北海道大学札幌キャンパスは研修施設等を含めた敷地面積が約177万6千平方メートルとなり、実に東京ドーム38個に相当するのです。さらには大学が所有する森林等を含めた全てとなると約6億6千万平方メートルとなり、何と日本の国土の570分の1となります。
創立が1876年、大学の設置は1918年と今から100年も前となりとても歴史がある大学です。学生数は約18,000人で外国人も多く80カ国以上から1,400人近くが留学生として来ていますので、国際色も豊かと言えます。
紅葉が美しいことで有名な北海道大学は、一般の人も自由に出入りすることが出来ます。まずは敷地内のインフォメーションセンター「エルムの森」でキャンパスマップをもらいましょう。また、こちらではカフェが併設されていますので、ちょっとした休憩にも便利。そこから東京ドーム38個分の巨大なキャンパス内で、豊かな自然を楽しみながら散策してみましょう。
北海道大学で見ておきたいのがクラーク博士像です。「Boys, be ambitious」で有名なクラーク博士はウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark)が正式な名前です。その像は大学の正門を入り、芝生を左側に見ながら道なりに進むと北西角(古河記念講堂前)にあり、分かりやすい場所となっています。
クラーク博士像は腕を上げて遠くを指差しているイメージが強いかも知れませんが、それはさっぽろ羊ケ丘展望台のもので、北海道大学では胸像です。
ところであまり知られていませんが、実は「Boys, be ambitious」には続きがあると言われています。それが「like this old man」です。意味するところは「この老人(私)のように、若い人たちも野心的であれ(少年よ、大志を抱け)」となります。
時は明治10年(1877年)ですから、それだけ古い時代に日本に来日し、様々なことを教え、多くの日本人に影響を与えたクラーク博士胸像の前で、有名な言葉をその続きまで含めて思い出してみるのも面白いのではないでしょうか。
さすが大学内!そのような雰囲気をいたるところで感じることが出来ます。見る人によってはノスタルジックな感覚を呼び起こされるのではないでしょうか。古い建物は色付くツタと見事なまでに調和し、その美しさは時間の流れを忘れさせてくれることでしょう。
ツタだけではなく、敷地内ではたくさんの色の変化を楽しむことが出来ます。あまりにも有名なイチョウの黄金色だけではなく、赤や紫、黄色などの様々な色も楽しんで下さい。
北海道大学の北13条通りにあるのがイチョウ並木です。道路の両側には約70本のイチョウが植えられており、その長さは約380mにもなります。10月から11月中旬頃までは、圧巻の黄金の路を楽しむことが出来ますので、その幻想的な雰囲気を十分にお楽しみください(時期は年により変動がありますので、ネット等で確認しましょう)。
なお、この季節は日にちを限定したライトアップも実施されますので、夜も楽しみたい方は日程を確認の上、足を運ぶようにしましょう。
圧倒的な広さを持つ北海道大学は、イチョウ並木だけではなく約300mのポプラ並木もあります。そちらはあまり観光客が来ないエリアとなりますので、静かに自然を楽しむことが出来るでしょう。
この秋は北海道大学で、大自然からの色の贈り物を楽しんでみてはいかがですか?
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