写真:car min
地図を見るカッセルはフランクフルトに近いハーナウからブレーメンまで続く「メルヘン街道」の中央に位置しています。そのため「ドイツ・メルヘン街道の首都」と呼ばれ、グリム兄弟がその生涯の大半を過ごした町として有名です。町の中には「グリム兄弟博物館」もあり、また自然景観が美しいことでも知られていて、緑豊かなヴィルヘルムスヘーエ公園は世界遺産に登録されています。
そのカッセルの冬の風物詩「メルヘン クリスマスマーケット」は毎年グリム兄弟の童話をテーマにして開催されています。2013年「ラプンツェル」、2014年「眠れる森の美女」、2015年「ホレおばさん」、そして2016年は「白雪姫/Schneewittchen」となっています。「クリスマスマーケット」内のあちらこちらにテーマの絵柄があったり、飲食スペースで使われるマグカップのデザインにもその年の童話の絵柄が描かれています。
写真:car min
地図を見る「クリスマスマーケット」はお昼前からオープンするので日中からいろいろなお店を見たり、屋台で食事をしたりと楽しめます。でもやはり「クリスマスマーケット」は夜に訪れるのが素敵です。イルミネーションが輝き、昼間とはまた違った魅力を見せてくれます。市庁舎からケーニヒス広場まで続くケーニヒス通りは王冠と星がきらめく電飾でライトアップされていて、それはとても美しく、童話の一シーンのような光景です。
写真:car min
地図を見るまずは、市庁舎からケーニヒス広場へ向かって歩いてみましょう。町のメインストリートとなるケーニヒス通りは通りの両側にショップが揃い、そのショップそれぞれがクリスマスの飾りつけをしていて、これから訪れる「クリスマスマーケット」への期待が高まります。
市庁舎近くにある百貨店「GALERIA」ではウィンドウ内でシュタイフのぬいぐるみが冬のいろいろな風景の中で可愛らしく動いています。そのぬいぐるみの愛らしい姿には子どもはもちろん、大人も立ち止まって見入ってしまう程です。
写真:car min
地図を見るカッセルの「クリスマスマーケット」は市庁舎近くの「フリードリヒス広場/Friedrichsplatz」とメイン会場である「ケーニヒス広場/Koenigsplatz」と2カ所に分かれているので、混雑が緩和されて見やすくなっています。ケーニヒス広場には大きなクリスマスツリーと高さ22mあるクリスマスピラミッドが目印になっています。4800球のLEDできらめくピラミッドは「クリスマスマーケット」のシンボルとして広場を照らし、また6段ある段の途中からはグリム童話のメルヘン人形がそれぞれの物語を演じています。
写真:car min
地図を見るもちろん買い物や屋台での食事も「クリスマスマーケット」の楽しみです。クリスマス装飾の店やキャンドル、キッチン用品、手彫りの木製品の店などの販売ショップからドイツ名物焼きソーセージ、揚げ菓子、マッシュルームの煮込みなど立ち寄ってみたい屋台が2つの広場で120以上出店しています。
そして「クリスマスマーケット」で好んで飲まれるのが「グリューワイン/Gluehwein」と呼ばれる香辛料が入った温かい甘めの赤ワイン。冷えた体を温めてくれますが、アルコールが入っているので飲み過ぎに注意してくださいね。アルコールが苦手な方や子ども向けには「キンダープンシュ/Kinderpunsch」というスパイスの入った甘酸っぱい温かいジュースもあるのでこちらを注文してください。
飲み物のカップにはデポジットが入っているので、返却すれば2ユーロ戻してもらえます。記念に持ち帰りたい方はそのまま持って帰っても大丈夫ですが、糖分でべたつくので事前にナイロン袋などを用意されるといいかもしれませんね。その年の年号が入ったカップもあるので、何軒かお店を見て確認してください。
2016年のカッセル「クリスマスマーケット」は、11月21日から12月23日のクリスマス前とクリスマス後、12月27日から30日まで開催されています。
クリスマス期間3日間(12月24日、25日、26日)はお休みです。
詳しい情報は関連MEMO欄の「カッセル クリスマスマーケット」のホームページをご参照ください。
ドイツの冬は日照時間も短く、夜になるととても冷えるので「クリスマスマーケット」には暖かい服装でお出かけください。また石畳などが多いので歩きやすく暖かい靴も必需品です。そして冷たい風除けになる耳が隠れる帽子もお忘れなく。
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(2024/4/23更新)
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