50年以上の歴史のある「オギノパン」。焼き立てパンの販売や学校給食のパンの製造販売などを行っている、地元の人々に愛されているパン屋さんです。相模原市に2010年にオープンした新工場の直売店には、連日沢山の人が「オギノパン」のパンを求めてやって来ます。
「オギノパン」の一番人気は懐かしの給食の味「あげぱん」です。このあげぱんは『神奈川フードバトル』で2010年・2011年と2年連続で金賞を取ったほどの実力。今も一日に多い時で3000本以上も売れるそうです。人気の理由はお客さんの目の前でパンを揚げ、アツアツの揚げたてを食べられるということ!オギノパン特製のコッペパンを上質な油でじっくりと揚げ、砂糖をたっぷりとまぶしたこんがりきつね色のパンは、外はカリカリなかはふわふわで「あげぱんってこんなに美味しかったの!?」と、今までのあげぱんの認識を新たにしてくれますよ。
砂糖をまぶしたオーソドックスな「あげぱん」のほかにも「カレードーナツ」と「あんドーナツ」を揚げたてで食べることが出来ます。揚げたてにこだわっているのですぐに食べて欲しいことからお店にはテラス席が用意されています。是非揚げたてアツアツを味わってください!
写真:M Maririn
地図を見る「あげぱん」と人気を二分するのが、お店の周りを囲む丹沢山系にちなんで名づけられた「丹沢あんぱん」です。北海道産のエゾシカと呼ばれる小麦粉を使い、卵とバターをたっぷりと練り込んだブリオッシュ生地のパンは、薄皮ながらもしっとりとこくがあり、中にはぎっしり餡が詰まっています。あんぱんというよりは和菓子ともいえるようなこのパンは、ひとつひとつ職人さんが手で包んで作っています。
丹沢あんぱんは「つぶ」「こし」といったオーソドックスな味だけでなく「胡麻」「玉露」「くり」「紫いも」「かぼちゃ」「さくら」「「ゆず」「しろ」さらには季節限定品も含めて10種類以上のバリエーションがあります。掌に乗るほどの小ぶりなパンなので、色々な味を食べ比べてみてくださいね。
写真:M Maririn
地図を見る「あげぱん」や「丹沢あんぱん」のほかにも、オギノパンでは色々なお総菜パンや菓子パンが売られていています。どこか懐かしいホッとする味のパンを買おうと、店内はいつもお客さんで賑わっています。
またオギノパンはサイクリストにも大人気です。お店のまわりはヤビツ峠や半原越えなどサイクリングコースが多くあり、その休憩ポイントとして立ち寄った人から口コミで人気が広まったそう。今では駐輪場に用意されているバイクラックが一杯になるのも珍しくなく、自転車雑誌に取り上げられたこともあるとか。ちなみにサイクリストの一番人気は小さくてサイクルジャージのポケットに入れやすく、エネルギー補給にぴったりの「丹沢あんぱん」だそうです。
写真:M Maririn
地図を見るパンの直売所の裏にある工場は無料で誰でも見学ができます。大きなガラス張りの窓は小さなお子さんでも見やすくなっています。窓のすぐ側をベルトコンベアーに乗ったパンが次々と流れていく様子はずっと見ていても飽きないですよ。
学校給食用のパンを作っているためか、店内のパンを置く棚に学校の机を使っていたり、テラス席には学校の椅子が置いてあったりと、教室を思い出させるような仕掛けがあるのも楽しみの一つ。自動販売機で飲み物を買えますが勿論牛乳もあるので、あげぱんと牛乳という組み合わせで懐かしの給食気分を味わうのも良いですね。テラス席で緑の山を眺めながらパンを食べれば、心もお腹も大満足です!近くには「宮ケ瀬ダム」や「県立あいかわ公園」等の観光スポットもあります。オギノパンのパンを片手に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
オギノパンは最寄りの駅から徒歩3時間、バスの便も良くないので車やバイク、自転車が無いと行くのはちょっと大変です。でもこのパンを食べたい!そんな人のために、厚木や横浜、川崎などに常設の直売店があるので、丹沢あんぱんなど人気の商品を買うことが出来ます(あげぱんは工場直売店や厚木店などフライヤーの設置されている店のみの販売となります)。また催事販売もありますので、関連MEMOにあるホームページで販売情報をチェックしてください。
それでは皆さんの旅が思い出深いものになりますように!
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(2024/4/26更新)
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