写真:Kaycom D
地図を見る世界遺産のブハラの旧市街は、モスクやお城の観光※だけでなく町の中の散策もかなり楽めます。石畳が続く路地や軒先に広げられた色鮮やかな絨毯、店頭に並べられたエキゾチックな食器や雑貨、カラフルなスパイスなど、どこを見ても異国情緒たっぷりの風景。
街を行き交う人々も、アジア系、白人系、中近東系など様々で、それだけでも異国に来ていることを実感できます。スカーフを巻いた女性や、ドッピ(刺繍がされた民族帽)を被った男性もまわりの景色に溶け込み、町全体がひとつの観光スポットという感じ。
※モスクやお城の観光については、関連MEMOに記載の別記事「貴重なイスラム建築の宝庫!ウズベキスタンの世界遺産ブハラの名所巡り」をご覧ください。
写真:Kaycom D
地図を見るブハラの街歩きではずせないのが、シルクロードの交差点として賑わっていた「タキ」。「タキ」とは「丸屋根」という意味で、外側から見るとポコポコと丸くなっているのがわかります。タキの内部は、様々な商品を扱うお店が連なるバザールになっていて、ウズベキスタンのものはもちろん、ロシアなど周辺国の商品も並んでいます。
かわいらしい工芸品がたくさんあるので、お土産を探すならここへ来るのが一番。世界各国から観光客が集まる場所なので、中には日本語で話しかけてくるお店の人も少なくありません。最初は値段を結構ふっかけてくるので、色々なお店を見比べるなどして上手に買い物をしましょう。
写真:Kaycom D
地図を見るブハラでは、織物やハサミなどが有名ですが、見学できる工房もあるので興味があれば入ってみましょう。製品が作られるまでの行程や、使用されている道具を実際に見られるのは貴重な体験になります。お店が併設されているところも多いので、気に入ったものがあれば購入することも可能。
コウノトリの形をしたハサミは、ブハラの特産品で切れ味もよく、日本で紹介されたこともあるとか。サイズも大きくないので持ち帰るのにも便利です。
写真:Kaycom D
地図を見る「ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ」では、ウズベキスタンの料理を食べながら、伝統的な民族舞踊が観られるディナーショーを開催しています。様々な民族衣装を纏った人たちが、古来から伝わる楽器で奏でられる音楽にあわせて踊るのですが、多民族国家のウズベキスタンらしく、その踊りや衣装は多種多様。
夏の時期だと、まだ暗くなりきる前の夕暮れ時から始まるのですが、ステージの中庭から見える色づいた空が、華やかなショーの演出に一役買っています。強い日差しもなくなり涼しくなった夜風の中、お酒でも飲みながらシルクロードの夜を満喫してください。(開催日時は要確認)
ちなみにこのメドレセの入口上部には、鹿をつかんだ鳳凰が顔のある太陽に向かって飛ぶ絵が描かれているのですが、これは偶像崇拝をタブーとするイスラム教では珍しいデザインとなっているため、夜だけなく、明るい時間帯にも訪れて見てみてください。
写真:Kaycom D
地図を見るブハラでは、ぜひ夜の散策にも出かけてみましょう。モスクなどがライトアップされ、まるで何かのテーマパークやシルクロードを舞台にした映画のセットの中にいるような感覚を味わえます。
写真を撮りたい場合は、ちょっと荷物になりますが、ぜひ三脚を持っていってください。澄んだ夜空の下に街の明かりが灯り「暗闇に浮かぶモスクと星空」なんていう絵のような風景も綺麗に撮影することができます。
また、空に月が出ていれば「イスマイール・サーマニ廟※」にも訪れてみましょう。この廟は、イスラム建築最古のもので月の明かりの下で見ると美しいと言われています。
※「イスマイール・サーマニ廟」については、関連MEMOに記載の別記事「貴重なイスラム建築の宝庫!ウズベキスタンの世界遺産ブハラの名所巡り」をご覧ください。
とにかく異国情緒を味わいたい!という人にはおすすめの場所。街の雰囲気もさることながら、中央アジアらしいデザインの雑貨や服などがたくさんあるので、買い物をしたい人にも満足できると思います。街のあちこちにはカフェもあるので、散策に疲れたら干しブドウをつまみながら熱いお茶で一服するのもいいでしょう。
夜の散策は、数人でまとまって出かけると安心です。
この記事の関連MEMO
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(2024/4/19更新)
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