ちょっと穴場の金沢観光。金沢・大野で醤油蔵と港をブラ歩き

ちょっと穴場の金沢観光。金沢・大野で醤油蔵と港をブラ歩き

更新日:2016/09/30 14:24

きんぎょ 美歩のプロフィール写真 きんぎょ 美歩 温泉と歴史旅 Walker
金沢市大野町は、江戸時代からの古い町屋が残る「金沢市のこまちなみ地域」に指定されています。北前船の港町としての歴史ある町は、日本でも屈指の醤油の名産地として知られ、街中では醤油蔵が点在し、趣ある風情を醸し出しています。金沢の中心部からは少し離れていますが、金沢の歴史をしっかり受け継ぐ営みを感じる、大野町をご紹介しましょう。

こまちなみと醤油蔵

こまちなみと醤油蔵

写真:きんぎょ 美歩

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大野町は、金沢駅から北西に、車で15分程にある港町です。古くからの港町で、少し散策すると、日本海や金沢港に停泊する船舶などを目にすることができます。知る人ぞ知る、お寿司の美味しい老舗「宝生寿司」や、庶民の味方「大野港食堂」といった、新鮮な日本海の食材を堪能できるお店があるのも納得!大野地区の大きな魅力でしょう。

古い町屋が点在する町中は「金沢こまちなみ地域」に指定されています。小路も多いので車も少なく、まさにブラ歩きが楽しめます。

ヤマト糀パーク

ヤマト糀パーク

写真:きんぎょ 美歩

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風情ある街の雰囲気をより強く感じるのが醤油蔵の趣きです。千葉県野田・同銚子・兵庫県龍野・香川県小豆島と並んで、大野醤油は日本の五大名産地の一つとして知られています。町には昔からの醤油蔵の屋根がならび、古くからの営みを今に伝えています。

大野地区の代表的な醤油蔵「ヤマト醤油」では、本社工場敷地内に直売所の糀パーク「ひしほ蔵」があります。

ランチができる「発酵美人食堂」や糀を使った「料理教室」も開催されています。「醤油ソフトクリーム」や「おしょうゆショコラ」などもあるので、ブラ歩きにオススメですよ。

醤油蔵のカフェを覗いてみよう

醤油蔵のカフェを覗いてみよう

写真:きんぎょ 美歩

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「ヤマト醤油」とならぶ老舗の醤油元「直江屋源兵衛」。「直源醤油」の直売店舗の壁面には、今までの醤油瓶の「直源」ラベルが掛けられ、醤油蔵の歴史を感じることができます。

おしゃれなカフェスペースの椅子には、昔ながらの木樽が使用され、天井には直源ロゴの大きな風呂敷が。店舗では醤油、ドレッシングなどの発酵調味料等が販売されています。

味わい深い醤油蔵カフェで、ちょっと一息した後は、隣接した古い町家(旧直源醤油玄関)も、覗いてみてはいかがでしょう。

隠れた観光スポットはここ!

隠れた観光スポットはここ!

写真:きんぎょ 美歩

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大野地区には、日本の灯台50選に選ばれている「大野灯台」をはじめ、周辺には近江町に次ぐ庶民の魚市場「金沢港いきいき魚市」があります。

また、代表的な観光スポットととして「石川県金沢港大野からくり記念館」があります。これは江戸時代の発明家、大野弁吉の業績を記念して建てられた館で、館内では手にふれられる「のぞきからくり」をはじめ、ぜんまい仕掛けやでんぐりがえしなど、様々な「木工ときからくり」が展示され、親子で1日楽しめます。外国の方にも人気の穴場スポットですよ!

水上舞台のある「大野お台場公園」

水上舞台のある「大野お台場公園」

写真:きんぎょ 美歩

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散策に疲れたら、金沢港に隣接した「大野お台場公園」で港の風情を楽しむのもいいですよ。この公園は北前船をイメージした船のテラスがある公園で、テラスの設置された中央の池は、金沢港の潮の満ち引きにより緑地の砂浜が見え隠れする造りになっています。

周りには観覧席も設置されているので、時間によっては、水上舞台のような、北前船のテラスが見られるかも!ここには幕末に、黒船の来襲に備えた砲台場跡地なので、資料を元に復元された大砲も設置されています。

金沢は郊外も面白い!

金沢観光では、「兼六園」や「東茶屋街」など等、市内中心部の観光スポットが中心になりますね。でも郊外にも今回の大野町のように、歴史を感じてほしい観光地もたくさんあります。金沢観光で、ちょっと寄り道スポットもいいですよ、何度でも金沢に旅してください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/02 訪問

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