写真:古都の U助
地図を見る旧三井家下鴨別邸があるのは京都市左京区、下鴨神社の糺の森の南、高野川と賀茂川が合流する鴨川デルタと呼ばれる一帯のすぐ北側。入り口のすぐ横には下鴨神社の鳥居もあります。
三井家といえば家祖とされる高利夫婦の菩提寺が京都の真如堂とされる等、京都とは縁が深い関係にあります。市内には朝ドラで話題となった広岡朝子の生家・出水三井家(後の小石川三井家)の邸宅(現在はホテルに)など複数の屋敷がありました。
写真:古都の U助
地図を見るこの旧三井家下鴨別邸は三井家十一家共有の別邸として明治から大正期にかけて三井北家の三井高棟(たかみね)によって整備されたもので、一帯の土地も明治時代に同家の祖霊社を祭る為に購入されました。庭園にはひょうたん型の池や築山があり、庭へおりて散策することもできます。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは庭園とは反対側から見た様子です。
もともとこの建物は明治時代の建築で、大正時代になってから現在地へ移築されました。その際玄関棟(写真右側)が増築され、より複雑かつ魅力的な外観に!
写真:古都の U助
地図を見る建築の最も特徴的な部分の1つが最上階に当たる三階の望楼です。
通常、旧三井家下鴨別邸は庭園や一階部分の公開のみとなりますが、年に数回行われる特別公開の際には二階と三階望楼の見学をすることができます。望楼からは京都の町並みや糺の森、東山はじめ五山の送り火で有名な大文字山の眺めを楽しむことができます。
味のある素敵な階段が上層階へと続いているので、通常公開の際に室内の階段を見上げるだけでも見応えがありますよ。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは玄関棟へ入った内部の様子。高い天井が特徴となっているこの部屋は、現在はパネルが置かれ見学者への案内室としても利用されています。
旧三井家下鴨別邸には古いガラス窓も多数残り、当時の独特の風合いが楽しめます。美しい窓枠から見る緑も必見!
写真:古都の U助
地図を見る室内の窓枠や欄干、中庭や坪庭の庭石などにも随所に遊び心溢れる意匠が散りばめられています。邸内で見られる多くのモチーフはクイズ形式のプリントで紹介されているので、ぜひ楽しみながら探してみて下さい。
また、旧三井家下鴨別邸は室内でも写真撮影ができるのも大きな魅力!雨の日の観光でもたくさんの思い出を記録することができますね。
※一部の展示品や特別公開の際、三階望楼内での撮影はできません。
写真:古都の U助
地図を見る旧三井家下鴨別邸では美しいお庭を眺めながらお茶をいただくことができるのも大きな魅力です。
写真:古都の U助
地図を見るこちらのお抹茶セット(600円)はそれぞれ京都の老舗、一保堂のお抹茶と亀屋良長の銘菓・烏羽玉のセット。
これは美味しくないはずがありません!
写真:古都の U助
地図を見るメニューにはお抹茶セットのほか冷やし白玉ぜんざい(500円)や、コーヒー等のドリンクがあり、コーヒーにはプラス100円で小菓子を付ける事もできます。
観光で歩き疲れた時は、しっかりと水分と糖分を補給しましょう!
写真:古都の U助
地図を見る四季折々に美しい旧三井家下鴨別邸の庭園は、新緑や紅葉のほか春は可憐な雪柳の白い花を見ることができます。
白い雪柳の花の最盛期は4月となりますが、年によっては3月中旬から5月初旬まで見られるなど比較的花期が長いのも魅力です。
写真:古都の U助
地図を見る6月ともなれば敷地西部にあるあじさい苑に植えられたおよそ400本の紫陽花が咲く小道の散策が楽しめます。紫陽花に囲まれた望楼の光景も一風変わっていて面白く、見ごたえがありますよ。
あじさい苑は6月の見頃に合わせ例年無料公開の日も設定され、新しい名所として人気を集めています。
写真:古都の U助
地図を見る紫陽花の奥に見えるお茶室は三井家がこの土地を購入するより前から存在したもので、改修時の調査により江戸時代末期の建築とされています。
ぜひお庭の散策もゆっくりと堪能してみて下さい。
住所:京都市左京区下鴨宮河町58番地2
電話番号:旧三井家下鴨別邸 075-366-4321(9:00〜17:00)
アクセス:
京阪電車「出町柳」駅下車徒歩約5分
京都市バス「葵橋西詰」又は「出町柳駅前」よりそれぞれ徒歩約5分
時間:9時〜17時(閉館)16時30分(受付終了)
休館日:毎週水曜日及び12/29〜12/31
※水曜が祝休日の場合はその翌日
料金:大人500円
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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