写真:沢原 馨
地図を見るJR五日市線の終着駅、武蔵五日市駅から都道33号を西へ4kmほど辿ると、「十里木」という交差点があります。この交差点付近では秋川は大きく蛇行し、河原には荒々しい渓谷の風景を見ることができます。周辺にはバーベキュー場などもあり、バス停や都営駐車場もあることから訪れる人も多いところです。
バス停の少し上流側で、「石舟橋」という人道橋が秋川を跨いでいます。橋を渡った先には温泉施設「秋川渓谷 瀬音の湯」があり、そこへ訪れる人たちの利便のために架けられた橋なのです。この石舟橋の周辺の紅葉が見事だというので、近年多くの人が訪れるようになりました。
写真:沢原 馨
地図を見る石舟橋は構造としては吊り橋ですが、堅牢に造られており、渡っていて不安感を感じることはありません。この石舟橋の上から見る秋川渓谷の景観が美しいのです。モミジやイチョウといった木々もありますが、河岸に繁るさまざまな樹木が秋の色に染まる様子が、ここでの景観の主役と言っていいでしょう。
写真:沢原 馨
地図を見る石舟橋の上から見下ろせば、眼下には秋川の荒々しい渓谷美を見ることができます。その景観が紅葉に彩られて何とも良い風情を感じさせてくれます。橋の上からの景観を存分に堪能してゆきましょう。
写真:沢原 馨
地図を見る晩秋になれば日差しは低い角度で差しています。日差しの向きによって、紅葉の木々は驚くほど美しい景観を見せてくれたりします。石舟橋の辺りは時刻によって日当たりが大きく変わり、その表情の違いも楽しみたいものです。
写真:沢原 馨
地図を見る石舟橋を渡ると樹林地の中を小径が辿り、その先は「秋川渓谷 瀬音の湯」の敷地です。樹林地の中でも美しい紅葉を見ることができますし、「秋川渓谷 瀬音の湯」敷地内の紅葉が何と言っても見事です。
写真:沢原 馨
地図を見る特に建物の北側、丘裾に繁る木々が紅葉に染まり、秋空を背景に鮮やかな景観を見せてくれます。素晴らしい紅葉の景色を楽しめてお勧めです。
写真:沢原 馨
地図を見る「秋川渓谷 瀬音の湯」から北へ、秋川に合流する養沢川に架けられた長岳橋を渡り、家々の並ぶ集落の中を辿ってゆくと、都道201号に抜け出ます。「十里木」交差点で都道33号から分かれた道路です。
この辺りでは、長閑な山間の集落の風景を楽しむことができます。民家の庭先に植えられたモミジや柿の木などが、この季節ならではの風情を感じさせてくれます。郷愁を誘われるような風景です。普段、街の中に暮らす人にとっては心安らぐ風景ですね。
写真:沢原 馨
地図を見る「十里木」交差点の方へと戻れば、落合橋が秋川を跨いでいます。落合橋の袂から河原に下りてゆくことができます。少し河原を歩いてみましょう。
落合橋の少し上流側の河原は夏にはバーベキューや川遊びの人たちで賑わうところですが、晩秋になれば人の姿はなく、河岸の木々が紅葉に染まって秋の日に輝いているだけです。辺りには川音が響き、ときおり鳥の声が聞こえてきます。場所を見つけて腰を下ろし、しばらくのんびりと時を過ごすのも良いものですよ。喧噪から離れた、静かなひとときを楽しんでいきましょう。
秋川渓谷の紅葉は、有名な「紅葉の名所」に比べれば少し物足りなさもあるかもしれません。しかし、山々の木々が紅葉に染まる季節、豊かな自然に包まれての散策は心が洗われるようなひとときです。「紅葉狩り」というより、晩秋の自然を楽しむ散歩旅として訪れるのがお勧めです。
散策の後は「秋川渓谷 瀬音の湯」で温泉や足湯を楽しむのもお勧めです。日帰りでも充分楽しめますが、周辺に宿を探して宿泊するのもいいものですよ。「秋川渓谷 瀬音の湯」でも宿泊が可能です。
晩秋の秋川渓谷、紅葉が見頃を迎えるのは例年11月の中頃からです。「日々の生活にちょっと疲れたな」というとき、“心のリフレッシュ”に訪れてみてはどうでしょう。穏やかでゆったりとした秋の一日を過ごすことができますよ。
<「秋川渓谷」石船橋周辺の基本情報>
住所:東京都あきる野市戸倉〜乙津
電話番号:042-596-0514(あきる野市観光協会五日市観光案内所)
アクセス:JR五日市線武蔵五日市駅からバス、「十里木」バス停下車すぐ
2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/26更新)
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