写真:きんぎょ 美歩
地図を見る谷口屋は、山々に囲まれ、竹田川が流れる、美しい自然溢れる山里の竹田地区にあります。北陸最大級の直径を誇る2連の水車がシンボルです。
この地域はかつては、白山を拝める山に登る修行僧のための宿場町で、三千坊という大きなお寺がありました。精進料理にも使用される油揚げは、貴重なたんぱく源です。特に雪の多い冬場は、肉や魚に替わる食べ物としてとても重宝されました。
地域には「寒の入りに油あげを1枚、こっそりと厠で食べると脳卒中にならない」という、面白い伝説も残っています。
仏教王国の福井県では、仏事に「油揚げ」は欠かせない食べ物です。油揚げは、福井県の代表的観光スポット「大本山永平寺」の、お坊さんたちの精進料理から広がったという説もあるようです。油揚げはまさに福井県民のソウルフードです。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る老舗豆腐店「谷口屋」の油揚げは、水は霊峰白山の伏流水の清水を。豆はこだわりの国産大豆を使用し、ニガリは越前の海水で「越冬ニガリ」を使用しています。
また油揚げを揚げる大事な油は、菜種の圧縮一番搾りです。こだわりの厚い「油揚げ」には、木綿豆腐が使われています。
素材だけではありません。その油揚げが揚げられる時間は、なんと1時間!揚げている間100回以上も手作業でひっくり返すというから驚きです。大正14年の創業以来、伝統の味と伝統の製法にこだわり、手間暇惜しまず、1枚1枚手作りしています。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る「油揚げのレストラン」は、自然を生かした木の温もりと石の内装で、昼食時にはまさに、厚い「お揚げ」を目当ての、行列のできるレストランです。
こちらのオススメは、やはり「油揚げ定食」。大きな厚いお揚げにきっと驚きますよ。福井県の一般的な食べ方は、大根おろしとネギをのせて、そこに油揚げ専用の、「揚げステーキ醤油」でいただきます。冷ややっこのお醤油より、ちょっと濃いめが福井風です。
揚げたての油揚げしか味わえない食感は、カリッとアツアツ!まるでパンみたい?表面の皮はカリッと香ばしく、歯触りのいいサクサク感とカリカリの食感。そして中は、ふっくらと、菜種油と大豆の旨みが凝縮されています。
油揚げがたくさん入った「あげの釜飯御膳」や「とうふカツ御膳」、こどもたちには、「とうふかつバーガーセット」も人気です。食後には、「とうふソフトクリーム」など、谷口屋こだわりの、無添加スイーツもぜひご賞味くださいね。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る待ち時間に、レストランに併設してある直売所でお土産選びはいかがでしょう。「お揚げ」はもちろん、こだわりの菜種油「なのはなの油」、平飼有精卵しか使用しない、無添加の「豆乳スイーツ」がオススメです。他県への発送もできます。
一般的な「油揚げ」はうす揚げのイメージですが、福井県では「厚揚げ」をいいます。福井に来たら、駅やデパートのお惣菜コーナーを覗いてみてくださいね。きっと驚く、厚い「油揚げ」が販売されていますから。
竹田地区には、全国的にも貴重な民家で、江戸時代初期に建てられた福井県内最古の民家である「千古の家」があります。また、温泉施設「丸岡温泉たけくらべ」もありますので、ぜひお立ち寄りください。
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(2024/4/20更新)
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