素晴らしい紅葉トンネルと庭園に大絶賛!京都花園の「退蔵院」

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素晴らしい紅葉トンネルと庭園に大絶賛!京都花園の「退蔵院」

素晴らしい紅葉トンネルと庭園に大絶賛!京都花園の「退蔵院」

更新日:2016/10/24 10:47

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家

京都市右京区の花園に位置する「妙心寺」境内には、塔頭と呼ばれるたくさんの小院が存在しますが、「退蔵院」もそのうちの一つ!基本的に境内は1年中公開されていますが、春の桜の時期、晩秋の紅葉の時期に限って、普段公開されていないエリアの特別公開も行われます。「妙心寺」の塔頭の中では比較的名の通った塔頭で、境内敷地も広く見どころ多き!そこで晩秋の紅葉の時期に訪問したいビューポイントを紹介します。

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境内に入ってすぐに目に飛び込んでくる真っ赤な紅葉のトンネル!

境内に入ってすぐに目に飛び込んでくる真っ赤な紅葉のトンネル!

写真:木村 優光

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「退蔵院」は広大な敷地の「妙心寺」境内の南側に位置し、比較的名の知れた塔頭です。まずは受付にて拝観料を払い、いざ庭園方面へアクセスしてみましょう。受付から入ってすぐの所には、真っ赤な紅葉が覆いかぶさる参道が!真正面から見るとまるで紅葉のトンネルのよう!

ここまで素晴らしい紅葉のトンネルはほかの寺院に例がなく、しかも参道が狭いせいか、迫力満点!晴天でもスカイブルーの空が全く見えないほどです。ほんのわずかな距離ですが、ゆっくりと歩いてみると、普段の忙しない感情の帯が解けていくでしょう。

写真を撮る方であれば、手前から紅葉のトンネル全体がアングルに収まるように狙うと、紅のトンネルのような1枚を撮ることができます。もちろんトンネル内で中の様子を撮っても素晴らしい1枚が仕上がります。いろいろと工夫したアングルで撮ってみるとよいでしょう。

中門をくぐると出迎えてくれる枯山水庭園「陰陽の庭」

中門をくぐると出迎えてくれる枯山水庭園「陰陽の庭」

写真:木村 優光

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上で紹介した紅葉トンネルの参道から、中門をくぐり、さらに奥側の庭園へアクセスしてみると、真っ先に目に入るのが左右の二か所に設けられた枯山水庭園!そしてその真ん中には枝垂桜が植えられています。

毎年春になると、ちょうどここが見ごたえのあるポイントとなる「陰陽の庭」。実は左右の枯山水庭園の敷砂の色が異なっているのです!つまり、この枯山水は、物事や人の心の二面性を表現しているとされています。そんな枯山水庭園の陰の庭には8個、陽の庭には7個、合計15の石が配置されています。全て数え上げることができるか試してみましょう。

桜の時期以外に訪問しても、すばらしいの一言に尽きます!特に枯山水庭園にレイアウトされた15の石の位置が、非常に絶妙で、この辺に欲しいな、といったところに石があり、そして砂による浪打がある、すばらしい空間です。

クライマックスは池泉回遊式山水庭園「余香苑」へ!

クライマックスは池泉回遊式山水庭園「余香苑」へ!

写真:木村 優光

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「陰陽の庭」から、さらに境内の奥地までアクセスしてみましょう。木々の隙間から徐々に見えてくる水辺エリア、これには期待値が膨らみます。途中には東屋もあり、そこからも水辺エリアの様子を見ることができます。

さらに奥へ進んでいくと、「退蔵院」のクライマックスエリアとなります。これこそが中根金作の作庭である池泉回遊式山水庭園「余香苑」!「昭和の名園」とも言われる庭園には水の流れが表現され、東から西へと流れ落ち、そしてビューポイント足元に到達する形になっています。

ビューポイントから向かい合った東側には空を目いっぱい借景として取り入れ、北側には真っ赤に染め上がる紅葉を数本植えてあり、それだけでも色彩豊かな面々!それに加え、水辺エリアの水生植物が青々と茂り、非常に雰囲気のよい空間に仕上がっているため、感心の唸り声と同時にしばし立ち尽くしてしまいます。

方丈の間からはいつ見ても変わらぬ美しさの枯山水庭園「元信の庭」

方丈の間からはいつ見ても変わらぬ美しさの枯山水庭園「元信の庭」

写真:木村 優光

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最後は方丈の間から見ることができる庭園をご紹介します。方丈へは受付を済ませたあとに、すぐ右へアクセスすると入口があります。そこで下足を脱いで上がってみましょう。方丈の間から見える庭園は紅葉こそありませんが、狙いとしては常に同じ美景を見ることができる庭園に仕上げたためと言われています。

この枯山水庭園を「元信の庭」といい、室町時代の絵師・狩野元信が70歳くらいの時に作庭したとされています。上で紹介した他の庭園とは趣が一味以上も異なる庭園で、いつ訪問しても同じ美を観賞できる嬉しさがあります。

また庭園内のレイアウトが絶妙で、隙がないというのでしょうか、どの方向から見ても見劣りが一切なく、それを引き立てているものとしては背景!常緑で構成された背景は、白砂の引き立て役として、大いなる効果を発揮しています。風薫る午後のひとときに、座禅でも組んで眺めていたいですね。

「退蔵院」の他にも見所満載の「妙心寺」!

「退蔵院」は「大本山妙心寺」と呼ばれる広大な敷地を持つ境内の中の塔頭ですが、「妙心寺」は「退蔵院」の他にも見所が多く、特に特定季節に限って公開される寺院も中には存在します。「桂春院」や「大法院」などは特定の季節で公開されるため、晩秋の時期に訪問した場合は、同時に訪問することをオススメします。

また「妙心寺」境内の散策も1日では足らないほど、隅から隅まで見ていくと、見所が多い寺院であることがわかります。特に紅葉の季節はどの塔頭も見ごたえ満載!そんな「退蔵院」をはじめとした「妙心寺」境内を散策してみよう!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/22 訪問

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