太宰府天満宮内随一のパワースポット!「天開稲荷」のご利益

太宰府天満宮内随一のパワースポット!「天開稲荷」のご利益

更新日:2017/09/28 11:50

広島 らっこのプロフィール写真 広島 らっこ 子連れトラベラー、食べ歩きを愛するママライター
菅原道真公を祀り、学問の神様として有名な福岡県の太宰府天満宮。受験シーズンには合格を願う受験生達で大変な賑わいとなります。ところが、境内の一番奥にある小道が続く山の方へ進むと、ぐっと人通りが少なくなり、風の音や鳥の鳴き声が聞こえるほど。その先の階段を上っていくと、静かに佇む「天開稲荷」が見えてきます。

天に道が開ける「天開稲荷神社」

天に道が開ける「天開稲荷神社」

写真:広島 らっこ

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「天開稲荷」のある太宰府天満宮は、梅の季節や七五三、受験シーズン、また初詣と一年を通して多くの人が訪れる、全国の天神様をお祀りする神社の総本宮です。観光シーズンには太宰府周辺の主要道路はもちろん、脇道まで混み合い、地元の人も困ってしまうほどだとか。

そんな多くの人で賑わう太宰府天満宮ですが、お参りやお守り購入だけではちょっともったいない!せっかくなら、九州最古の稲荷神社とも言われる「天開稲荷」まで足を伸ばしてみてはいかがですか。

天に道が開ける「天開稲荷神社」

写真:広島 らっこ

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天開稲荷は「てんかいいなり」と読みます。鎌倉時代末期に京都の伏見稲荷大社から御分霊を勧請され、もともとは宮司邸に祀られていたそうです。毎年3月には、京都の稲荷山に稲荷大神が鎮座されたことに由来する「天開稲荷社初午祭」が執り行われます。

天開稲荷までの道のりは、太宰府天満宮の一番奥まで進んだところから、急な坂道や石段が5〜10分ほど続くので、可能な限り歩きやすい服装と靴がおすすめです。それでは、天開稲荷への詳しい行き方を見ていきましょう。

梅の種は捨てちゃダメ!?神様がいるんです。

梅の種は捨てちゃダメ!?神様がいるんです。

写真:広島 らっこ

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太宰府天満宮の本殿を抜けて天開稲荷へと向かう道すがらにひっそりとあるのが「梅の種納め所」。中にはたくさんの梅の種が納められています。菅原道真公が好んだという梅ですが、時がたつにつれて庶民の間で梅の種の中に天神さまが宿ると信じられるようになったのだそうです。天神さまがいらっしゃる梅の種を粗末に扱えないということで、「梅干の種納め所」が設けられたのだとか。天神様がいかに庶民の生活に溶け込み慕われているかが感じられますね。太宰府に参る前には、少しの間梅ぼし等の種を捨てずに取っておいて、「梅の納め所」に納めてみてはいかがでしょうか。

九州最古の稲荷社と言われている「天開稲荷神社」

九州最古の稲荷社と言われている「天開稲荷神社」

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「梅の種の納め所」を通り過ぎ、道なりにずっと進んでいくと、一番奥に右方向の山の方へ続く道があります。お茶屋を通り抜けて進んでいくと、いよいよ天開稲荷の鳥居が見えてきます。山道を5〜10分程進んでいくと、さらに鳥居の並ぶ狭い階段が出てきます。急な階段を上がりながら上を見上げると、まさに天に向かって進んでいるよう!階段は厳しいという方は、階段手前の左側に伸びる坂道を進んでも天開稲荷にたどり着けますよ。くれぐれも無理をしないように進みましょう。

あなたの鈴はどれ?天開稲荷の鈴は全部で13本!

あなたの鈴はどれ?天開稲荷の鈴は全部で13本!

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天開稲荷の御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で、生命の根源である食べ物、とくに稲の生長を守護する神様なのだそうです。五穀豊穣・商工業の発展、また人々に開運と幸福をもたらす神として広く信仰されています。最初に見た時は、ずらっと並ぶ鈴の多さにびっくりするかもしれません。参拝の仕方は、まずは手前の12本の鈴の中から自分の干支の鈴を見つけて鳴らし、その後奥の大きな鈴を鳴らして、あとは通常通りにお参りします。一緒にお参りする人の干支が分かり、何か新しい発見があるかもしれませんね。御朱印をいただきたい方は、太宰府天満宮の社務所でお願いしましょう。

ここまで来たら、「奥の院」も!

ここまで来たら、「奥の院」も!

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お参りをすませたあと境内を見渡すと、左の端にさらに鳥居と階段が見えます。こちらの階段を登っていくとあるのが、「奥の院」という石室です。古墳を思わせるような造りの穴の中には、小さなお社があります。中に立つと、外では時折風に乗って聞こえてきた太宰府ゆうえんちの乗り物の音なども聞こえなくなり、静かで狭い空間の中で神様と一対一でお話しできるような気がします。

太宰府に行くならお得な「太宰府散策きっぷ」がおすすめ!

公共交通機関を利用して太宰府天満宮に行くなら、通称「西鉄」と呼ばれる西日本鉄道の天神駅で購入できる「太宰府散策きっぷ」がおすすめです。福岡(天神)駅または薬院駅から太宰府駅までの往復切符に、太宰府天満宮の参道周辺の店舗で使える梅ヶ枝餅引換券が付いているので、普通の切符を買うよりもお得!また、大宰府天満宮の宝物殿などの施設やだざいふ遊園地も割引料金で入ることができます。

太宰府天満宮には、これまでにご紹介した場所以外にも、使い終えた自分の筆に感謝して納める「筆塚」や、千年連れ添う大樹「夫婦楠(めおとくす)」などがあったり、色々なところにある牛の像を探してみるのも面白いですよ。たくさん歩けば、帰りの参道で食べる梅が枝餅がますます美味しく感じられるかもしれませんね。

<基本情報>
住所:福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号
電話番号:092-922-8225
アクセス:西鉄電車「太宰府駅」から徒歩5分程度

2017年9月現在の情報となります。変更となる場合がありますので、公式サイトなどで最新情報を必ずご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/10/19 訪問

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