1万体のクリスタルの回廊が神秘的!東京「成田山深川不動堂」でご利益を得よう

1万体のクリスタルの回廊が神秘的!東京「成田山深川不動堂」でご利益を得よう

更新日:2016/10/31 16:02

手塚 大貴のプロフィール写真 手塚 大貴 バックパッカー旅の提案人、スポーツ観戦トラベラー
本堂の内部にある、真っ白に光り輝く静かな回廊。その光を放っているのは、約1万体のお不動様が納められたクリスタルの五輪塔・・・。
そんな神秘的な“祈りの回廊”があるのが、東京・深川の「成田山深川不動堂」です。他にも、迫力に満ち溢れた護摩祈祷や“おねがい不動尊”、御札を水鉢に浮かべて祈願する“深川龍神”など、境内にはご利益を頂けるスポットがいっぱい!古さと新しさが共存するお寺の魅力をご紹介します。

神秘的な美しさ!1万体のクリスタルが輝く「祈りの回廊」

神秘的な美しさ!1万体のクリスタルが輝く「祈りの回廊」

写真:手塚 大貴

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東京・深川にある「成田山深川不動堂」は、あの有名な成田山新勝寺の東京別院。不動明王をご本尊とし、古くから“深川のお不動様”として親しまれてきました。

そんな「成田山深川不動堂」で最近注目を集めているのが、本堂内部にある“祈りの回廊”です。細長い回廊の両側に、真っ白に輝くクリスタルが数え切れないほど並んでいる光景にきっと驚くことでしょう。実はこれらは、約1万体の小型の不動尊像が納められたクリスタルの五輪塔。光り輝くクリスタルとお不動様に包まれた静かな回廊を歩けば、心の奥まで優しい安らぎで包まれていくのがわかるはず!

“祈りの回廊”の中間地点はご本尊様の真下にあたり、壁に連なる巨大念珠を撫でながら参拝するとご利益があるとされています。心が疲れたときに訪れたい、神秘的な美しさに満ちた回廊です。

読経と太鼓が大迫力!炎が燃えさかる「護摩祈祷」

読経と太鼓が大迫力!炎が燃えさかる「護摩祈祷」

写真:手塚 大貴

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「成田山深川不動堂」の本堂は、開創310年記念事業として2011年に建立された新しい建物。その外壁は不動明王のご真言に包まれた“真言梵字壁”で、このお寺ならではの独特な建物となっています(2016年10月現在、翼殿工事に伴い壁面一部撤去)。

「成田山深川不動堂」を訪れたらぜひ体験しておきたいのが、本堂で毎日行われる“護摩祈祷”。これは煩悩を象徴する護摩木を焚き上げ、不動明王の智慧の炎で焼き尽くし、諸願成就を祈念するもの。誰でも参列することができ、手荷物を護摩の火にかざす“火加持”も行って頂けます。
“護摩祈祷”の魅力は、圧倒されるほど迫力満点な読経や太鼓、法螺貝の響き。そのリズミカルな力強さには誰しも驚かされるはずです!

“護摩祈祷”は、毎日9時、11時、13時、15時、17時の5回行われ、縁日のみ19時の回が追加されます。

「おねがい不動尊」や「大日如来蓮池図」は必見!

「おねがい不動尊」や「大日如来蓮池図」は必見!

写真:手塚 大貴

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「成田山深川不動堂」の本堂の隣には、江東区最古の木造建築である旧本堂が建ち、その内部には国内最大級の木造不動尊像“おねがい不動尊”があります。熊本県天草の樹齢約700年の楠を使用した仏像で、迫力に満ち溢れたその姿は一見の価値あり!
また日曜・祝日と縁日の11時、13時、15時の護摩後には“特別参拝”が実施され、仏像に直接触れてお参りすることができます。

さらに旧本堂の後ろにある内仏殿の参拝も忘れずに。澤田政廣作の“立座不動明王像”を祀る政廣不動の間や各霊場の砂を納めた四国八十八ヶ所巡拝所など、参拝スポットがいっぱい。
なかでも宝蔵大日堂にある中島千波作の格天井画“大日如来蓮池図”は神聖な美しさに溢れ、素晴らしい見応え!このほか、写経を体験できる写経道場もあり、気軽に参加することができます。

御札を水鉢に浮かべて祈願!「深川龍神」に願いを届けよう

御札を水鉢に浮かべて祈願!「深川龍神」に願いを届けよう

写真:手塚 大貴

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「成田山深川不動堂」で人気の参拝スポットとなっているのが、境内を入って左側にある“深川龍神”です。水を司る神として古来より多くの人々に崇められてきた龍神の霊験はあらたか。農業や水産業が豊かになることを祈り、この地へ勧請されました(2016年10月現在、翼殿工事に伴い仮設)。

“深川龍神”の参拝方法は、まず“龍神願い札”に願い事を書き、それを水鉢に浮かべてください。そして水鉢の横にある銅鑼を2回叩き、お祈りしましょう。すると“龍神願い札”は水に溶け、願い事が龍神のもとに届くと言われています。
願い事はどんなことでも構いません。水鉢に浮かべた御札がまるで水の中に吸い込まれるように溶けていくのはなんとも不思議な光景!参拝するだけで心が癒されるとともに、龍神様のご利益を頂くことができるスポットです。

“願掛きつね”を奉納!開運成就の「深川開運出世稲荷」

“願掛きつね”を奉納!開運成就の「深川開運出世稲荷」

写真:手塚 大貴

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「成田山深川不動堂」でもうひとつ立ち寄りたい参拝スポットが、境内を入って右側にある“深川開運出世稲荷”です。鳥居の先に総檜造りの社殿が建ち、その周囲には赤いのぼり幡。成田山新勝寺にある“成田山開運出世稲荷”の御分霊を祀ったもので、開運成就のご利益があるとされています。

“深川開運出世稲荷”の社殿の前に並ぶのは、可愛らしい姿をした“願掛きつね”!ここでは願い事を書いた紙を入れた“願掛きつね”や“願い札”を奉納することができます。もちろん願い事は、開運や出世に限らず、どんなことでも構いません。社務所にて授与することができ、火打ち石によるお清めのお祓いもして頂けます。

「成田山深川不動堂」は古さと新しさが共存するお寺

「成田山深川不動堂」へのアクセスは、東京メトロ東西線もしくは都営地下鉄大江戸線の門前仲町駅下車、徒歩3分ほど。参道である“人情深川ご利益通り”を歩いて行くのがオススメ。毎月1日、15日、28日には縁日が行われます。
近くには、深川祭で知られる“深川の八幡様”「富岡八幡宮」もあり、合わせて参拝するのもいいでしょう。

「成田山深川不動堂」は、クリスタルの五輪塔が輝く“祈りの回廊”をはじめ、古い歴史の中に新しい参拝スポットが共存しているのが魅力。さらに2017年には、本堂と同じく“真言梵字壁”の翼殿が完成予定!「成田山深川不動堂」の新しい姿にまた出会うことができるでしょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/07 訪問

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