入口からなだらかな坂を上っていくと、緑の山に囲まれた谷間にピンク色のコスモスが奥まで広がっています。コスモスが咲く真ん中に道があり、右手の土手には「くりはま花の国」と花の文字があります。
広い花の国を巡るには、蒸気機関車型のバス「フラワートレイン」がお勧め。「ポピー・コスモス園前広場」から「四季の花壇前」の間に4つの停留所があり、コスモス号とポピー号がほぼ30分間隔で走っています。
100万本ものコスモスを堪能出来る「コスモスまつり」。花の国の秋の風物詩ともいえるこのイベント、2016年は10月30日(日)まで開かれています。注目は、最終日に行われ、誰でも参加できる「コスモス無料花摘み大会」。「ポピー・コスモス園」で14時から一斉に花摘みが始まります。ぜひ参加してみましょう。
フラワートレインを利用して標高100mの「冒険ランド」を超え、「カフェレストラン前」で下車すると、進行方向にレストラン・ロスマリネスがあります。レストランの庭は東京湾を一望できる、気持ちのよい場所。対岸には千葉県房総半島、金谷港と久里浜港を結ぶフェリーの行き来も見えます。
席は室内とテラスにあり、メニューはパスタ、カレー、コーヒー、ジェラートなど。外では食材と機材が用意されたバーベキューも楽しめますが、あらかじめ予約をしておくと安心です。テーブルや庭にも花があり、季節感が味わえます。ここだけの利用ならば、フェリー乗り場に近い第二駐車場からフラワートレインで一つ目、歩きでは約500mの坂を上りましょう。
店名の「ロスマリネス」はローズマリーの学名で、花言葉は「思い出」。調理用や薬用になるシソ科のハーブでハーブ園にもあります。探してみてください。
レストランから道を戻り、山小屋風の管理棟の前通ると、左手に「県木の広場」への上り階段があり、47都道府県の木が並んでいます。入口には岡山県のアカマツ、芝生広場の近くに神奈川県・東京都・大阪府のイチョウがあります。
山頂の開けた場所にたどり着くと「愛の鐘」があります。赤いひもを二人で引っ張って鐘を鳴らしましょう。鐘を鳴らしたカップルには管理棟で「恋人証明書」が発行され、レストラン・ロスマリネスで食事をしたときに使えるソフトドリンクのサービス券もいただけます。
管理棟の脇から下るとハーブ園、県木の広場を抜けると「冒険ランド」、その少し先が「ポピー・コスモス園頂上」です。およそ2か月の「コスモスまつり」の間にコスモスが順々に咲きくように植えられています。9月下旬から10月上旬は、ピンク、赤、白のコスモス「センセーション」という品種が一面に咲き誇ります。
コスモスが咲くなかに、記念撮影用のプレートがいくつか立っています。写真はフラワートレイン型、窓から顔をのぞかせて撮影するのもよいですね。
コスモスの花言葉は「乙女の真心」です。コスモスはメキシコ原産で、日本には明治時代に広まったといわれていますが、現在ではよく見かける親しみのある花のひとつです。
花の国から海に向かう道路の脇、JR久里浜駅の前にもコスモスが植えられています。
100万本のコスモスは堪能できたでしょうか。ご紹介できませんでしたが、ここにはコジラのいる「冒険ランド」、30,000株のハーブを集めた「ハーブ園」、レストラン・うおくに、パークゴルフ場、アーチェリー場、エアーライフル場などの施設もあります。
冬には「ウインターイルミネーション」、春には100万本のポピーが咲く「ポピーまつり」が開かれます。カップルでファミリーで、おひとりでも1日中楽しめるところです。
「コスモスまつり2016」の詳細やイベントは、記事下の関連MEMOにリンクした公式サイトにてご確認下さい。
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