「巨大迷路パラディアム」は、入口と出口にタイムレコーダーが設置されています。受付後にもらえる入場券がタイムカードとなっており、スタートとゴールタイムを印字できる仕組みです。20分以内にクリアすると景品として飲み物がもらえるサービスがありますが、一般的な平均時間は40分。小学校高学年以上ならタイムトライアルに燃えることでより満喫度が上がりますが、小さい子連れはスピードは二の次。タイムに囚われるよりお散歩感覚で入る方が、プレッシャーなく楽しむことができますよ。
入場券はスタンプラリーの台紙にもなっています。広い迷路内には四つの塔が立っており、そこがチェックポイント。1か所につき1文字のスタンプが用意されていて、全部で「き」「ぬ」「が」「わ」の4文字。全て集めてからゴールするのが基本のルールです。小さな子どもは似た道をさ迷い歩いてばかりいると飽きてしまいがちですが、スタンプを押すのが迷路時間の良いアクセントに。チェックポイントを見つけると元気復活!喜んでスタンプを押しに行くこと間違いなしですよ。
広さ50メートル×70メートルというビッグスケールの迷路ですが、ただ巨大なだけではなく中身もけっこう複雑。迷路の塀は木製で高さは約2メートル、似たような通路が続くので、中に入ると大人でも方向感覚を失ってしまう感じです。ところどころに設けられた立体型の橋も曲者!「橋」としては一つなのに進路が分かれていたり、時にはその下をくぐり抜けて方向を整えるなど、「巨大迷路パラディアム」を攻略するひとつのターニングポイントでもあります。
ひとたび迷路に身を埋めてしまうとなかなか思う方向に進めないこの迷路ですが、それが闘争心を盛り上げてくれる要素になっていて面白い。チェックポイントの塔を目標に近づき、一瞬「よし!着いた!」と喜ばせておきつつも実は行き止まり!そんなぬか喜びをするシチュエーションが必ずあるはずですよ。また行き止まりの壁数か所に、独特なタッチの絵が貼ってあるのでそれもある意味見所のひとつです(笑)
時間がかかり過ぎると子どもの気力体力が消耗してしまうので、困った時にはチェックポイントの塔や橋の上から迷路を見降ろすのがコツ。特に塔はより高い位置からルートチェックができるので、チェックポイントに到達した際は階段を上ってみてはいかが。なお、途中で退出できる「リタイヤ口」もあるので心配しないで遊んでくださいね。
そう簡単には脱出できない木の要塞「巨大迷路パラディアム」。所要時間の平均が40分ですが、中には1時間30分近く迷子になっている人もいます。スタート前のトイレは鉄則で、仮に子どもが「行きたくない」と言っても、迷路内にトイレはないので連れて行っておくと安心ですよ。ただし和式の仮設便所なので、できれば現地に向かう前に済ませておくのがお勧めです。
持ち物や装備も、最低40分は歩き続けることを踏まえて準備するとスムーズです。季節にもよりますが、動きやすい服装やスニーカー、帽子やタオルに日焼け止め、水筒など飲み物も必須です。子どもが小さければ、途中で歩かなくなってしまうことを想定して、リュック内におんぶひもを忍ばせておくのも便利ですよ。
日光・鬼怒川で家族連れに人気の観光スポットは、江戸時代の空間が広がる「日光江戸村」と、世界遺産などが25分の1に縮小された「東武ワールドスクウェア」。どちらかに絞り込む人もいれば、1泊を挟んで両方訪れる人もいますよね。今回紹介した「巨大迷路パラディアム」は、「東武ワールドスクウェア」からは車で約7分の距離で、「日光江戸村」に関してはなんと目の前!滞在時間を約1時間〜1時間半と見積もっても、所要時間と立地条件から旅行内のスケジュールに組み込むことが可能な範囲です。
しかも「東武ワールドスクウェア」は、11月上旬よりイルミネーションがスタートするので、開催期間中なら「東武ワールドスクウェア」を夕方以降に譲るプランも立てられるわけです。「せっかく家族で日光・鬼怒川に行くのなら、遊べるスポットは行きつくしたい!」。そんなタイプは、「巨大迷路パラディアム」は見逃したら絶対損!上手にスケジュール調整して鬼怒川を大満喫してくださいね。
※駐車場代は別途有料
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(2024/4/20更新)
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