バルサミコ酢はイタリア北部のモデナ地方で作られたイタリア特産の果実酢の一種で、イタリアでは、アチェートバルサミコ(aceto balsamico)と呼ばれ、acetoは「酢」balsamicoは「芳香がある」という意味で短縮されてバルサミコと呼ばれました。
そんなイタリア特産のバルサミコ酢ですが、ここ日本にも国内産の美味しいバルサミコ酢を製造しているのが山梨県笛吹市にある「なでしこ農園」です。笛吹市は全国でも有数な果実産業が盛んな地域で、イタリアモデナ地方の気候ととても良く似ていることから「なでしこ農園」の初代当主がバルサミコ造りに挑戦しました。
農園では、オリジナルのブドウ種を垣根式で栽培し、国内産の醸造用のブドウと食用のブドウを使いバルサミコ酢の収穫、製造、販売まで手掛けています。熟成された香り高いバルサミコ酢となります。
バルサミコ酢の故郷イタリアモデナ地方のバルサミコ酢造りに学びつつ、その中で独自製法による最高糖度60度以上のモストコット(100%天然葡萄蜜)によるバルサミコ酢製造に取り組んでいる「なでしこ農園」。
丁寧に収穫されたブドウは破砕圧搾し、アクを取りつつ時間をかけて煮詰め、2回目は小鍋に入れて更に煮詰めていきます。2回目の煮詰めで糖度は60度となり、深みと濃くの美味しさが凝縮されたバルサミコは1か月寝かせ上ずみを取り保存瓶へ。
糖度60度のモストコットにワインとワインビネガーを独自比率のブレンドでバルサミコ原液を作り、樽に入れて3年程熟成させます。小さな樽に3年ごとにそれぞれ素材の違う樽に入れ替えることによって、香り高く自然蒸散による長期熟成のバルサミコ酢となるのです。
「なでしこ農園」のバルサミコ酢は酸度もあるのにあまりすっぱさを感じません。それは、糖度が高いから。深みのあるしっかりとした味とトロミ感や甘み、更にフルーティな香りがあるのも「なでしこ農園」のバルサミコ酢の特徴です。
工夫次第で普段と違うお洒落な料理に変わるバルサミコ酢。オリーブオイルとトロミのあるバルサミコ酢を混ぜてドレッシングとしてサラダにかけて頂くのがおすすめ。違う発見があるかもしれませんね。
他には、乳製品ともよく合うバルサミコ酢。特にチーズ系に合うのでマスカルポーネ系のアイスやチーズにかけて食べても美味しく味わうことができますね。
今や大量生産が当たり前の世の中ですが、「なでしこ農園」では、全てが手作りで時間をかけてゆっくりと丁寧にアクを取り煮詰めていく・・・。甘味料や添加物などは一切使わず「手間ひまをかける」を念頭に作り続けています。
ゆっくりと時間をかけて長期熟成されたバルサミコ酢は深みのある濃くや酸味、自然の甘みとフルーティな味わい。初めて「なでしこ農園」のバルサミコ酢を食べる人は驚くそうです。
まるで、長い年月をかけて熟成されたようなトロミ感もありどんな料理でもかけてしまいたくなるような美味しさがあります。瓶に詰めるのも手作業でひとつひとつ丁寧に真心込めて作られた「なでしこ農園」のバルサミコ酢。
驚きの美味しさを是非、体験してみてください。
「なでしこ農園」では、バルサミコ酢以外にもワインやワインビネガーも製造、販売されています。大量生産はしていないので、数に限りがありますがインターネットでも購入でき、山梨や関東圏などで開催されるマルシェやファーマーズマーケットなどでも購入することができます。
直接、「なでしこ農園」でも直売所がありますので購入することもできます。優しい奥さんが詳しく説明してくれたり、アイスなどにかけての試食もあるのでどれにしようか判らない時は試食して好みの味を見つけるのも良いでしょう。
「なでしこ農園」のバルサミコ酢!オススメです!
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(2024/4/19更新)
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