夕食バイキングが魅力の宿!群馬県・水上温泉「水上ホテル聚楽」

夕食バイキングが魅力の宿!群馬県・水上温泉「水上ホテル聚楽」

更新日:2016/10/22 17:05

水上温泉は、太宰治や北原白秋、与謝野晶子などの文化人に愛され、草津や伊香保と並ぶ群馬県有数の温泉地。かつては、行楽温泉として栄えた温泉地は、利根川の清流を中心としたアウトドアスポーツと、谷川岳や尾瀬などの自然を楽しむリゾートに生まれ変わりました。

昭和37年に開業した水上ホテル聚楽は、鎮静効果や血圧低下作用のある硫化塩泉の上質な温泉と、オープンキッチンで調理される朝、夕食バイキングが魅力です。

温泉旅館に初めてホテルシステムを導入したホテル聚楽!お茶を飲みながらチェックイン!!

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ホテル聚楽は、飯坂ホテル聚楽や、万座ホテル聚楽、伊東ホテル聚楽、御茶ノ水ホテルジュラクなど、6つのホテルを運営するホテルチェーン。1980年代のマリリンモンローそっくりさんの「じゅらくよ〜ん」のCMは、記憶に残っている人も多いのでは?聚楽の前身は、東京神田の「須田町食堂」。それから年4〜5店のペースで店舗を拡大していきました。

昭和31年に、水上の温泉旅館を買収し「水上聚楽」を開業、昭和37年に「水上ホテル聚楽」として本格的なリゾートホテルを開業しました。従来の温泉旅館に、ホテルシステムを導入し、朝食バイキング形式を業界で初めて試みました。

水上聚楽の玄関を入ると広いエントランスホール。奥にある、応接セットの窓の外には利根川の清流が目の前に広がります。チェックインは、クリスタルサロンでの手続き、ホールにはサイズで選べる浴衣とスリッパがあり、女性は花柄の浴衣を選ぶことが出来ます。ここで、毎晩「お餅つき大会」が開催されます。

館内には、コーヒーラウンジに夜食処!部屋の外には、利根川の流れと渓谷!!

館内には、コーヒーラウンジに夜食処!部屋の外には、利根川の流れと渓谷!!
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水上聚楽の部屋は、利根川に面する部屋と、街側の部屋、谷川岳と利根川の両方に面した特別室があります。それぞれに12畳、10畳の和室に、ツインベットの和洋室、12畳と10畳、8畳の和室。特別室は、10畳と8畳の2間の和室にツインベットが設置されています。利根川に面した部屋からは清流と水の流れる心地よい音が聞こえ、心が癒されます。

利根川が流れる音を聞きながら入浴!心が癒されて体が溶けそう!

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水上聚楽の温泉は、“カルシウムーナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉”。カルシウムは鎮静効果が高いため「傷の湯」「痛風の湯」と呼ばれ、ナトリウムは血圧を下げ、痛みを和らげる作用があります。泉温は42℃強で、切り傷や末梢神経障害、うつ状態、皮膚乾燥症に効能があります。

浴場は「天狗の湯」と、通路で繋がっている「せせらぎの湯」「翠渓の湯」の3ヶ所があります。「天狗の湯」には広い湯船の内風呂、ジャグジー・打たせ湯、露天とドライサウナが。「せせらぎの湯・翠渓の湯」にはバブルバス、ジェットバスに、セラミックスストーンに水をかけマイナスイオンを発生させる“ボナサムサウナ”があります。

浴場は毎朝、男女が入れ替わるので、朝と夜で違う浴場に入ることが出来ます。それぞれの浴場には、約15種類のシャンプー、リンスを試せる「シャンプーバイキング」があり、無料のマッサージ機が設置されています。利根川の流れを聞きながら、入る温泉は心が癒され、疲労回復とストレス解消に最適です。

オープンキッチンで調理される夕食バイキングは圧巻!ラクレットチーズも見逃がさすに!!

オープンキッチンで調理される夕食バイキングは圧巻!ラクレットチーズも見逃がさすに!!
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夕食会場は、フロントロビー棟の7階にある「スカイラウンジチロル」。会場の中央にオープンキッチンがあり、5〜6人の調理人がまるでショーのように料理を作っています。約50種類の料理は、温い料理にはコンロやヒートランプで温められ、冷たい料理は氷やショーケースで冷やされています。

ホテル一押しの「ローストビーフ」は、焼き上がったお肉を目の前で切り分け、クレソンが添えられます。これを、秘伝のクレイビーソースかガーリーックソースでいただきます。薬味のホースラディッシュを添えていただくと、ほのかな辛味と香ばしい脂が口に広がります。マグロ、海老、サーモンのにぎり寿司や、マイタケ、サツマイモ、海老、リンゴの天ぷらも、揚げたてがいただけます。

牛肉スープか麻辣スープでいただく「刀削麺」や、牛乳から作られたハードチーズの切り口を火で温め、とろりと溶けた部分をフランスパンや、フライドポテトなどでいただく「ラクレットチーズ」もお見逃しなく。ブリュレやオレンジケーキ、カボチャプリンなどのデザートも充実しています。水上ホテル聚楽の夕食バイキングは食べ過ぎに注意!色々な料理を楽しんで下さい。

朝食も絶品!自家製の「山型パン」に「レーズンパン」、鮭にコンブのおにぎりは「だし茶漬」で!

朝食も絶品!自家製の「山型パン」に「レーズンパン」、鮭にコンブのおにぎりは「だし茶漬」で!
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朝食もバイキングで約30種類の料理が並びます。奥利根の郷土料理の「ちぎりっこ」「お味噌汁」の薬味には、ネギ、ワカメと共に、とろろ昆布があります。主食は、白米、お粥に、鮭、昆布、梅が具のおにぎりがあります。握りたてのおにぎりに、だし汁をかけ崩しながらいただく「だし茶漬」もおすすめします。

自家製パンも水上聚楽の人気者です。奥利根の水と良質の小麦で焼き上げた角型食パンに、クロワッサン、バケット。パン焼き器で温め、バターやイチゴジャム、マーマレードを付けて食べるとパン酵母の良い香りがします。

朝食に嬉しいデザートもあります。季節の果物と、杏仁フルーツに、ストロベリームース、ヨーグルト。サラダは品ぞろえも多く、和風、イタリアンなど5種類のドレッシングでいただきます。充実の朝食は良い1日の予感がします。

夕食のガーリックライスはお勧め!お土産には角型食パン、レーズンパンの聚楽自家製パン!!

夕食バイキングでは、ローストビーフやお寿司、天ぷらなどに目を奪われがちですが、ラクレットチーズと共に「ガーリックライス」もお勧めです。良く熱した鉄板でガーリックライスが調理されると、会場全体に香ばしさが広がります。そして、ローストビーフとの相性も抜群です。

また、エントランスホールのベーカリーショップでは、毎朝焼きたての自家製パンの販売がされています。奥利根の美味しい水と厳選された小麦で作られたパンは、保存料を使っていません。売れ筋は、角型食パンに山型食パン、レーズンパンやメロンパンです。この他、ミニクロワッサンやバターロールもおすすめです。

昭和37年に開業し日本のリゾートホテルの原点ともいえる水上ホテル聚楽は、今も輝きを失ってはいません。ライブキッチンで調理される料理は心が躍り、旅の楽しさを実感させてくれるホテルです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/16−2016/09/17 訪問

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