登山道は幾つかありますが、本栖湖キャンプ場(無料大駐車場有り)から登り始めるのが展望も良くお勧め!
登山初心者の方でも比較的歩きやすく、山頂までの所要時間は約2時間です。(しっかりとした登山装備は必要です)
まずは、駐車場から約70分で到着する東屋を目指しましょう。
最初の50分ほどは木々に覆われ展望はなく、急な登りもありますが、尾根(無名のピーク)に到着すると、木々越しに富士山がその姿を現します。
やがて、周囲は背の高い木々から笹が生い茂る視界が開けた道となり、東屋からは遮るもののない雄大な富士山を見ることができます。
刻々と変化していく空の色合いと、富士山のコントラストは見ものです!
■所要時間は目安
東屋から山頂までは、ほぼどこからでも富士山が見え、富士山頂から昇るダイヤモンド富士を鑑賞できます。
富士山頂の中央から昇るドンピシャのダイヤを狙うのでしたら、太陽の方向を計算できるサイト(MEMO参照)やスマホ・PC用のアプリもありますので、これらを参考に鑑賞するポイントを決めるのが良いでしょう。
日に日に太陽の軌跡は変わり、見る位置や標高によっても多少ズレることもあり、自然相手の難しさを感じることもあります。
実際の日の出時刻を過ぎると、富士山の背後は次第に明るさを増していき、まるで後光が射しているかのような神秘的な光景になります!
いよいよクライマックスを迎えます!
富士山の頂から昇る日の出は神々しく、とても感動的です!
それと同時に太陽の温もりも感じられるでしょう。
この光景に魅了され、毎年訪れる人もいるほどです。(私もその1人です)
目安の観測ポイントは、冬至前後から元旦にかけては東屋付近。そして、徐々に山頂側へと変わります。なお、1月1日のダイヤモンド富士は、7時40分頃です。
山頂からは、富士山はもちろんのこと、南アルプスや駿河湾、伊豆半島まで一望!
この展望の素晴らしさが竜ヶ岳の魅力でもあり、山梨百名山の1つに数えられるのも頷けます。
青木ヶ原樹海に浮かぶ島のように見える山が、側火山の「大室山」です。
側火山(寄生火山)とは、山頂火口以外の山腹や山麓で噴火が起きた場合につくられる小火山のこと。
富士山には大小70以上もの側火山があり、その数は日本一。
そして、最大のものが大室山です。
樹海の広大さにも驚かされることでしょう。
新年三が日の山頂と東屋は非常に混雑しているため、東屋と山頂間の登山道上からダイヤ富士を鑑賞するのがお勧めです。また、余裕を持ったスケジュールを心掛けた方が良いでしょう。
登山道は積雪や凍結することもあるため、軽アイゼン等の滑り止めは必携です。日の出前には、気温が−10度以下になることもあるため防寒対策、ヘッドランプも忘れずに!
山道を登らなければならないことや厳しい寒さもありますが、ダイヤモンド富士にはその苦労を補ってあまりあるほどの感動があります!
是非訪れてはいかがでしょうか?
もちろん、展望も素晴らしいですので、ダイヤの時期に限らずお勧めの山です。
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(2024/4/25更新)
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