写真:大宮 つる
地図を見るJR御徒町駅の北口より徒歩2分の距離にある「摩利支天 徳大寺(まりしてん とくだいじ)」。江戸時代初期の寛永年間(1624年-1645年)に創建と伝えられる、400年近い歴史をもつ日蓮宗のお寺です。
徳大寺の際立つ特徴としては、なんといってもアメ横の商店街の上に鎮座しているということ! “神聖なお寺”と“賑わう商店街”の対比が何とも特異な雰囲気で、実に興味深いですよね。
写真:大宮 つる
地図を見る「徳大寺」にお祀りされている神様は、開運勝利の守護神・摩利支天(まりしてん)です。あまり聞き慣れない神さまの名前かと思いますが、こちらの神さまは、参詣・祈願をする人に“気力・体力・財力”の3つの力を与え、さらに“厄を除き、福を招き、運を開く”という、霊験あらたかな守護神と言われています。
摩利支天は中世以降に、武士階級の守護神として信仰が広がるだけでなく、江戸時代中期以降には民衆の間でも信仰が盛んになったとのこと。ちなみに、こちらのご本堂にお祀りされている摩利支天像は、聖徳太子の御作(ぎょさく)と伝わるものです。
創建以降、多くの人が聖徳太子御作の摩利支天像のご利益に授かろうと参詣に来られたようで、門前通りが大変賑わうようになったとか……。いまのアメ横を含めた上野の賑わいは、ひとえに摩利支天のおかげと言っても過言ではないかも!?
写真:大宮 つる
地図を見るなお、ご本堂の正面に掲げられている額の文字(威光殿)は、吉田茂元総理大臣によるもの。ご本堂復興の記念として寄贈されたものです。ぜひ眺めてみてください!
写真:大宮 つる
地図を見るご本堂は1964(昭和39)年に再建されたものとなります。過去を振り返れば、1923(大正12)年の関東大震災、1945(昭和20)年の第二次世界大戦と2度の火災に見舞われ、ご本堂は燃えてしまいましたが、摩利支天像だけは、幸いにも焼失を免れたんだそうです。
写真:大宮 つる
地図を見るそんなエピソードをもつ“不死身”かつ超パワフルな摩利支天像のご利益を授かることにしましょう。「摩利支天」の名前と、日蓮宗のお寺なので「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と唱えてくださいね。
なお、向かって右側に「納経所」、左側に「浄行菩薩」があります。浄行菩薩とは、自身の悪いところ、病気、怪我などで痛む箇所に対応する菩薩さまのお体を「南無妙法蓮華経」と唱えながら磨くことで、良くしてくれたり、治してくれたりする有り難い功徳を授けてくださる菩薩さまです。
写真:大宮 つる
地図を見る徳大寺は、御徒町駅〜上野駅間、線路沿いにあります。電車がここの区間を走る際、「アメ横にお寺?神社?があるんだ……」と思った方も多いのではないでしょうか?
徳大寺に訪れたら、逆に、電車を眺めてみましょう! 山手線・京浜東北線の走る姿を間近で見ることができます。
写真:大宮 つる
地図を見るご本堂の向かって左側に「浄行菩薩」があると上述しましたが、実は、こちらの菩薩さま、もう一か所あるんです。その場所は、「二木の菓子」と「スポーツジュエン本店」の間。
写真:大宮 つる
地図を見るどちらか一方で、あるいは両方で、菩薩さまの功徳を授かってみてはいかがでしょうか?
以上、上野の強力パワースポット「摩利支天 徳大寺」をご紹介しました。上野アメ横に遊びに来られたら、開運勝利の守護神・摩利支天のご利益を授かりにぜひとも参詣してみてくださいね。おすすめのパワースポットです! なお、アメ横に訪れたら、上野恩賜公園にも足を運んでみてください。都内有数のパワースポットが集中している公園ですよ!
住所:東京都台東区上野4丁目6-2
電話番号:03-3831-7926
アクセス:最寄り駅は、JR山手線・京浜東北線「御徒町」駅北口より徒歩2分。車の場合は、お寺の駐車場はないため、近隣の駐車場(松坂屋パークプレイス24など)をご利用ください。
2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/28更新)
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