原信太郎さんは、世界的にも有名な鉄道模型の製作家ですが、その鉄道模型の最大の特徴は、本物の鉄道車両を忠実に再現していることです。というのも、その忠実ぶりは徹底されていて本物の鉄道の設計図をもとに鉄道模型をつくっているのです。
しかも、ギア、ベアリング、ブレーキなど外からは見えないところにまで、本物の鉄道で使われている技術を搭載するという徹底ぶりです。
その範囲は日本国内にとどまらず世界各国の鉄道に及びます。鉄道の技術革新があると、世界のどこへでも訪れて実際に乗車してメモを取り写真に収めていたようです。鉄道が好きという人はたくさんいますが、これほどまで好きな人はそう多くは無いでしょう。
かなり専門的な内容ですが、原信太郎さんが撮影した写真や収集した資料も展示されていますので、興味のある方は是非ご覧になってください。
原鉄道模型博物館には、約1,500台もの鉄道模型が展示されています。それだけたくさんの鉄道模型が展示されているなら、動いているところを見たいですよね。
原鉄道模型博物館では、世界最大級の面積にもなる約310平方メートルの面積の巨大ジオラマを見ることができます。その広さは圧倒的で、驚いて立ちすくんでしまうでしょう。
原信太郎さんの鉄道模型は、1番ゲージという縮尺が1/32の規格でつくられているのが特徴です。日本で一般的とされている鉄道模型は、Nゲージと呼ばれる縮尺が1/148のもので、それと比べると大きな車両になっています。
その違いが大きく表れるのが走行音です。車両が線路の上を走るときは本物さながらの「ガタンゴトン」という音が聞こえてきて迫力満点です。
しかも、走っている鉄道模型をただ見るだけではなく、実際に操縦することもできるんです。これには、子どもから大人まで鉄道模型に釘付けです。
さて、巨大ジオラマを抜けると今度は、日本で初めて鉄道が開通した横浜の街のジオラマが現れます。ここでは現在も現役で走行している列車の模型も多く、通勤や通学で利用されている人にとっては馴染みのある車両が走っています。
朝昼晩と時間を分けて照明が変わる演出があり、キレイな横浜の街を映し出すロマンチックなジオラマを見ることができます。
あまり鉄道に詳しくなくても毎日利用している列車が走っているとウキウキするもので、子どもたちも大喜びです。他にも「機関車トーマス」のキャラクターが勢揃いで展示されていたり、家族揃って楽しめる車両も展示されています。
いかがでしたでしょうか。
鉄道模型というと専門的なイメージがするかもしれませんが、鉄道は私たちの生活には欠かせないもので、通勤や通学に利用されている人も多いのではないでしょうか。
鉄道模型はまったくの未経験の人でもはじめてみようかなと思わせてくれるくらい魅力的な博物館です。鉄道発祥の地、横浜で鉄道模型の世界を体験しましょう。
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