日本三景松島を独り占め!海から僅か三歩の「松島佐勘 松庵」

日本三景松島を独り占め!海から僅か三歩の「松島佐勘 松庵」

更新日:2016/11/05 17:43

「松島佐勘 松庵」は秋保温泉にある「佐勘」の別邸で、日本三景松島を独り占めできる大人の隠れ家。建物から僅か3歩で海。幾つもの島が巡り、海に突き出たこの岬だけが時間を忘れたようにたたずんでいます。観光船が行き交う松島を「動の海」とすれば、この松島は波音さえも遠くにある「静の海」。水墨画のような景観が広がります。

「松島佐勘 松庵」は大人のための隠れ家

「松島佐勘 松庵」は大人のための隠れ家
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日本三景の一つに数えられている松島。大小260あまりの諸島がちりばめられ、日本を代表する観光地です。その中心部から車で10分ほど走ったところにぽつんと建つ一軒家が「松島佐勘 松庵」です。牡蠣小屋や海浜公園を通り、陸路に出たと思うと小径に入り、小高い山の上り坂をあがると、やっとお宿に到着。

周囲は緑に囲まれ、岬の一角全体が敷地なので、とりわけ静けさが違います。聞こえるのは潮風に揺られた木々の葉音とかすかなさざ波のみ。風光明媚な松島の喧噪から離れたたたずまいは、誰にも教えたくない隠れ家にやってきたようです。

「松島佐勘 松庵」の名称通り一帯が自生する松林。その松林を愛でながら歩く遊歩道も設けられています。野鳥の声に誘われるように奥へ奥へと海原への小径を抜けると、そこは見晴らしの良い絶景のプライベートテラス。かの芭蕉も言葉を失わせたという松島湾の美しいパノラマが広がります。

細やかな心遣いが嬉しい「松島佐勘 松庵」

細やかな心遣いが嬉しい「松島佐勘 松庵」
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約3000坪のゆったりとした敷地に建つ「松島佐勘 松庵」は僅か11室のお宿。Aタイプの客室は14畳一間。Cタイプは15畳と6畳の2室で露天付き客室。但し角にある離れなので、景観がもうひとつです。お勧めは写真の12畳と6畳の二間構成のBタイプの客室。副室にはベッドがあるので、いつでも身体を伸ばせられるのが嬉しい。

どの客室も女性に優しい広々としたパウダールームがついており、また檜の香りに包まれた贅沢な檜の部屋風呂も人気です。14畳一間がスタンダードですが、エントランスを含めると広々20畳。和室ならではの安堵感は身も心もほぐしてくれます。
また全客室に「松」が付いた名前もユニーク。試しに宿泊した部屋以外の名称を見てみるのも面白いでしょう。

客本意に立ったサービスが「松島佐勘 松庵」。最近のお宿はフロントやロビーでお茶菓子が出されますが、客としては少しでも早く旅の疲れを取りたいもの。ここではすぐに客室に案内され、記帳も茶菓子も部屋でゆっくり。また14:00チェックインで12:00チェックアウト。旅行と共に静養目的が多くなってきたこの頃、22時間滞在できるのも嬉しい配慮です。

松島の四季折々の旬 正統派の日本料理

松島の四季折々の旬 正統派の日本料理
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夕食は毎朝水揚げされる地元の新鮮な魚介類をふんだんに盛り込んだ本格的な懐石料理。
岬のすぐそばに港があるので、魚介類のコリコリ感はたまりません。また宮城を始めとした東北の野菜を使用する地産地消。彩り豊かで洗練された料理が一品ずついただけます。松島の四季折々の旬を加え、正統派の日本料理の技が映えます。

季節の料理で特筆すべきは春夏のウニ、夏は穴子、秋冬は生産量で広島に次ぐ牡蠣の最盛期。松島の牡蠣は小粒タイプなので、鍋には豪快に何個も入っていて満足感もいっぱい。
また朴葉の上で炙られたぷりっぷりの牡蠣もご馳走。

しかも客室でもいただけるし、1Fレストランや個室でもOK。より海が感じられる座敷からの眺めはまさに「松島」。手に取るほど近い海を眺めながらの食事は贅沢そのものです。

水墨画のような「静の海」が広がるロケーション

水墨画のような「静の海」が広がるロケーション
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そして「松島佐勘 松庵」最大の魅力がこの景観。客室の襖を開けるだけです!
建物から僅か三歩で海。触れられるほど間近な日本三景の松島を独占できるのです。本来の海が臨める松庵はまさに大人の隠れ家。松島五大堂付近の喧噪が嘘のようです。幾つもの島が巡り、海に突き出たこの岬だけが時間を忘れたようにたたずんでいます。

観光船が行き交う松島を「動の海」とすれば、この松島は波音さえも遠くにある「静の海」。水墨画のような枯山水の景観が広がります。
客室にある広いテラスに座れば、少しずつ夕闇に沈んでいく松島を眺めつつ杯を傾けることも。暗闇の中に沈んでいく松島もまた雅な世界です。

平穏な海を眺める幸せ 「松島佐勘 松庵」

平穏な海を眺める幸せ 「松島佐勘 松庵」
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日本三景の名に相応しい景観は、居ながらにしてずっと味わえます。勿論朝も変わらずに時の移ろいを感じさせてくれる松島。目に飛び込んでくる風景は芭蕉の時代から愛され続けた四季折々の表情です。小舟さえも通らない入り江は鏡のように松島を映し込み、静寂の中に憩います。

「松島佐勘 松庵」で静の海をそばに感じる贅沢なひととき。この素晴らしいロケーションだけでも、このお宿に泊まる価値があるというものです。プライベートな時間と空間、そして平穏な海を眺める幸せがここにあります。

大人のための遊び心満載の「松島佐勘 松庵」

「松島佐勘 松庵」は大人のための遊び心が隠されています。
豊潤な時を過ごせる「くら」は、イタリアンインテリアと共に心地よい音楽が流れる素敵空間。夜になるとウィスキーや焼酎が置かれ、セルフバーに変身。呑んだ分だけ自己申告するのは何だか大人と証明されたような信頼と安心感。

びっしりと書庫を埋め尽くす約2000冊の小説が置かれた「松島文庫」は圧巻。趣深い本を手に取ると、時間がゆるりと過ぎていきます。
館内には人間国宝の江里佐代子「截金彩色」や土井晩翠直筆の「荒城の月」、平山郁夫の作品がさりげなく展示。

松庵の「空」「松」「海」をコンセプトに広がる世界観は、心地よい大人の時間でもあります。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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