メイン・エントランスでは、いきなりジェフ・クーンズの作品「チューリップス」が迎えてくれます。この作品は2012年のクリスティーズNYオークションで、現代作家の最高額、3370万ドルで競り落とされたことでも話題になりました。彼の作品は世界の著名な現代美術館に置かれていますが、パブリックスペースで自由に見られるのは、恐らくウィン・パレスだけでしょう。
このほか、調度品から現代アートまで館内の随所で見られる美術品は、6年の歳月と1億2500万ドル（約126億円）をかけて収集された秀逸な作品ばかり。作品の多くはスティーブ・ウィン氏が進める中国の芸術作品を国内に戻す努力の一環です。
その中には世界に2つしかない清朝時代の希少な磁器の花瓶があります。ちなみにもう一つある場所はロンドンのバッキンガム宮殿です。
館内の一流ブランドが軒を並べるコリドー「ウィン・エスプラネード」にある世界一優雅なスターバックス。壁に飾られた陶器の絵をよく見ると、女性たちがスタバのカップを手にしています。こんな隠れたユーモアも大人の遊び心をくすぐります。
そのほか、高級鉄板焼きレストランのような雰囲気のラーメン店「HANAMI」のキャッチフレーズは「人生最高のラーメン」。日本人のラーメンシェフが選び抜いた最高の食材で作るラーメンが人気を呼んでいます。
スタンダードルームに当たるパレスルームは68平方メートルと、広さはスイートルーム並み。客室はキャラメル系のニュートラルな配色に、メタリックゴールドのアクセントを加えてシック&グラマラスな感性を添えています。そのほか、リッチなオレンジ、クールなターコイズブルー、鮮やかなイエローレモンを配色した客室も。エキサイティングなマカオで思いっきり弾けた後、心を落ち着かせてくれる空間です。
上質な眠りに力を注いだカスタムデザインのベッドは、イタリアのフレッテ社のリネンを備え、ゲストを優しく包んでくれます。そのほか、モルトンブラウンが手がけるウィン・リゾートオリジナルのバスアメニティ「ココ＆トンカ・ビーン」など、妥協のないこだわりが伺えます。
テーマで異なるカラーや装飾が施された客室は全1706室。訪れる度に違う雰囲気の部屋に宿泊したくなります。
高級感漂うインテリア、行き届いた質の高いサービスでおもてなしする ザ スパ アット ウィン・パレスは予約困難な状態なほどの人気。
伝統的な中国の宮殿をイメージした特別な空間で、効果を重視したさまざまなトリートメントを体験できますが、ウィン・パレスならではの金箔やダイヤモンドの粉を使用するフェイシャルなどゴージャスなオリジナルのメニューはいかがでしょうか？
さらに究極の贅沢を体験したなら、エキスパートセラピストとのコンサルテーションから始まる、プライベートスペースでのトリートメントを。贅沢な空間で、心も身体もすっかり王妃になったような悦楽を味わえるでしょう。
ウィン・パレスが誇る1億ドル（約101億円）を費やしたパフォーマンスレイクで開催される、音楽とシンクロする800万ガロンの水を空中に吹き上げる幻想的なショーが見もの。中国、ヨーロッパ、さらにアメリカ音楽、オペラのアリア、ミュージカルなど多様なプログラムが用意されているので、何度見ても飽きることがありません。
さらにパフォーマンスレイクの外周、27メートル以上も高い空中を移動する、エアコン装備のスカイキャブから噴水ショーを眺めるのも迫力があっておすすめです。
噴水ショーのスケジュール：12:00-19:00 30分おき、19:00-24:00 20分おき
6年半の建設期間を費やし2016年8月、満を持してオープンしたウィン・パレスは、客室からパブリックスペース、設計の細部にいたるまでスティーブ・ウィン氏の目が光っています。彼がこれまでに最も情熱を注いだ最高傑作のリゾートホテルで、ゴージャスなマカオを体験してみませんか？
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(2024/4/26更新)
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