写真:西藤 カオル
地図を見る長野県安曇野市が誇る安曇野わさび田湧水群は、北アルプスからの雪解け水が日量70万トンも湧き出しており、名水百選にも選定されています。その水温は平均12度。真夏でも触れたらヒヤッとする冷たさが地元の名産、美味しいわさびを育てているのです。
そんな安曇野随一の観光スポット「大王わさび農場」は、日本一の面積を誇るわさび田に遊歩道を設け、生わさびの販売はもちろん、オリジナルのわさび漬体験までできる観光農園。そう、言うなれば“わさび好きの楽園”です。
写真:西藤 カオル
地図を見る普段はチューブ状のもので済ませている人でも、生わさびの美味しさがそれとは段違いであることはご存知でしょう。場内入り口付近の売店では、山のように積まれた見るからにフレッシュな生わさびが購入できます。
生わさびをすりおろし壊れた細胞から出る爽やかな香りと辛味。この辛味成分に抗菌作用や血流改善効果があるといわれ血栓予防に。その香りには抗酸化作用、すなわちアンチエイジングにも一役と密かにスーパーフードだったりするのです。
写真:西藤 カオル
地図を見る施設内の「わさび丸堀り加工場」では、掘り穫られたかぶ状の「丸(丸ごと)」のわさびもみることができます。普段はあまりみることのない力強い葉茎の迫力や、北アルプスの水を存分に吸い取ろうとのびたヒゲ根の生命力あふれる姿にはビックリしますよ。これらはどこも捨てるところが無く食べられるのです。
◆丸加工作業見学は通年可
写真:西藤 カオル
地図を見るわさび田は、場内入口から北畑・古畑・大王畑・東畑の4か所。遊歩道を歩くとその広大さがよくわかります。大きなうねりをみせる大王畑(写真)の見晴らしは圧巻。この近くにわさび漬体験工房や名水百選水飲み場もあります。
写真:西藤 カオル
地図を見る夏の直射日光を遮る黒いネット、寒冷紗(かんれいしゃ)の下には緑のわさびがイキイキ。流れる水の透明度の高いこと!加えて、わさびの葉の形状にも注目です。「山葵」と書く所以もわかりますよ。
写真:西藤 カオル
地図を見る大王わさび農場で外せないグルメが「本わさびソフトクリーム」。そのショッキングなコラボに、メディアでも度々取り上げられる話題のスイーツです。淡いグリーンは、穫りたて丸ごとのわさびから出る色。生乳仕立てでわさびの風味もまろやかに楽しめますから、尻込みせずにまずはおひとつ!
他にも、わさびの茎の入ったサクサク食感の「わさびコロッケ」や、「わさびおやき」、「わさびビール」などわさびグルメが勢揃い。これらは飲食スペース・テイクアウトコーナーでお買い求めが可能です。
飲食スペースは2017年7月にリニューアルし、オープンカフェテラスとなってより寛げる場所になりました。広い場内を散策した後、一息つくのにおススメですよ。
写真:西藤 カオル
地図を見るそして、大王わさび農場の代名詞的存在といえば「水車小屋」です。黒澤明監督の映画「夢」のロケ地であることは、つとに有名。脇を流れる蓼(たで)川の流れにそってユラユラとたなびく緑の梅花藻(ばいかも)が涼しげ。初夏には水面に白い梅のような花を咲かせます。この“夢”のような風景はお見逃しなく。
写真:西藤 カオル
地図を見るこれだけ水が綺麗だと都会ではみられなくなった生き物にも出会えます。例えば写真の「アオハダトンボ」。エメラルドグリーンの身体に濃紺の羽(♂)。神様トンボの別名を持つだけあって、蝶のようにひらひらと舞う姿も神秘的です。(絶滅危惧種)。
日頃は食事の脇役になりがちだったわさびについて、とことん、見て・食べて・体験できる観光農園「大王わさび農場」。入場料が無料なだけでなく、約350台は停まれる駐車場も無料。お財布にも優しい観光スポットです。
安曇野の美しい自然に癒やされ、わさびのパワーで体の中からリフレッシュ!年中無休で営業していますので季節を変えて訪れるのもいですね。
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(2024/3/19更新)
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