乗る!撮る!迫力の汽笛と煙に感動!北海道でSLに乗ろう!

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乗る!撮る!迫力の汽笛と煙に感動!北海道でSLに乗ろう!

乗る!撮る!迫力の汽笛と煙に感動!北海道でSLに乗ろう!

更新日:2013/11/25 19:39

坪田 敦史のプロフィール写真 坪田 敦史 フリーライター、航空ジャーナリスト

JR北海道では、季節に合わせてSLが運行されているのをご存じだろうか。有名なのは毎年1〜3月に釧路〜標茶(川湯温泉)間を走る「SL冬の湿原号」や、函館〜森の間をGWや夏休みに走る「SL函館大沼号」など、2台のC11型蒸気機関車を交互に使用して、いくつかの路線を臨時列車として走っているのだ。

北海道の季節ごとに異なる美しい景色を見ながら、クラシカルな鉄道の旅をぜひ味わってほしい。

力強く走るSLの姿を撮影したい!

写真:坪田 敦史

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今回取材したのは毎年秋に運行する「SLニセコ号」。2000年から毎年運行している臨時(観光)列車で、14年目を迎える。紅葉が深まる中、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山やニセコ連峰を車窓から楽しめる人気列車だ。

上りの運行区間と停車駅は、次の通り。
札幌→小樽→余市→仁木→小沢→倶知安→ニセコ→昆布→蘭越
ただし、上り、下りとも、札幌〜小樽は市街地を走るので、ディーゼル機関車(DE15型)が牽引する形となる(電車なみの時速が出せないと他の列車の運行ダイヤに影響を与えるため)。

ちなみに写真は、然別〜銀山の跨線橋(国道5号線)にて撮影。

ここは定番の撮影スポットで、カメラを構えた大勢のギャラリーがSLの通過時刻に合わせてやってくる。上り坂なので、SLが力強く黒煙を出し、鉄道ファンを魅了する。しかも、カーブになっているため、躍動感あふれるカットが撮れるのだ。

勢いよく走るSLをどこで撮っていいか分からないというビギナーの方は、まずは道路地図を見て、この場所を探してほしい。場所探しに迷わないように、通過の30分〜1時間前から待機するつもりで出かけるといい。

もちろん時刻を調べ、停車駅周辺で待ち構えれば、てっとり早く撮影できる。

レトロな空間で癒やされる鉄道の旅

写真:坪田 敦史

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ニス塗りの重厚な壁、木枠のボックスシートに木製テーブル付きというレトロな車内で、昭和初期の面影を再現している。車内中央には、だるまストーブと石炭が設置されている。窓も開けられる。

なお、札幌〜倶知安間を乗車した人には、「SLニセコ号乗車証明書」がもらえる(毎年デザインが異なる)。

この写真では乗客が少ないように見えるが、大勢の観光客がニセコ駅で降りた後の撮影。

車内を探検、カフェカーで会話が弾む

写真:坪田 敦史

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客車4両のうち、1両(2号車)はカフェカーになっている。北一硝子のランプが優しい光を灯す。
オリジナルSLグッズ、飲み物、弁当などを販売しており、立ち席カウンター、テーブルが用意されている。また、沿線名物スイーツも売っているので、ぜひ食べてみよう。

長い時間シートに座りっぱなしではなく、誰でもここに来て開放的な空間で、車窓や談笑を楽しめる。
車内スタッフは和服姿で、車内販売、周辺観光地の案内などを担当、とても親切だ。

「ニセコ号」の場合、<札幌〜倶知安>間は全車指定席で、乗車券のほかに指定席券が必要。
しかし、<倶知安〜蘭越>間は自由席区間となっており、地元の普通列車として運行される。そのため、当日、普通乗車券で誰でも乗れる。

これらの車両は内装を変え、JR北海道が運行する他のSL区間でも使用されているものだ。

「倶知安」「ニセコ」を過ぎて、ローカル駅「蘭越」に到着

写真:坪田 敦史

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終着、「蘭越」駅に到着。
ただし5分しか停車せず、ここですぐ折り返し、札幌方面に向け「下り」列車となる。車両編成は変えず、そのままバック運転を行う形式になる。

停車中で時間がある駅では客車を降りて、記念写真を撮っている人が多い。くれぐれも乗り遅れないように。

なお、JR北海道が運行するSLは「C11−171」と「C11−207」がある。2013年秋に「SLニセコ号」で使用されているのは、カニ目(前照灯が両サイド上に2つ)が特徴の「C11−207」だった。
(JRの発表では今秋後半は、「C11−171」を使用するとしている)

このC11型蒸気機関車「C11−207」は、昭和16年製造。

倶知安駅で、じっくり撮影タイムを楽しもう!

写真:坪田 敦史

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蘭越で折り返した「SLニセコ号」は、倶知安(くっちゃん)駅に約3時間、停車する。

推奨する観光客向けのコースは、車内に乗ったまま蘭越でそのまま折り返して、ニセコで降車し、駅前の温泉に入ったり、バスを利用して周辺を観光する。観光を終えたあと、ニセコから倶知安までは後続の普通列車に乗り、倶知安から再び16時台発の「SLニセコ号」下り線で小樽や札幌に帰る。

ただ、ディープなSLファン向けのコースは、ちょっと違う。
13時台にバック運転で倶知安に戻ってきた列車は、SL(機関車)を一旦切り離し、駅の複線とポイント切り替えを利用して、SL本体を下り側の客車先頭に接続しなおす作業を行うのだ。
機関車単体をくまなく撮影できるこのシーンは、見逃せない。

機関車の入れ替え作業は、通常14時台に行われるので、カメラを構えて駅構内、または駅の外で待ち構えよう。もちろん乗車しない人も、入場券を購入すればホーム内への立ち入りが可能だ。

道外からも大勢のファンがSLを見に来る!乗りに来る!

いまや「SLニセコ号」は、秋の北海道観光になくてはならない存在だ。日本全国からやってくる鉄道ファンだけでなく、季節ごとに運行されるSL乗車、撮影を兼ねて、札幌や小樽の旅を楽しみに来る観光客も多い。

前述したように、JR北海道は、復活させた蒸気機関車(2両)により季節運行のSL号を通年で運行しており、「冬の湿原号」「函館大沼号」「富良野美瑛号」など、いくつかの区間で楽しむことができる。いずれも運行は、ほとんどが土日祝のみ。

SLのヘッドマークと一緒に記念写真が撮れたら、間違いなく一生の思い出になる。
動くSLを見て、その力強い音を聞いたら、もう興奮は冷めやらない。今の子供たちも、そしてSLを懐かしむ世代の大人たちも、ぜひ楽しんでほしい。

それぞれSL号の運行期間と時刻は毎年多少変わるが、今回ご紹介した「ニセコ号」の場合、停車駅発着の時間帯と運行パターンは例年ほぼ同じだ。
詳しくはJR北海道のWebサイトを確認しよう。

なお、2013年12月には函館〜大沼間で「SLはこだてクリスマスファンタジー号」としての運行も決まっている(平日運行あり)。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/23 訪問

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