天満宮の総本宮 福岡の最強パワースポット「太宰府天満宮」

天満宮の総本宮 福岡の最強パワースポット「太宰府天満宮」

更新日:2017/12/27 11:24

福岡観光では外せない是非行って欲しい場所「太宰府天満宮」。天満宮の総本宮であり、学問の神様です。初詣や受験シーズンをピークに、学生をはじめ日本全国から参拝者が訪れる有数の神社として知られ、境内には様々な逸話もあります。人々の運を開き幸せを運ぶ天神様の守鳥の鷽(うそ)どりのおみくじは個性的。福岡の中心天神から電車で約30分で行ける、福岡の最強パワースポット「太宰府天満宮」をご紹介いたします。

年間700万人もの人が押し寄せる「太宰府天満宮」

年間700万人もの人が押し寄せる「太宰府天満宮」
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一流の学者・政治家・文人としてご活躍された菅原道真公を祀る神社で、「天神様」とは菅原道真公のこと。全国の「○○天満宮」「○○天神社」といった神社は全国に12,000社あると言われ、中でも御墓所がある太宰府天満宮は、道真の出身地である京都の北野天満宮と並んで「天神様」の総本山とされています。受験の願掛けと言えばここですが、学問のみならず、至誠・厄除け、そして文化にも精通した道真にちなんで芸術・芸事にもご利益があるとされています。

神社を訪れたら、まず手水舎でお清めをします。太宰府天満宮の手水鉢は一枚岩でできていて、約6メートル×約4メートル×約2メートルの大きさは日本最大級。宝満山の御影石を使った立派な鉢です。それから楼門をくぐって本殿へ。この楼門は本殿に向かって前から見ると二重門、裏から見ると一重門。一般的に楼門は前後左右対称につくられるので、非常にめずらしい造りです。

禊をしながら渡る朱色のアーチ三連橋や、ツヤツヤの「御神牛」

禊をしながら渡る朱色のアーチ三連橋や、ツヤツヤの「御神牛」
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「心」という文字を象った「心字池」にかかる太鼓橋、平橋、太鼓橋の三連橋。この三本の橋は手前から本殿へ向かって、過去、現在、未来を表し、この橋を渡ることによって参拝者が身を清められるといいます。

帰りに橋を渡ると、未来から過去に戻ってしまうので、縁起が悪いとされています。帰る時は橋を渡らないルートを選んでください。

菅原道真公は牛と縁があり、天満宮では牛が神の使いとされていて多く奉納されています。なぜ牛かと言いますと、そこには牛にまつわる菅原道真の一つ目の伝説が関係しています。

道真が亡くなったあと、門弟がその亡骸を牛車に載せて運び、この地で牛が伏せて動かなくなったことから、「これは道真公の御心によるものであろう」と埋葬されたことが、「太宰府天満宮」の始まりとなりました。御神牛は別名「撫で牛」とも呼ばれ、撫でた部分の病気がよくなる言われています。

境内には12頭の牛がいるのでどこにいるかさがしてみてください。

季節ごとに色が変わる「おみくじ」

季節ごとに色が変わる「おみくじ」
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1月1日〜3月31日は、梅の色で淡いピンクです。菅原公を慕って、都から一夜にして飛んできたと伝えられ、由来のある御神木の「飛梅」があることでも有名です。4月1日〜5月31日は、樟若葉の色、淡い黄緑色です。この時期、境内には樟(クスノキ)の若葉が茂ります。6月は、花菖蒲の色、紫です。7月1日〜8月31日は、夏らしい水色。9月は、稲穂の色で黄色です。

10月は、特別受験合格祈願大祭のイメージカラーで、濃い水色。
菅原道真公が、元慶元年(877年)10月18日に、33歳で学者として最高の位であった文章博士になられた事から、10月は特別な月とされています。11月1日〜12月31日は、紅葉の色で黄色、橙色、赤色の3色です。

この季節ごとに色が変わる「おみくじ」は、日本の伝統と先端技術を融合させた「日本らしさ」を持つ新しい日本の様式への試みとして評価され、平成18年に「新日本様式」100選に選ばれました。

個性的でカワイイ「鷽鳥(うそどり)みくじ」

個性的でカワイイ「鷽鳥(うそどり)みくじ」
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太宰府天満宮のおみくじのなかでも特にオススメなのが、「鷽鳥(うそどり)みくじ」(300円)です。
鷽鳥とは、天神さま(菅原道真)を守る鳥で、人々の運を開き幸せを運ぶと長く信じられています。

鷽鳥みくじは、可愛らしい鷽のイラストが描かれた筒状の木の中に、紙のおみくじが入っているという珍しいもの。筒の下からひもが出ており、そのひもを引っ張れば中のおみくじを取り出せます。

また、「鷽替え神事」という、迎春の特殊神事があります。境内にて木うそを手にした人々が「替えましょう 替えましょう」と呼び合いながら、木うそを互いに取り替えることで、一年間に知らずについた嘘を精算し、御神前で天神さまの誠心に変えて幸運を戴き、新しい気持ちで本年を過ごす為の神事です。

これを食べねば帰れない!焼きたての「梅ヶ枝餅」

これを食べねば帰れない!焼きたての「梅ヶ枝餅」
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表面はパリッと中はもっちり、優しい甘さの粒あんの入った「梅ヶ枝餅」は、太宰府名物です。(梅はシンボルなので、梅の味はしませんよ)参道にたくさんのお店があり、店頭で実演販売されていて焼きたてを食べられます。もちろんお土産にも。境内のお茶屋さんでもいただけます。

菅原道真の誕生日と命日にちなんだ「天神さまの日」毎月25日には、よもぎ味の梅ヶ枝餅が食べられます。

おわりに

「学問の神様」であると同時に、詩の才能に恵まれた道真は「文化・芸術の神様」としても古くから崇められていました。その縁もあり、今も様々なアーティストたちが作品を発表する「太宰府天満宮アートプログラム」が展開されています。
(開催日は関連MEMOのリンク先参照)

また、「太宰府天満宮」の周辺には、日本で4番目の国立博物館「九州国立博物館」があり、徒歩で5分で行けます。

福岡にお越しの際は、中心の天神から電車で約30分で行ける福岡の最強パワースポット「太宰府天満宮」でパワーチャージしてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/16 訪問

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