写真:今村 裕紀
地図を見る「サンポート高松」のウォーターフロントには、中央に突き出た中央埠頭を中心に西に「シーフロントプロムナード」、東に「ハーバープロムナード」の散策路が配されています。「シーフロントプロムナード」側は、奥がマリーナになっているため、ここからヨットが帆に陽光を受けてキラキラと輝きながら沖を走る光景を望むことが出来ます。
一方、「ハーバープロムナード」からは、瀬戸内海の島々を結ぶ大型客船や高速船、フェリーが発着するなか、写真のカラフルなモニュメントが迎えてくれます。
この作品は、2010年に瀬戸内国際芸術祭に出展されたモニュメントです。瀬戸内国際芸術祭は、瀬戸内海の島々を舞台に3年ごとに開催される現代美術の国際芸術祭で、この高松港はそうした島々への玄関口であり、また、会場のひとつにもなっているのです。
この散策路沿いには、緑地や噴水も整備されていて、潮風に吹かれながら、本当に贅沢な散歩が出来るのです!
写真:今村 裕紀
地図を見る中央埠頭は、「せとシーパレット」の愛称で親しまれている階段式護岸で始まります。それは、玉藻(たまも)防波堤として540m先まで延々と瀬戸内海に突き出ていて、その突堤にあるのが、写真の「高松港玉藻防波堤灯台(赤灯台)」、通称「せとしるべ」です。
写真:今村 裕紀
地図を見るこの灯台は、総ガラス張りで、高さは14.2m。こう見えて鉄骨5階建で、19cm四方の透過性ガラスブロックが1,600個使われています。世界で初めての総ガラス張りの灯台です。「サンポート高松」のランドマークのひとつにもなっています。
突堤に佇んでいるこの姿をしっかりと脳裏に刻んだら、夜にもう一度、逢いに来ることを心に誓いましょう。
写真:今村 裕紀
地図を見る中央防波堤の付け根にあるアーチ型の屋根のイタリアンレストラン「MIKAYKA / ミケイラ」。赤灯台「せとしるべ」に行く前に、あるいは、行ったあとに、いえ、行かなくても、海を眺めながらゆっくりとした時間を過ごすのに最適なレストランです。店内のどの席からも海が見えることが、このお店のセールスポイントですが、潮風を受けながらのテラス席もお勧めです。なんと言っても人気店ですので、土日休日はランチでも予約された方がベターです。
写真:今村 裕紀
地図を見る「ハーバープロムナード」を東に進み、少し足を延ばしてみましょう。高松城跡がある「玉藻公園」を過ごして進むと、やがて、現れるのが、2001年に古い倉庫を改修して作られた商業施設「北浜Alley(きたはまアリ―)」です。高松港のもうひとつのウォーターフロントです。
港の潮風が流れ込み、古き日のノスタルジーが漂うこの倉庫街で出会えるのは―雑貨、ファッション、古道具、輸入子供服、カフェ&レストラン、ヘアサロン、そして、ギャラリー。港を借景にした倉庫という街のシンボルは、自然と人を惹きつけ、さらにここに集う、それぞれのお店が、みな個性的であるからこそ、人を魅了し続けてきました。それは、ひと昔前の手作り感や温かさが感じられるからかもしれません。
本来4棟あった倉庫の1棟を軸組みだけ残して撤去し、レンガを敷き詰めたのが、写真の「レンガ広場」で、この広場をはじめ、各レストランではコンサートやトークイベントなどが行われていて、さまざまな情報を発信し続けています。ぜひ、北浜地区まで足を延ばして、レトロな空間を覗いてみて下さい。
写真:今村 裕紀
地図を見る照明に浮かんだ防波堤をふたたび540m先に辿ると、突堤で待っていてくれるのは、すっかり装いを変えた「せとしるべ」。
夜の「せとしるべ」は、暗い海を航海する船の安全を守るために灯りを発しています。それは、24キロ先からも確認することが出来る、瀬戸内を照らす、海の道しるべ。
全身を赤色に発光させたその姿は、夜の高松港に幻想的に輝き、見るひとを魅了してやまないでしょう。
「せとしるべ」は、2016年、全国各地の灯台のなかから、ロマンスの聖地として「恋する灯台」21か所のひとつに選出されました!
瀬戸内海に面した「サンポート高松」のウォーターフロント。この開放的な広場の眼前にひろがるものは、海と島と船と空。そうして防波堤突堤に建つ「せとしるべ」ともうひとつのウォーターフロント「北浜Alley」。贅沢がいっぱい詰まったこのエリアで思いっきり潮風を吸いこんで、穏やかな時間を過ごしてみませんか?
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(2024/3/19更新)
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