朝ドラ『べっぴんさん』でも注目!「神戸別品博覧会」 には神戸発の“別品”がズラリ

朝ドラ『べっぴんさん』でも注目!「神戸別品博覧会」 には神戸発の“別品”がズラリ

更新日:2016/10/12 19:05

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ レトロ建築探訪家、地域の魅力伝え人
神戸を舞台にしたNHKの朝ドラ『べっぴんさん』。べっぴんとは「別品」と書き、特別に良い品のこと。朝ドラに合わせてオープンした「神戸別品博覧会」には“地元企業×クリエーター”の魅力ある商品が揃います。神戸発の企業は数多あり、洋菓子だけではありません。ファッションに日本酒、ワインに可愛い雑貨のあの通販も!
さあ、朝ドラで使われたセットや小物の展示もあり、ハイカラ神戸の歴史もわかる「神戸別品博覧会」へ。

「変わらぬ可愛さ」に、「大人の可愛さ」もラインナップに加わったファミリア

「変わらぬ可愛さ」に、「大人の可愛さ」もラインナップに加わったファミリア

写真:万葉 りえ

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神戸で出産祝いとして真っ先に挙がるのが、ファミリアの商品。品質の良さと上品さで、「ここの商品だったら間違いない!」というほど神戸市民…いえいえ、阪神間の人々に浸透しているといっても過言ではないでしょう。

2016年10月から始まった朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』は、このファミリアを作った女性が主人公。写真に写っているのはファミリアのマスコット「ファミちゃん」と「リアちゃん」なのですが、ファミリアの商品は小さな子供向けだけではないのです。阪神間の女子高生の御用達が、ファミリアの手提げ。一つ一つ手作りという、まさにファミリアの原点を表すような商品で、通学カバンにファミリアの手提げという姿は「超」がつくほどの定番。

洗濯を繰り返しても品質に定評あるTシャツや小物類は、お子さんやお孫さん、甥や姪へのお土産に。また、さんちか店(三宮地下街)や本店では、「ここだけ」という可愛い文具類がそろいます。幅広い年齢層の方に知っていただきたい神戸発の企業です。

そして、神戸別品博覧会の店舗では、かわいらしさもありながら大人の女性に似合うグッズが一押し!是非チェックしてくださいね。

神戸エレガンスは幼少から?おしゃれの街 神戸へようこそ

神戸エレガンスは幼少から?おしゃれの街 神戸へようこそ

写真:万葉 りえ

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ジャズにサッカー、コーヒーにゴルフ、映画…と、海外から神戸に入ってきて広まっていったものは実にたくさん。京都が「着だおれ」、大阪が「食いだおれ」、そして神戸は「履きだおれ」と言われてきたのも、神戸開港とともに始まった神戸の靴づくりの歴史があるからです。靴作りや神戸マイスターについての詳しいことは、下記MEMOにある北野工房のまちの記事も参考にしてくださいね。

さて、朝ドラの『べっぴんさん』では、物語の進行で重要な役、靴店「あさや」の店主を市村正親さんが演じています。「あさや」の店先のセットも、この神戸別品博覧会で楽しんでいただけます。ショーウィンドウにあるのはドラマの登場人物たちの写真や撮影に使われたハンカチなど、他にもドラマの中で用いられた刺繍類や、靴作りに使ったものなど多数展示されています。

展示は物語の進行につれて変わっていくそうなので、それも楽しみにしてくださいね。

プロ御用達、スポーツブランドも

プロ御用達、スポーツブランドも

写真:万葉 りえ

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靴の歴史といえば、こちらのメーカーも外すことはできません。

現在はたくさんの人々が愛用しているブランド。また、リオオリンピックに参加した選手の中にも世界中で愛用者がいるブランド。その会社が一番最初に作ったスポーツシューズは、一番難しいといわれていたバスケットボール用のシューズでした。なぜなら、初めに高いハードルを越えられれば、その後の困難もこえられると考えたからでした。

その会社の名は、鬼塚株式会社。そう、今のアシックスです。1968年のメキシコオリンピックでは、鬼塚のマラソンシューズを履いた選手が輝かしい記録を残しています。そんなスポーツをする人のことを考えて開発されてきた記念すべき靴が、説明とともに神戸別品博覧会に展示されています。

歴史的な展示を見るだけでなく、クリエーターとのコラボの商品は「ここ限定!」なのでファンには気になるはず。帰りには、ちょうど真向かいにあるオニツカタイガーのショップものぞいてみたくなるのでは。

実際に堪能できる 500色の美しさ

実際に堪能できる 500色の美しさ

写真:万葉 りえ

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次にご紹介するのは、可愛い雑貨や服を毎月届けてくれるあの会社です。

オリジナルの商品も多いうえに、お手頃価格もうれしいフェリシモ。神戸別品博覧会用に出されているのは、猫を中心とした可愛い動物がモチーフの雑貨です。自分用にも、誰かへのお土産用にもできそうですよね。

そしてフェリシモで人気があるのが500色の色鉛筆です。通販で大反響で、流行りの塗り絵をするのに買われた方も多いのではないでしょうか。塗り絵はしなくても、たくさんの美しい色は見ているだけでうれしいもの。色の美しさを見るだけでなく、ここでは実際に試し書きもオーケーです。

色鉛筆のコーナーは色鉛筆以外にもカラフルなグッズがあれこれ。楽しい空間になっています。可愛い動物の雑貨を見たら、上の階まで足を運んでくださいね。

人気のケーキ店で、懐かしい昔の神戸へタイムスリップ

人気のケーキ店で、懐かしい昔の神戸へタイムスリップ

写真:万葉 りえ

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洋菓子の人気店が多く、特集を組んでも何度も店が入れ替わるほどのケーキ激戦区・神戸。その人気店の一つ「TOOTH TOOTH」が神戸別品博覧会で出店しているのが「フルーツパーラー別品堂」です。入り口で、どのケーキにしようか迷いそうですよね。

しかし、「TOOTH TOOTH」はケーキだけのお店ではありません。明治の開港以来世界各地の食が入ってきた街ならではの、日本の食材と海外とのコラボ「神戸キュイジーヌ」を提唱してきたレストランも展開しています。

「フルーツパーラー別品堂」ではそんなお食事もご用意。「ハイカラオムライス セット」や「神戸メリケンカレー セット」など、ちょっとおしゃれにお昼を楽しみたい方におすすめです。NHKの朝ドラファンには「すみれのナポリタン セット」も。
しかも、この店限定の嬉しい仕様になっているのも見逃せません。博覧会ならではの可愛いコラボは、ここでは秘密!ビルの入り口に置かれたメニューでご確認くださいね。

お店が入っているのは、神戸別品博覧会の4階です。料理やケーキがおいしいだけではありません。着物姿に白いエプロンという装いの店員さんたちが、懐かしい昔の神戸へとちょっとタイムスリップさせてくれるお店です。

「べっぴん」、特別な品って・・・

神戸別品博覧会が入っているのは、かつてファミリアの店舗があり、その後ファッションブランドをたくさん出しているワールドの「メディテラス」として知られていたおしゃれなビルです。白鶴酒造、神戸ワイン、モロゾフ、ユーハイム、風月堂他たくさんの企業が参加しているのですが、今回は写真の枚数の関係上紹介できません。2017年5月までこの催しは開かれています。

特別な品って・・・なんでしょう。

海外ブランドの高価な子供服もあるけれど、百貨店を通して美智子妃がお子様方のために用意されたのはファミリアの製品でした。

服だったら、長く大事にしたい。食べ物だったら、一口一口味わって食べたい――そういう気持ちにさせてくれる品物は、心を上向きにしてくれます。丁寧に作られているからこそ大事にしたいと思うもの、それが特別な品「べっぴん」なのです。

あなたにとっての「べっぴん」に、どうぞ神戸で出会えますように。

掲載内容は執筆時点のものです。

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