写真:大川原 明
地図を見るブルガリア第二の都市であるプロヴディフから北へ50キロ程、温泉地として有名なヒサリャから西に10キロ程の距離にある小さなスタロセル村。ここは5000年以上前に、ブルガリアを中心とした国家を形成していたトラキア人の聖地と呼ばれる遺跡群がある事でも有名な村です。
スタロセル村には、ワインを醸造するワイナリー「スタロセル」があります。レストランやホテルも併設しておりますので、ブルガリア料理を堪能したり、宿泊することも出来ます。宿泊料金は、時期によっては1泊5000円くらいの価格で宿泊する事が出来ますので、時間に余裕のある方は宿泊してみるとよいでしょう。
写真:大川原 明
地図を見るワイナリーは、2005年に出来た醸造所でスタロセルは新しいブランドです。ワインはお手頃価格のものから高めのワインまで様々なものを製造しています。現在、スタロセルのワインは、ブルガリア国内のスーパーなどで販売されておりますし、海外へも輸出しされブランド力を上げています。このワイナリーでの年間生産量は500トン、70万本程が生産されており、ワイン生産管理は機械で自動化されています。
地下には、宮殿を模して作った部屋があり、多くのワインが貯蔵されています。ちなみにワイナリーでは、ワインだけでなく果実から作る蒸留酒であるラキアの生産もしています。ワイナリー見学料は5レバで、1人だけでの見学も可能ですので、ブルガリアワインやラキアの製造現場を是非とも見ていただきたいです。
写真:大川原 明
地図を見る広大な敷地の中にレストランがあります。席数も多く、混雑する時間でも待つことなくテーブルにつくことが出来るでしょう。ブルガリアで生産される野菜や、乳製品、肉類を使ったブルガリア料理を、ここで生産されるワインと共に食す事が出来ます。お世辞抜きで料理は美味しいので、ワイナリー見学とともに是非ここで食事をする事をお薦めします。
写真:大川原 明
地図を見るワイナリーということでワインを製造していますが、販売もされています。赤ワイン、白ワインだけでなくロゼワインも販売されており、価格も安価なものから高級ワインまで様々です。お土産用にワインを購入するとよいでしょう。ブルガリアは西欧諸国と比べて物価が安いので、フランスやイタリアのワインのようには高くありません。
※ワイン購入の注意点は、日本国内への免税範囲は、760ミリリットルの酒類が3本までです。4本以上購入されると申告書に記入したり、税金を払わなければならなくなりますので注意が必要です。
写真:大川原 明
地図を見るワイナリー「スタロセル」の近くには古代の遺跡群があります。ワイナリーとともに是非とも訪れてほしい場所です。2000年、6つの地下神殿と王墳墓などのトラキア時代の遺跡が発掘されました。いずれも紀元前5世紀末〜紀元前4世紀初めのものとされています。
実際に一般公開されている神殿は、チェティニョヴァ・モギラの大神殿とホリゾント神殿と呼ばれる2カ所です。ホリゾント神殿は、日本の古墳時代の古墳のような円墳のようになっています。悠久の歴史を感じる事が出来ると思います。ちなみに、ホリゾント神殿は小高い丘に建ってますので、スタロセル村方面の素晴らしい景色を堪能出来ます。
いかがでしたか?トラキア人の聖地であるスタロセル村。ブルガリアの田舎の村で、山々に囲まれて風光明媚です。ブルガリアの田舎の雰囲気を堪能されたい方、トラキアの聖地を肌で感じたい方にお薦めです。スタロセルのワイナリーで醸造されるワインと共に美味しいブルガリア料理を堪能してください。
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(2024/4/26更新)
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