衝撃の美しさ!奈良公園で銀杏を楽しむお勧めスポット4選!

衝撃の美しさ!奈良公園で銀杏を楽しむお勧めスポット4選!

更新日:2016/10/27 13:49

奈良公園と聞いてまず浮かぶのは、鹿や東大寺の大仏だと思います。あまり紅葉のイメージがない、という方は多いのではないのでしょうか。しかし奈良公園には、たくさんのもみじや銀杏があります。中でも秋のやわらかな陽を受けた銀杏は、その美しさに衝撃を受けるほど。しかも目を見張るほどの巨木が多いのです。

そんな奈良公園でお勧めの銀杏スポットをご紹介いたします。

まるで絵画の中に迷い込んだかのような世界

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奈良公園にももみじはあります。しかしもみじよりも目を引くのは、秋のやわらかな陽を受けて金色に輝く銀杏。風が吹けば銀杏の葉がはらはらと舞い散ります。しかも場所によっては、周囲に近代的な建造物はほとんど見当たらないので、その景色はまるで絵画の世界に迷い込んだかのよう。銀杏ってこんなに美しかったんだ…と、衝撃を受けるほどの美しさ。そんな銀杏が、奈良公園には数多くあります。

物思いに耽りたい!金色に輝く銀杏と鹿のいる景色

物思いに耽りたい!金色に輝く銀杏と鹿のいる景色
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奈良公園の中でも一番のお勧めは、東大寺中門前から二月堂へと向かう道。右手が東塔跡園地の広場となっていて、何本もの立派な銀杏があります。秋の穏やかな陽に輝く銀杏の美しさは、思わず足を止めてしまうほど。もみじの赤と重なって、ずっと眺めていたい景色です。銀杏の木のふもとで鹿が佇んでいたりするのも、この奈良公園ならでは。可愛い鹿が、ほっこりとした気分にさせてくれます。
この広場で時間が経つのも忘れて、物思いに耽るのもお勧め。ただし鹿の糞がありますので、ここで座るには、あらかじめレジャーシートを用意しておいた方が良いでしょう。

銀杏吹雪が見られるかも!?手向山八幡宮の大銀杏

銀杏吹雪が見られるかも!?手向山八幡宮の大銀杏
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奈良公園内の手向山八幡宮にもお勧めの銀杏があります。本殿を正面にして左手に行くと、思わず見上げてしまうほどの立派な大銀杏。そびえ立っている、という表現の方が的確でしょうか。高さがありますので、ちょっと強い風が吹くとたちまち桜吹雪ならぬ「いちょう吹雪」となります。柔らかい陽に銀杏の葉がキラキラと舞い散る様は、まるで神様が参拝を歓迎してくれているかのよう。ここは菅原道真が「このたびは幣(ぬさ)もとりあえず手向山 もみじの錦神のまにまに」と詠んだもみじの名所。しかし、この大銀杏の前には、もみじも霞んでしまいます。

手向山八幡宮は大仏建立の際に東大寺の守護として、迎えられた八幡神を祀っています。お寺の守護に八幡神?と不思議に思う方も多いのではないでしょうか。八幡神は応神天皇のご神霊のこと。大分県の宇佐八幡宮に祀られています。当時、宇佐八幡宮のご神託は絶対でした。その宇佐八幡宮から大仏建立の際に「われ天神地祇を率い、必ず成し奉る。(後略)」と大仏建立を後押しするご神託があったのです。そのことから、東大寺の守護として勧請されたのでした。

手向山八幡宮の大銀杏・もみじとコラボする穴場スポット

手向山八幡宮の大銀杏・もみじとコラボする穴場スポット
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東大寺二月堂方面からの参道の門が大銀杏の下にあります。その門を出てふと後ろを振り返ると、視界に映るのは門の外にあるもみじと門越しに見える大銀杏。木造の門の風合いも手伝ってなんとも風情のある、絵になる景色です。手向山八幡宮は表参道にもみじが多く植わっているため、こちらの参道は人が少なめ。お勧めの穴場スポットです。

ちなみに銀杏が神社に多い理由をご存知でしょうか?銀杏の葉には水分が多いため、火除けや延焼防止の役目があるそうです。確かに銀杏の葉は触るとしっとり。美しいだけでなく、神社の守りでもあったのです。

小さな祓戸神社を見守る大銀杏

小さな祓戸神社を見守る大銀杏
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春日大社参道の二の鳥居付近にも、銀杏の大木があります。銀杏の隣には祓戸(はらえど)神社。祓戸大神を祀り、お参りすることで穢れを祓ってくれる神社です。春日大社に参拝する際には、先にこちらにお参りしてから行くのが正しい順序。
赤い鳥居に小さな祠は、黄色に色づいた大銀杏とは対照的です。まるで大銀杏が神社を見守っているかのよう。ここの銀杏もお勧めですが、参拝客が多いためのんびりと楽しむのは難しいかも知れません。

おわりに…

もみじに比べると、紅葉として取り上げられることが少ない銀杏ですが、奈良公園には素晴らしい巨木が何本もあります。場所によって印象も違いますので、ぜひお気に入りの銀杏を探してみてください。

京都に比べると空いているとはいえ、休日には周辺の駐車場はあっという間に満車になってしまいます。そのときは少し離れた駐車場に停め、「ぐるっとバス」などを利用するようにしましょう。

アクセス
奈良公園
電車:近鉄 奈良駅〜徒歩、約1km
車:西名阪自動車道 天理IC〜R169号経由、約8km

銀杏の見ごろ:11月上旬〜12月上旬

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/23 訪問

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