提供元:宿毛市観光協会
http://www.sukumo-darumayuhi.jp/高知県最西端に位置する宿毛市はだるま夕日が見られる町として有名で、日本の夕陽百選にも選ばれています。
だるま夕日とは冷え込みが厳しくなる11月の終わり頃から2月中旬にかけての、冬のかなり寒い晴れた日だけに見られる太陽の蜃気楼現象です。空気が冷え込み海水面から水蒸気が上ってくるようになると、水蒸気の中を通る太陽の光が屈折してもう一つの太陽を海面上に映し出します。まるで2つの太陽がつながりダルマさんのように見えるのでそう呼ばれており、年間を通して10日程度しか現れず、滅多に見られないことから「幸運の夕日」とも言われています。
写真:林 ぶんこ
地図を見る見たら幸運が訪れる、と言われているありがたいだるま夕日。ベストショットを狙うなら大島の先にある咸陽島(かんようとう)公園が、遮るものがなく宿毛湾全体をを見渡せるロケーションでおすすめです。他には道の駅すくもサニーサイドパーク、片島港、池島港など。時期によって沈む位置が変わってきますので、その日の夕日が沈む時刻と方角を宿毛市商工観課に問い合わせてから夕日ウォッチングに出かけましょう。宿毛市のホームページにはだるま夕日の時刻表も載っています。
写真は道の駅サニーサイドパークからの夕日。まだ暖かい11月の初めに撮ったものなので、だるま夕日の季節ではありませんが、この時期のサニーサイドパークからの夕日は大島にかかってしまい、水平線に沈む様子を見ることは出来ません。
きれいなだるま夕日になるのは年間を通してわずか10日程度と、宿毛に住んでいる人でも滅多に見ることができないものです。が、だるま夕日にならなくても宿毛湾に沈む夕日は美しく、心が癒されます。
写真:林 ぶんこ
地図を見る昔、西日本の村では男子は14,5歳になると若衆組と呼ばれる組織に入り、一人前の立派な成人男子となるべくノウハウを集団生活をしながら学びました。その若衆たちが寝泊まりしていた建物のことを若衆宿と言い、各地に多数ありました。が、風紀を乱すとの理由から徐々に姿を消し、今では宿毛市に残るたった4軒だけとなりました。
国の重要有形文化財「浜田の泊り屋」は幕末〜明治の築とされ、四隅の栗の根付き自然木の通し柱の上に4畳半の部屋があります。通し柱は床下までは自然木の丸太のままで、部屋の内部では建具に合わせて角柱へと削られた面白い造りになっています。昭和30年頃までは現役で使われていたそうで、床下には若衆たちが力比べをしていた大きな石が数個置かれています。
道の駅サニーサイドパークにはこの泊り屋のレプリカが建てられており、上にのぼって風景を楽しんだり一休みしたり、泊り屋の内部を体験出来るようになっています。
写真:林 ぶんこ
地図を見る緑の木々が美しい高知県最後の札所第39番、赤亀山寺山院延光寺。赤亀山というのはその昔に寺の池にいた赤亀が姿を消し、やがて梵鐘を背負って戻っていたという伝説に由来しており、境内には梵鐘を背負った亀の像が弘法大師像の前に置かれています。実際、延光寺には延喜11年(911年)の銘がある古い梵鐘が残されており、国の重要文化財に指定されています。
また、水不足で困っている時に弘法大師がこの地を訪れ、錫杖で地面を突いて霊泉を湧き出させたと云われており、これが境内にある「眼洗い井戸」です。眼病にご利益があるとされ、お遍路さんだけでなく一般の方もお参りに来られています。
ご本尊は、安産と厄除けを祈願して彫られた薬師如来像です。
写真:林 ぶんこ
地図を見る古代から海の秘宝として珍重されてきた宝石サンゴ。育つまではかなりの年月を要します。例えば竜宮城の背景に出てくるような枝状の立派なものは、育つまでに数百年。写真のストラップのような直径2ミリほどの小さな枝に育つにも20年はかかります。その希少性からサンゴは古代ローマの時代から、世界中で厄除けやお守りを兼ねるアクセサリーとしても珍重されてきました。
真珠と違って養殖ができないので、捕獲数が厳重に管理されている宝石サンゴ。近年の温暖化や乱獲などで数がだいぶ減っており、ますますその希少性は高まっています。
また沖縄のイメージが強いサンゴですが、実は国内の宝石サンゴの半分以上は高知産なのです。足摺岬や室戸岬の周辺で宝石サンゴの原木の6割以上が水揚げされています。産地だけあって宿毛市内ではサンゴがとってもリーズナブルなお値段で売られています。写真のようなストラップなら3〜4個で1000円。みなさんに配れますね!また、自分だけのオリジナルのアクセサリー作りを体験させてくれるショップもあります。
宿毛は四国の南西部に位置し、本州から一番遠い四国とされています。ですが、その分ダイナミックな自然や珍しい光景が広がっています。交通機関を乗り継ぎ、はるばる到着した暁には旅情気分をたっぷり味わえます。
また、太平洋の黒潮と豊後水道がぶつかる宿毛周辺の海は千種類もの海の生物が住んでいる豊かな漁場となっており、特筆すべき海の青さです。宿泊にはその美しい宿毛の海を部屋からもお風呂からも楽しめる、2016年6月にリニューアルオープンしたばかりの「宿毛リゾート椰子の湯」がおすすめですよ。
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(2024/3/29更新)
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