写真:いしい ひい
地図を見るスタンフォード大学はサンフランシスコから南に約60km、シリコンバレーのど真ん中に位置しています。
サンフランシスコからカルトレインという2階建ての列車で1時間弱、最寄り駅はパロアルト(Palo Alto)。そこから椰子の木が美しく立ち並ぶパーム・ドライブ(Palm Drive)を真っ直ぐ20分あまり歩き続けると、大学の中心部に入っていきます。
緑がひときわ鮮やかな芝生のスペースは、「オーバル」という楕円形の広場。平日には学生たちが、週末になると家族連れも、ピクニックやフリスビー、犬の散歩など思い思いにくつろいでいます。まるで大学の中に憩いの公園があるという感じ。駅から歩き疲れたら少し休憩するのにもちょうどいいですね。
写真:いしい ひい
地図を見る1891年創立の由緒あるスタンフォード大学は、キャンパスそのものもまるでアート!中庭を取り囲むように立ち並ぶエレガントなセントラル・キャンパスは、カリフォルニアの青い空の下で、赤い瓦の屋根と淡い色合いの石壁がひときわ映えています。アメリカの植民地時代にヨーロッパから入ってきたスパニッシュ・コロニアル様式の建物です。
彫刻や木々までもが絶妙な間隔で配され、まるでヨーロッパの史跡の中に佇んでいるような気持ちになることでしょう。
モザイクタイルの壁画が美しいメモリアルチャーチも印象的な建物。結婚式を挙げる場所として卒業生たちに人気なのだそうです。イベントがないときは教会の中を見学することもできます。
写真:いしい ひい
地図を見る大学のシンボルでもあるフーバータワーは高さ87メートル、観光客にも開放されていて、14階に位置する展望台に上がることができます。料金は3ドル、その場でチケットを購入できます。
写真は、展望台から見下ろしたキャンパスの一部。赤い瓦、噴水の青、木々の緑など、広大なキャンパスは上から眺めても本当に美しい!晴れの日が多いので、しばしばシリコンバレーのパノラミックな絶景を見渡すことも出来ます。
タワーの名まえは、スタンフォード大学の卒業生でもある第31代大統領ハーバート・フーバー氏にちなんで名付けられました。タワーのロビーにはフーバー大統領の思い出の品々や大学の歴史に関する興味深い展示もあります。
写真:いしい ひい
地図を見る大学内にある美術館「カンター・アート・センター」はアートの宝庫!アメリカ、アフリカ、アジアなど世界中の絵画や彫刻、古典から現代美術まで4万点を越える作品を所蔵しています。
さらに毎年20以上の特別展が行われ、大学の中にある美術館としては最も来場者が多い美術館のひとつ。学生のみならず地元民にも観光客にも無料で開放されています。
この美術館の横には彫刻の庭園があり、19世紀を代表する彫刻家ロダンの作品が20点、生き生きと配置されています。写真は、ロダンの不滅の名作「地獄の門」。ダンテの叙事詩「神曲」に描かれた地獄への入口を表現したもので、圧倒的な迫力です。
館内にも170点を越えるロダンの作品があり、全世界でも有数のコレクションを誇ります。
さらには大学内の生協(Stanford Bookstore)でロゴ入りのグッズをショッピングしたり、大学街パロアルトで学生に人気のカフェを見つけるのも楽しいもの。
スタンフォード大学は優秀な学生を育てるだけでなく、社会福祉や啓蒙活動に積極的に取り組んでいる寛容な大学。惜しみなく万人に提供されるアートを、学生気分でお楽しみください。
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(2024/4/27更新)
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