写真:麻生 のりこ
地図を見る名鉄蒲郡線・西浦駅から徒歩約5分。住宅地の中にある無量寺は、別名「ガン封じ寺」と呼ばれています。創建は古く平安時代にまで遡ることができ、ご本尊の西浦不動は難病封じにご利益があると言われています。
ガンといえば難病。「ガン封じ寺」は全国的にも数少ないため、愛知県内外を問わず参拝客が絶え間なく訪れています。
駐車場から本堂へ向かう参道に掛けられているのは、ガン封じの願かけ絵馬。30メートルを超す参道片側に、隙間なくびっしりと奉納されています。実はガン封じの願かけ絵馬は、ここ以外にも掛けられている場所があります。
写真:麻生 のりこ
地図を見る本堂手前向かって右側にある「ガン封じ堂」にも、願かけ絵馬が多数奉納されています。お堂の内側も外側も奉納された絵馬でびっしり! 人々のこの寺院に対する願いのパワーに圧倒されるでしょう。
ガン封じの願かけ絵馬は本堂手前、向かって左側にあります。この絵馬に描かれている人の形をしたイラストに、自分が治したいガンの部位を丸く囲み住所氏名や年齢を、裏面には願いごとを書いて本堂内左手にある受付へ。
ガン予防として絵馬を奉納したい方は、人形のお腹あたりに「全身」と書いてくださいね。絵馬は1枚500円(2016年9月現在)で祈願奉納できます。
写真:麻生 のりこ
地図を見る無量寺の外観はごく普通の寺院です。本堂での参拝後は、本堂地下にある「千仏洞めぐり」がお勧め。
これは中国の敦煌などにある石窟寺院を模倣したもので、ロウソクが灯す薄暗い洞内を歩き、壁面に配置されている千体におよぶ石仏やガンダーラ仏、大日如来像などを参拝します。
入場無料なので、時間のある方は「千仏洞めぐり」を体験してはいかがでしょうか。洞内には「痔病封じ仏」や「中気封じ仏」もありますよ(中気…脳卒中のこと)。
また住職によるガン予防のユニークな法話も大好評。法話の時間は10分間ほどで毎日随時無料で行われています。時間が合えばこちらもどうぞ。
写真:麻生 のりこ
地図を見る駐車場からも見え、本堂手間にある身代わり不動の奥に聳えているのは、中国西安にある三蔵法師ゆかりの大雁塔を復元した日本大雁塔。本物を3分の1に縮小したもので高さ20メートルです。
残念ながら中には入れませんが、千仏洞めぐりや日本大雁塔など日本離れした光景ですね。
写真:麻生 のりこ
地図を見る山門付近には幹が途中から二股に分かれている楠の大木があります。これは蒲郡市の天然記念物に指定されている「無量寺の大クス」です。この大クスの脇に密かな人気スポットが。それは「ぼけ封じ仏」。
車で訪れた方も西浦駅から徒歩で来られた方も、帰途に就く前にお参りする方が多いようです。ご利益に期待大ですね。このほかにも境内ではミニ八十八ヶ所霊場めぐりなどが体験できます。
現代の日本では死因の約3割がガン(悪性新生物)によるもの。「早期発見早期治療をすれば治る」とも言われていますが、病気になったら神仏にすがりたい気持ちは今も昔も変わらないでしょう。
無量寺ではガン封じ以外にも、本堂内で千仏洞めぐりをすると「痔病封じ仏」や「中気封じ仏」などにもお参りできます。まさに難病封じと言えましょう。なお、ご祈祷は8:00から17:00の間で毎日行っています。
住所:愛知県蒲郡市西浦町日中30
電話番号:0533-57-3865
アクセス:名鉄蒲郡線「西浦」駅から徒歩約5分(要所要所に案内板あり)
拝観時間:8:00〜17:00
駐車場:あり
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/28更新)
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