「狐の嫁入り屋敷」の建物には、地元産のスギが使われ、迫力あるつくりとなっています。
そして、周辺の地域には古民家が残っていたり、古材を用いた店舗などがあったりと街全体が一体感ある景観となっており、こちらの施設もその中に自然と溶け込んでいます。
また、こちらの施設は入館料無料となっている為、気軽に立ち寄る事が出来るのもお勧めです。
外には可愛いらしい銅像が並んでいます。お付きの狐の間には花嫁さんがいて狐だけでなく、狸、うさぎ、リスなど他の動物たちも勢ぞろいして行列を作っています。森の仲間たちが花嫁さんが嫁ぐのを祝ってぞろぞろ集まっているのを想像すると、あたたかい気持ちになりますね。
館内の展望室からも麒麟山がみえますが、この銅像のある辺りからの景色もよく、川の向こうには麒麟山が望めるようになっています。
狐の嫁入り行列を1/30で再現したジオラマは、小さいながら忠実に再現されています。行列では子狐が先頭となり、高張提灯、提灯奴、へいそく侍、裃侍、ぼんぼり女衆、提灯侍、侍女、籠担ぎ、そしてやっと花嫁さんが登場します。そして、花嫁さんの後ろには傘持ち侍、仲人、長持担ぎ・・・といったように続きます。
ジオラマをみていると実際に狐の嫁入りの大行列が町を練り歩く様子が目に浮かぶようです。
展示されている狐の花嫁さんの着る白無垢はとても綺麗!花嫁さんのように狐に扮することが出来る狐のお化粧体験(大人600円、小人300円)や狐のお面絵付け体験(1,500円)も随時受け付けています。白い顔の狐に変身して記念に写真を撮るのも楽しい!こちらの体験は混んでいると待ち時間がかかる場合もありますので、予約をしてから伺った方が確実です。
木造建ての広い館内は開放感があり、上に登ると展望室があります。向かって右側にある岩肌のみえている山が麒麟山、そして、その前を流れている川は阿賀野川です。
旧麒麟山橋からこの狐の嫁入り屋敷のあたりの津川河港はかつて会津藩の港として船が行き来し栄えていました。それは岡山県の旭川勝山河港、千葉県の利根川関宿河港と並んで日本の三大河港として称されたほどです。津川にはそうした面影が今も残っています。
一階の映像展示蔵では別料金で映画「狐火伝説の町津川」の鑑賞も可能。売店では地元の工芸品や狐の可愛い置物や狐のお面などのお土産も販売されています。きつねうどんやお蕎麦などの軽食やドリンクやソフトクリームといったちょっと一休みできるお食事処もありますよ。
狐の嫁入り屋敷からみえた麒麟山にはハイキングコースがあり、約30分ほどで登れるのでそちらに立ち寄ってみるのもお勧めです。麒麟山展望台の津川城跡(狐戻城跡)には金上稲荷神社があり縁結びの神様としてカップルにも人気があります。
また、津川の街並みは趣があるのでぶらりと散歩してみてはいかがでしょうか?歩き疲れた後は麒麟山温泉や津川温泉など温泉施設や宿を利用するのもよいですね。
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(2024/4/26更新)
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