写真:成瀬 亜希子
地図を見るホテルのレセプションがあるのは、築60年の木造アパートを改修した「最小文化複合施設・HAGISO」の2階。宿泊者はこちらでチェックインしてホテルの説明を聞いたり、谷中の昼用、夜用のマップを受け取ります。コンシェルジュが宿泊の目的や日数によって、おすすめの場所を提案してくれますよ。体験教室やワークショップの申し込みなどもできるとのこと。
イタリアの地方には「アルベルゴ・ディフーゾ」という仕組みがあります。村の空き家を宿泊棟にしたり飲食店で食事を提供するなど、町全体をホテルに見立てることで地方再生につながる試みです。それをベースに立ち上げた「hanare」は2016年アジア初の「アルベルゴ・ディフーゾ」として認定を受けました。日本でも新しい地域活性化の形として注目されそうです。
客室はレセプションから徒歩1分のところにある「丸越荘」へ。扉を開けると木の良い香りが漂ってきます。こちらも築50年近くの建物をリノベーションしており、天井の梁や下駄箱なども当時の素材を活かした造りになっています。部屋数は八手の間、霞の間、光の間、雲の間、木葉の間の5室。ガラスに描かれたモチーフが部屋の名前になっているなんて素敵ですね!
写真は八手の間で、高い吹き抜けと前室を備えた一番広い部屋。ガラスには美しい八手柄が描かれており、光の加減で様々な表情を見せます。アメニティは大きな重箱の中にホテルカード、リンスインシャンプー、ボディソープ、歯ブラシ、鉛筆、日記帳、オリジナルの手ぬぐいを用意。どれもシンプルで美しいデザインなので使うのが勿体無いと思うかもしれません。
朝ごはんは「HAGISO」1階の「HAGI CAFE」でいただけます。こちらは「旅する朝ごはん」というコンセプトで、旅先で美味しいものと出会えた時の気持ちを表現。四季ごとに日本のエリアを変えて、その地域ならではの食材を使用した和食を提供しています。今までは島根県、滋賀県、香川県などが選ばれましたが、今後どの地域の朝ごはんになるのか楽しみですね。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る自転車で町を周りたい方はレセプションから徒歩5分の場所にある「tokyobike gallery 谷中」へ。古い酒屋をリノベーションした自転車屋で、アーティストとコラボした作品なども飾られていてスタイリッシュな雰囲気です。hanare宿泊者は特別料金で好きな自転車をレンタルできますよ。店員さんがお客さんの体型に合ったものを選んでくれるので安心感があります。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る「tokyobike gallery 谷中」と同じさんさき坂通りにあるのが、ショップとカフェ、ギャラリーが併設された「kokonn」。1階のショップには丹波焼のカラフルな食器や海外のアンティークなど、国内外のオシャレな雑貨を取り揃えています。カフェで使用しているこだわりの食器も購入できますよ。谷中でかわいいお土産を買うならぜひおすすめしたいショップです!
「hanare」はレセプション、客室、カフェが近くにありながらも独立していて、谷中の町にどんどん出ていくスタイルがおもしろいですよね!商店街のイメージが強いですが、最近ではおしゃれなレンタサイクルやショップなども増えているようです。新たな谷中の魅力を発見できる「hanare」にぜひ一度泊まってみてはいかがでしょうか?
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(2024/3/19更新)
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