写真:やまざき にんふぇあ
地図を見るまず、セリの見学方法が分からない方も多いと思いますので、ここで説明します。
まず、築地市場は基本的に日曜日,水曜日には休みになります(観光客向けの場外市場は開いている店もあります)。事前に必ず東京都中央卸売市場のHP(関連MEMO参照)をチェックしましょう。
セリを見学できるのは築地市場開場日の午前5時25分と5時50分の2回のうち1回、25分間です。見学ができるのは先着で合計120人と決められており、電話などの予約は一切受けつけていません。自分で早めに行って並ぶ必要があります。受付開始は5時ですが、5時に行っても見られないと思った方が良いでしょう。前述のHPには「見学希望者が多数の場合時間をくり上げて受付を始めることがある」と明記されており、土曜日になると2時の時点で50人は並んでいます。今後築地市場の移転が話題になるに伴い見学希望者は増えることが予測されるため、絶対に見たい方は遅くても2時より前に、受付場所であるおさかな普及センター(東京都中央区築地6−20−5)の前で待機しましょう。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る無事先着120人の中に入れると、ビブスを渡されおさかな普及センター内の待合室に通されます。黄色のビブスが5時25分から見学できる前半60人、緑のビブスは5時50分から見学できる後半60人です。ここで3時間程度待機することになるため、本などの暇つぶしできるものを用意しておくと良いでしょう。飲み物は、すぐ外の自販機で購入ができます。
4時を過ぎると係の方が英語で見学時の注意点について説明を行い、質問タイムに移ります。参加者は外国人が7割〜8割をしめるため英語で質問が飛び交います。係の方も英語でジョークを交えつつ回答して笑いが起こり、さらに別の方が英語で関連した質問をかぶせるなど、なごやかな雰囲気です。説明と質問タイムが終わったらセリの時間までもうひとふんばりです。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る時間になるとようやくセリ場まで移動します。市場の中はターレが縦横無尽に駆けめぐっているので気をつけてくださいね。
セリ場に到着すると、すでにバイヤーの方々が巨大なマグロを吟味しています。ヒレや尻尾を切り落としたあとの切断面やエラの中をライトで照らしたり、手かぎという刃物で表面を削り取って指でつぶしたりして品質を確認し、落としたいマグロを探します。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見るしばらくすると仲卸業者さんがお立ち台に乗り、ベルを高らかにならします。するとマグロを見るために散らばっていたバイヤーの方々が集まってきます。最後にベルを思いきりふって大きく鳴らしたあと、ついにセリに移ります。
セリでは仲卸業者さんが大声でマグロにふられた番号をさけび、それに対しバイヤーの方々が手で値段を示し、最高額を提示すれば落札できます。セリは1回あたりわずか数秒間。手際よく進んでいきます。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見るセリの見学が終わったら朝食を楽しみましょう。セリが終わった時点ではまだ朝の6時すぎですが、場内ではすでに多くの店が開いており、人気の店では長蛇の列ができています。
ちなみに築地には寿司屋や海鮮丼以外の店も数多くあります。うどんやそば、カレー、親子丼、そして全国的に有名な牛丼チェーン店吉野家の1号店など、市場だけあって魚以外でもハイレベルな食堂がそろっています。あえて市場で働く方々に混じって魚以外の朝食を食べるのもオツですね。
※写真は場内市場魚がし横丁内の「鳥藤」の親子丼
2016年11月の豊洲市場への移転は延期となりましたが、築地市場の建物自体も老朽化しており、いつまでこの歴史ある市場でのセリを見学できるかは未知数です。
ぜひ、早めに築地市場へ足を運んでセリ場を見学してみてください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/23更新)
- 広告 -