は1〜2時間に1本、JR徳島駅―丈六北間を通るバスも1時間に1本と便数がかなり少ないので、訪問時には帰りのバスの時間をチェックしておきましょう。(下記MEMO欄に時刻表のページリンクがありますのでご参考ください。)
写真:岡本 大樹
地図を見る丈六寺は普段は人があまりいないお寺ですが、紅葉時期の景色は目を瞠るものがあります。それでもそこまで人が溢れるといったことはなく、地元の人が散歩がてら訪れるといった場所です。
徳島で紅葉の名所として有名なのは西部の山の方になりますが、丈六寺は徳島市内なので、車があればすぐに行けるというのも大きな魅力です。ぜひ徳島の穴場紅葉名所で秋を楽しんでみてください。
また丈六寺の紅葉の見ごろは例年11月中旬〜下旬頃であることが多いですが、寒くなるのが遅い年では12月に見頃がピークを迎えるということもあるので、訪問の際は現地の情報をチェックしてみてくださいね。
住所:徳島県徳島市丈六町丈領32
電話番号:088-645-0334
アクセス:
(車)徳島駅から約20分
(バス)徳島駅から「丈六寺南」か「丈六北」まで約30分、バス停から徒歩約5分
例年の紅葉見頃:11月中旬〜12月上旬
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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