写真の通り、ローテンブルクには、中世時代のドイツの街並みが見事に残っています。なぜローテンブルクは、中世の街並みが残ることができたのでしょうか。
ローテンブルク・オプ・デア・タウバーは、タウバー川沿岸に位置することを示す地名。16世紀までは、交通の要所かつ政治的にも力が大きく街は栄えていました。
しかし、17世紀に勃発した三十年戦争では戦地が近かったことから市政に多大な負担がかかり、またその後疫病が大流行し人口が大激減することに。繁栄していた16世紀までとは打って変わって、暗黒の時代に突入しました。
その暗黒の時代が250年間続いたことから、街は中世の姿をとどめ続け、今の姿にいたっています。少し歴史が違っていたら、今のローテンブルクの中世の街並みは残っていなかった可能性があるということなのです。そう思うと、歴史の重みを感じますよね。
ローテンブルクの旧市街は、市壁で囲われています。長さ2.4km、高さ600mの壁を、歩くことができます。壁を歩くと、ローテンブルクの街並みを楽しみながら、ぐるっと一周ローテンブルクの街を見て回ることができます。
壁には、数多くの記念碑が埋め込まれているのを目にすることができるはずです。中には、日本の企業や個人名のものもあります。
この記念碑に刻まれているのは、ローテンブルクの街が第二次世界大戦時に半壊した際に、再建のための寄付をした方々。多くの人の支えがあって、今も魅力的で多くの人を惹きつける街であるローテンブルクが成り立っているのです。
ローテンブルクが可愛いのは、街並みだけではありません。ドイツといえば、クリスマスの時期のクリスマスマーケットが有名ですが、ローテンブルクには、年中クリスマスマーケット気分を味わう事ができるお店があるのです。
このお店には、通常クリスマスの時期にしかお目見えすることがない、可愛いグッズが盛りだくさん。店内には至るところに、クリスマスのデコレーションが施されており、見とれてしまいます。可愛いクリスマス飾りを購入することもできますよ。
ドイツのガイドブックを見ると、必ずと言っていいほど目に入る写真があります。それは、ローテンブルクのプレーンラインの写真。プレーンラインとはドイツ語で「小さな広場」という意味。ここは、写真スポットとして、常に観光客で賑わっています。
写真をご覧になっていただければお分かりになるように、可愛いローテンブルクの魅力がぎゅっと詰まった場所です。
ローテンブルクがドイツで最も可愛い街と言われる所以がおわかりいただけたのではないでしょうか。歴史をくぐり抜けて、中世の可愛い街並みを残すローテンブルク。ローテンブルクは、フランクフルトから電車で約2時間半、ミュンヘンからは電車で約4時間で行くことができます。ドイツ周遊の旅で、訪れてみてはいかがでしょう。
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