京成高砂駅から電車で一駅。かの山田洋次さんが監督をされ、俳優の渥美清さんが主演された『男はつらいよ』の舞台となったことで有名な柴又。
「私、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。性は車、名は寅次郎、人呼んで風天の寅と発します」というフーテンの寅さんの口上をご存知の方も多いと思います。この街こそが、寅さんが生まれ育った場所なのです。
柴又駅を降りると、寅さんの銅像が迎えてくれます。こちらの銅像は「旅に出る寅さんが、さくらの方を振り返ったシーン」をモチーフとして、1999年に地元商店会と観光客の募金によって建てられたものなのです。
寅さんと一緒に写真を撮られている人も多く、皆さんも柴又を訪れた際は記念に一枚いかがでしょうか。
ちなみに、2017年3月には寅さんの妹である「さくら」の銅像が新たに建てられることになっています。新たな観光スポットになることでしょう。
柴又駅から帝釈天へ繋がっている参道は商店街になっていて、美味しそうなグルメがたくさん。最近は見かけることが少なくなった駄菓子屋さんもあり、子どもが喜ぶことはもちろん、懐かしさから大人も楽しめます。
ランチにはうなぎや天丼、お寿司がオススメ。柳川定食を食べられるお店もありますよ。和食がメインではありますが、ラーメンやスパゲッティを食べられるお店もありますのでご安心ください。
商店街にはせんべい屋さんも多く、お土産に最適。試食が出来るところや、食べ歩きができるお店も多いので、気に入ったおせんべいをぜひ見つけてみてください。他にも佃煮や羊羹、もなかにスイートポテトも名物になっています。
うなぎやおせんべい、佃煮など、柴又名物はたくさんありますが、なんといっても柴又といえば草だんごです。おすすめは創業明治20年「御食事処とらや」の草だんご。こちらは『男はつらいよ』シリーズの1作目から4作目まで、ロケ地として使われていたお店なのです。
甘さ控えめのあんこと、素朴な味わいの草だんごが絶妙にマッチ。美味しさが胃の中でじんわりと広がっていきます。価格が300円と良心的なところも嬉しいです。草だんごに限らず、柴又には歴史あるだんご屋さんが軒を連ねています。どのお店でどのだんごを食べるか悩みながら歩くのも楽しいですよ。
食べ歩きができるお店も多いので、だんご好きにはたまらない商店街です。くれぐれも食べ過ぎないようにご注意ください。
いかがでしたでしょうか。週末になると多くの観光客で賑わう柴又の街並み。『男はつらいよ』をご覧になられていた世代の方はもちろん、若い世代の方も楽しめるスポットです。
ちなみに京成金町線は日中、1時間に4本程度しか走っていないので、あらかじめ時刻表を確認しておくことをオススメします。
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