秋の大銀杏の紅葉がすごい!京都「西本願寺」期間限定のカフェも

秋の大銀杏の紅葉がすごい!京都「西本願寺」期間限定のカフェも

更新日:2016/10/18 14:40

古都の U助のプロフィール写真 古都の U助 ブロガー
阿弥陀堂や御影堂など巨大な国宝建築が建ち並び、京都駅からもほど近い場所にある西本願寺。例年11月後半には大銀杏が黄金色に色づくなど最も美しい季節となります。2016年から2017年にかけては特別法要「伝灯奉告法要」が行われ、期間限定の巨大なカフェが誕生するなど話題も盛りだくさん。
圧巻の巨大な銀杏の木や見逃せない境内の見所をご紹介します!

国宝・御影堂と「おてらかふぇ&まるしぇ AKARI」

国宝・御影堂と「おてらかふぇ&まるしぇ AKARI」

写真:古都の U助

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宗祖・親鸞上人によって開かれた浄土真宗の本願寺派本山、通称西本願寺は一時大阪や和歌山などに寺地を移転した後、豊臣秀吉に京都駅から程近い現在の土地を寄進されて今に至ります。平成26年には親鸞聖人から数えて25代目に当たる専如宗主が就任、その伝灯奉告法要が平成28年秋から翌平成29年初夏まで10期に分け行われます。

そして、法要期間中(10月1日〜5月31日)は期間限定で国宝・御影堂の隣に「おてらかふぇ&まるしぇ AKARI」がオープン!世界遺産の西本願寺境内では初めて登場した巨大なカフェの中では、ミシュランで星を獲得している大阪のフレンチの名店リュミエール監修のメニューが登場。その他お菓子やお漬物など京都の名産品も販売されています。

大銀杏と経蔵(重文)

大銀杏と経蔵(重文)

写真:古都の U助

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西本願寺の境内の特に大きな銀杏の1本は、国宝の阿弥陀堂と重要文化財の経蔵の前にあります。こちらの銀杏は高さは約16,5メートル、京都市の保存樹に指定されています。秋の京都は赤く色づく紅葉に人気が集まりがちですが、黄金色に染まる銀杏や、葉で埋め尽くされる地面の様子も美しく、なんだか金運が上がるような気さえしてきます。

浄土真宗のお寺では中興の祖と言われる蓮如上人が銀杏の杖を使用していたことや、その杖から立派な銀杏が根付いたという伝承が各地に残りるため境内に銀杏の木が植えられることが多く、大切にされています。

天然記念物・大銀杏

天然記念物・大銀杏

写真:古都の U助

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西本願寺の御影堂前にもこれまた巨大な樹齢約400年とされる大銀杏があり、京都市の天然記念物にも指定されています。まるで天に根を張るかのように横へ伸びた枝振りが素晴らしく、逆さ銀杏とも呼ばれています。

また、元来銀杏は耐火性のある樹木とされていますが、西本願寺の大銀杏は江戸時代の大火の際に水を噴き出して境内を守ったという言い伝えがあり、水吹き銀杏の別名もあります。その他御影堂門のすぐそばにももう1本ひときわ背の高い立派な銀杏の木があります。

秋の太鼓楼も美しい

秋の太鼓楼も美しい

写真:古都の U助

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西本願寺の北東には新撰(選)組隊士たちも使用したという太鼓楼が現存します。西本願寺境内外側の道路、堀川通りからも眺められるこの太鼓楼周辺も、秋には紅葉する木々で彩られとても見ごたえがあります。重要文化財の指定も受けている太鼓楼の内部は非公開となっていますが、江戸時代には時刻を知らせる為打ち鳴らした太鼓が今も残されています。

こちらもぜひ!国宝・唐門

こちらもぜひ!国宝・唐門

写真:古都の U助

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西本願寺の南側、興正寺との境界に一見見逃してしまいそうな細い小道があります。堀川通りからその小道を西へ入ると、豊臣秀吉の建てた伏見城から移築したとされる国宝の唐門があります。

檜皮葺き(ひわだぶき)に唐破風(からはふ)の四脚門(しきゃくもん)には、麒麟に龍、孔雀や獅子など色鮮やかな彫刻が施されており一日中眺めていても飽き足りないということから、別名・日暮門とも呼ばれています。

この唐門からわずかに西へ行けば江戸時代に西本願寺の学寮として創立された龍谷大学の大宮キャンパスへ入る事もできます。大宮キャンパスには重要文化財の美しい校舎があるので、外観だけならお邪魔してみるのもおすすめ。
夜は校舎のライトアップもあり美しいです。ちなみに唐門も夜間は近づきすぎるとセンサーが反応し明かりが点灯するようになっています。

国宝「飛雲閣」も

国宝の「飛雲閣」は、下記の期間中に拝観無料にて特別公開されます。

第1期:10月1日(土)〜10月8日(土)/第2期:10月20日(木)〜10月27日(木)/第3期:11月4日(金)〜11月11日(金)/第4期:11月18日(金)〜11月25日(金)

(平成29年以降)
第5期:3月7日(火)〜3月14日(火)/第6期:3月28日(火)〜4月4日(火)/第7期:4月11日(火)〜4月18日(火)/第8期:4月25日(火)〜5月2日(火)/第9期:5月9日(火)〜5月16日(火)/第10期 5月24日(水)〜5月31日(水)

時間は午前9時〜12時30分、午後15時30分〜17時の一日2回です。
ぜひお見逃し無く!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/29−2016/10/11 訪問

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