写真:旅人間
地図を見るタイ北部の街チェンマイは、自然豊かな山々に囲まれた「北方のバラ」とも称されるタイ第2の都市。そんなチェンマイの街からは山の山頂付近に建つ寺院ワット・プラ・タート・ドーイステープが良く見えます。この山頂にある寺院への交通手段はタクシーのように利用できるソンテオを利用して行くと便利でチェンマイ市街から約40分で行く事が出来ます。
山頂に到着し石段を少し登ると、その両端には龍とも蛇とも見て取れる迫力ある蛇神ナーガが待ち構えています。龍の頭を持つ蛇であったり、頭が7つある姿など様々な容姿を持ち、この界隈の寺院には必ずと言って良いほどナーガが存在していますが、このドーイステープほど迫力あるものは他にないでしょう。
この大迫力の蛇神ナーガは、300段以上ある石段の両端を上から下まで囲うように対になっているので、この石段を歩く時は蛇神に導かれたような、逃げ道を塞がれたような錯覚を感じます。山門から寺まではケーブルカーがあり、石段を登らずに行く事も出来ますが、これほどインパクトある階段は無理してでも歩いておきたい。
このワット・プラ・タート・ドイ・ステープ(Wat Prathat Doi Suthep)は、ワットはタイ語で寺院、ドイは山を表し、ステープ山の頂上に建つドイステープ寺院と呼ばれ親しまれ、チェンマイのクーナ王統治時代の1383年に建てられたと言われています。クーナ王が仏陀の遺骨を安置する場所を探すため白い象に乗せ歩くと、このステープ山に登り3度鳴いて3度回って座り込んだ事から、この地に決まったと言う伝説が残っています。
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地図を見る長い石段を登り切るとワット・プラ・タート・ドーイステープは目の前です。入り口前には日本で言う狛犬の獅子が両脇に立ち、その後ろにはヤックと呼ばれる夜叉が門番を務めています。ヤックはインド神話における鬼神の総称とも言われ、一般的には緑色と赤色の対になったものが多く、ここでは両方とも緑色をした対になっています。
このヤックのある場所から振り返り、今まで歩いて来た石段を振り返って見ると蛇神ナーガの尾から延々と伸びる様は圧巻! この迫力ある景色を目にすると、写真を何枚もパチパチと撮ってしまう事でしょう。
写真:旅人間
地図を見る山頂に到着すると、寺院の中は土足厳禁で、スグに靴を脱がないと行けません。ここはタイ仏教の聖地として崇められる神聖な場所。中に入ると、そこには金色に輝く高さ22mのチェディー(仏塔)が中央に見え、眩いほどに美しい。この仏塔には仏舎利が収められています。つまり、仏舎利とは仏陀の遺骨のことで、如何に神聖な場所かが分かりますね。
この黄金に輝くチェディーは、献花と線香を捧げ時計回りに周りを3周歩くと願いが叶うとも言われ、多くの人が祈りを捧げています。また、この回廊には黄金色の仏像が並び、仏塔の周りに建つランナー様式風の黄金傘が印象的。見渡す限り金色に染まる様は、遠くから見るだけでなく、近づけば更にその美しさに魅せられます。
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地図を見るドーイ・ステープの山頂に位置する「ワット・プラ・タート・ドーイ・ステープ」にはチェンマイ市を見下ろす事ができる展望所もあって、ここからの景色が途方もなく素晴しい!
チェンマイの市街地は、四方を堀に囲まれた旧市街と、その周囲に広がる新市街からなっています。現在ではターペー門や堀がその名残を留めていますが、かつては堀の内側を城壁が囲んでいたと言われています。市街を歩いている時は感じませんが、高所から街を見渡すと四角く形どられた都市の存在が浮かび上がるように見えます。
タイのチェンマイを観光する交通手段としてトゥクトゥク(三輪タクシー)が金額的にも手頃で便利です。しかし「ワット・プラ・タート・ドーイステープ」に関しては距離が遠いのと、山頂高くにあり馬力と燃費の問題もあって目的地を告げるとトゥクトゥク運転手には拒まれる場合が多いです。だから最初からソンテオ(小型トラックの荷台を改造されたタクシー)を利用しましょう。金額は交渉次第ですが、乗り合いの場合は片道60バーツ、チャーターの場合は往復で400バーツが目安です。
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(2024/3/29更新)
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