寒い時期ならではの魅力が満載！チェコは冬にこそ行くべき！

更新日：2017/11/02 19:45

寒い冬のヨーロッパ旅行なんて考えたこともないとすれば、ヨーロッパの魅力の半分を見落としていると言っても過言ではありません。特に旧東欧諸国は、冬を耐え忍ぶ姿にこそ、えもいわれぬ旅情をかき立てられますし、冬にしか出会えない魅力に満ちています。
中でも、東欧観光の雄・チェコは、首都プラハをはじめとして冬ならではの見逃せない風景が広がります。今回は、そんな冬のチェコの魅力をご紹介します。

世界一美しい広場テルチ

写真：ジュマペルヤマモト

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テルチは、プラハの南東約100kmにあり、バスでのアクセスが便利です。とても小さな街ですが、世界遺産に登録されているのが、旧市街のザハリアーシュ広場です。広場の周りを取り囲むように建つ家々は、統一感がありつつも、それぞれが趣向を凝らしたルネッサンス様式のファサードを構え、カラフルなパステルカラーで塗り分けられており、同じデザインは2つとありません。

写真：ジュマペルヤマモト

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雪の朝には、広場の中央にある聖母マリア像も雪をかぶり、人通りの少ない真っ白な町を見守っています。1階部分は、アーケード状のカフェやお土産屋になっていて、これらの建物をデザインしたかわいらしいマグネットなどが売られています。

写真：ジュマペルヤマモト

世界一美しい町チェスキー・クルムロフ

写真：ジュマペルヤマモト

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チェコの南端、オーストリアとの国境近くにある世界遺産のこの町は、16世紀に栄華を極めたあと、破壊されることも、近代化されることもなく中世の美しい町並みを今に残しています。世界一美しい町とも言われており、多数の写真がネットにアップされています。

しかし日の短い冬は、到着する頃には町はもう暗くなっていて、すぐにはその姿を目にすることができないかもしれません。だからと言って肩を落としてホテルの部屋に入るのは早過ぎます。夜の町も大変美しいので見逃すべからずだからです。狭い割には起伏のある町の中心の岩盤の上にそびえ、町のどこからでものぞめるクルムロフ城はライトアップされ強烈な存在感を放っています。

ヨーロッパ随一の温泉街カルロヴィ・ヴァリ

写真：ジュマペルヤマモト

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カルロヴィ・ヴァリは、チェコの西の端にある温泉街です。温泉で温まるなら、冬の方が楽しめるのは言うまでもありません。山あいの谷間を流れるテプラー川沿いに所々で湯気をあげており、遠目には日本の温泉街の佇まいとよく似ていますが、歩いてみると建物も雰囲気も全く違います。

バロックまたはネオ・ルネッサンス様式のヨーロッパらしい美しい建物が川沿いに立ち並んでいます。いくつかの建物は美術館並みに美しく、飲泉所となっています。あちこちでポットのような特徴的な形の陶器製「飲泉器」が売られており、これにお湯を汲んで飲みます。もちろん多くのホテルには温泉施設が併設されていて、日帰り入浴も可能です。

また町なかでは、日本の鉱泉せんべいのルーツとも言われているコロナーダという薄い焼き菓子が売っています。箱に入っていますのでお土産に最適ですよ。

長い冬に耐えるチェコの人々

写真：ジュマペルヤマモト

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首都プラハの路面電車は、イマドキなデザインとは言えません。どうかこのままノスタルジックなデザインを貫いて欲しいものです。路面電車に乗り降りする市民のおしゃれを眺めるのも楽しいものです。チェコなどの東欧の場合、Tシャツ短パンといった夏の服装よりも、こうした冬の装いの方が、しっくりマッチしますね。

チェコの冬のグルメ

写真：ジュマペルヤマモト

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チェコの代表的な料理は、シチューなどの煮込み料理が多いので、これまた冬の方がしっくりきます。というより、やはり冬が長いからこそ、こうした身体を温める料理が多いようです。ジビエ料理も秋から冬に旬を迎えます。日本ではなかなかお目にかかれないウサギ肉（写真）などを食せるのも、この季節ならではの楽しみです。