白骨温泉の老舗として君臨「湯元齋藤旅館」の源泉かけ流しを堪能

白骨温泉の老舗として君臨「湯元齋藤旅館」の源泉かけ流しを堪能

更新日:2016/09/28 16:12

Happy ブンブンのプロフィール写真 Happy ブンブン
「湯元齋藤旅館」の創業は1738年で白骨温泉の老舗として、今もその歴史を刻んでいます。現在の建物は2003年12月に全面的リニューアルされ、伝統と近代旅館の良さとが見事に調和した和モダンの宿になりました。「湯元齋藤旅館」の持つ湯元1〜4号の源泉は、正に白骨温泉発祥の湯であり、湯元ならではの極上湯を楽しむ事が出来るのです。
白骨温泉の起こりとなった古来よりの自噴の湯で、ゆっくりと癒されて下さい。

白骨温泉の奥座敷に佇む風格ある大型旅館

白骨温泉の奥座敷に佇む風格ある大型旅館

写真:Happy ブンブン

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白骨温泉の温泉街を奥に進んでいくと、その最深部に「湯元齋藤旅館」があります。山を背にする風格ある佇まいの旅館は、客室棟の介山荘と牧水荘、一部客室を備えた食事処がある昭和館、高級な部屋のある大正館、パブリック棟の明治館、そして大浴場がある湯元館、野天風呂の鬼が城の計7棟で構成された白骨温泉でも最大規模の旅館です。

古くから「三日入れば三年風邪を引かない」と謳われた薬効高い白骨温泉にゆっくり浸かっていただきたいので、宿泊プランはなるべく長い時間、滞在出来るプランがお勧めです。写真のようにチェックイン可能の時間になれば、スタッフが入り口であなたの到着を待っていてくれるのでチェックインが早い時間のプランでも安心です。

趣の違った部屋は全53室

趣の違った部屋は全53室

写真:Happy ブンブン

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客室は全53室有り、それぞれの旅スタイルに合わせて、部屋を選ぶ事が出来ます。「介山荘」は露天風呂が付いた特別室からスタンダードな客室まで、いろいろなタイプの部屋が用意されています。リーズナブルに白骨温泉を楽しみたい方は「牧水荘」がお勧めですが、こちらの棟は大浴場から少し離れているので注意して下さい。「大正館」は明治以来の旧館の古材を再利用した老舗の佇まいの高級な部屋が3階に用意されています。

写真は介山荘の半露天風呂付きの客室、10畳の主室に掘り炬燵風の設備が付いた大きな広縁の横には、景色が見やすいガラス張りの半露天風呂が用意されています。お風呂は硫黄臭が部屋に残らない様に、山の天然水を使った沸かし湯となっています。また介山荘が大浴場に一番近い棟になっています。

硫黄の香りの白いお湯はお肌にも優しい弱酸性

硫黄の香りの白いお湯はお肌にも優しい弱酸性

写真:Happy ブンブン

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白骨温泉のお湯は湧き出したときには透明ですが、時間の経過とともに乳白色になる珍しい温泉です。温泉浴場専用棟の湯元館には、大浴場と露天風呂がそれぞれが2ヶ所有り、それぞれ「龍神の湯」「薬師の湯」という、名前が付けられています。深夜に男女の入れ替えがあるので、両方のお風呂が楽しめるのもうれしいシステムです。この他に大正館にあるバリアフリー仕様の貸切風呂「仙人の湯」もありますが、こちらは有料の予約制となってます。いずれも源泉掛け流しで極上の名湯を満喫出来ます。

写真は龍神の湯の露天風呂で、もともとは檜と椹で造られた木製の枠なのですが、温泉成分(炭酸カルシウム)の塊が年月を掛け木を覆ってしまい、まるできれいな白い紋様の石の湯船かと思うほど変化しました。まさに白骨温泉の真骨頂です。

また、どの浴槽にも湯口には升が置かれていて、飲泉も楽しめるようになっています。飲泉は胃腸を始めとした臓器の働きを良くする他に便秘や通風にも良いとされるので、是非飲んで下さい。

野天風呂「鬼が城」は湯治場を再現した混合泉

野天風呂「鬼が城」は湯治場を再現した混合泉

写真:Happy ブンブン

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回廊の途中にある露天風呂は「鬼が城」と呼ばれる昔の湯治場を、再現した野天風呂をイメージして造られました。36度の源泉をそのまま利用している「ぬる湯」となっているので、暖かい季節は自然を楽しみながらゆっくり浸かれますが、冬季の利用は寒さに注意が必要です。湯船は2ヶ所あり、こちらも夜中に入れ替えとなっています。野天風呂と言うだけあって野趣あふれる自然の中にいるような温泉です。

手の込んだ料理の中には温泉を利用した一品も楽しめる

手の込んだ料理の中には温泉を利用した一品も楽しめる

写真:Happy ブンブン

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食事は昭和館2階にあるお食事処「あづみ野」が基本になっていますが「大正館」 「介山荘 半露天風呂付客室」 「介山荘 半露天風呂付特別室」 「昭和館 洋室バリアフリールーム」の4つの部屋タイプに宿泊すると個室の食事処を用意してくれます。プライベートを大切にしたい方はこのタイプの部屋を予約しましょう。

夕食は地元の食材メインの山の幸を中心とした月替わりの会席料理で、温かい出来立ての料理が順番に運ばれてきます。写真の岩魚は焼いた後に温泉で蒸したここならではの一品です。朝食は通常提供される料理とは別にパンや野菜、各種飲み物がバイキング方式で用意されているのでボリューム満点です。ご飯は白米とお粥が選べますが、ここのお粥は温泉で作られた名物の温泉粥なので、是非お粥を食べて下さい。

湯元ならではの「生きている温泉」でリフレッシュ

白骨温泉は温泉の成分が湯船に付着して、まるで骨のように見えたことから名づけられたと言われています。「湯元齋藤旅館」の大浴場はまさにその名の通りです。白骨温泉の宿には湯の質、環境によって特徴をあらわす湯号が付けられていますが、「湯元齋藤旅館」は白骨温泉の起こりとなった古来よりの自噴の湯として湯元という湯号が与えられています。自他ともに老舗である事の証明なのです。4本の自家源泉からの豊富な湯量を活かしたお風呂で「生きている温泉」を堪能してください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/29−2016/09/30 訪問

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