写真:SHIZUKO
地図を見る初日は各地から室堂まで。
室堂は、登山をしない人も、2400メートルの高山の快適さを楽しめる一大高原リゾート。多少のアップダウンはあるものの、登山装備がなくても、散策できるさまざまのルートが整備されています。高度順応を兼ねて、まずは、みくりが池やりんどう池などを散策してみましょう。山荘から少し下った場所にある玉殿岩屋・虚空蔵窟は、立山が修験道の山であったことを再認識できる神聖な空気が漂う場所。ぜひ、行ってみて下さい。
お泊りは、日本最古の現存木造山荘が保続されている・立山室堂山荘にぜひ、泊まってみてください。山小屋なんだけど、とっても快適。個室も多く、お風呂も完備。展望風呂から眺める立山三山の夕景は、贅沢この上ないです。
お楽しみの夕食は、ボリュームも味も大満足。満天の星、早朝の夜明けの風、ぜひ、ゆっくりと滞在して楽しんで下さい。
写真:SHIZUKO
地図を見る実は、立山という山はなく、多くは雄山・大汝山(最高峰3015メートル)・富士の折立の総称として呼ばれています。一方、立山三山は、浄土山・雄山・別山の3つの山を称しています。
浄土山への登山口は、室堂山荘を出てすぐにあります。しばらくは緩やかな道。お天気が悪い日には、ライチョウとの遭遇率が高い場所でもあります。途中からは急登になる浄土山へは、室堂山を越えておよそ1時間。山頂は軍人霊碑のむこうですが、ちょっと判りづらいかもしれません。なんとなく登山道を辿っていると広々とした平坦地に。目の前には龍王岳。時間があれば、急登ですが登ってみて下さい。
龍王岳の分岐を左に行けば一の越。いよいよ、雄山への道になります。
一の越で息を整えて、雄山へのガレた参道を登ります。およそ1時間で雄山山頂。雄山神社まで登り、参拝したら、大汝山への登山道に入ります。
大汝山への道は斜面をトラバース。観光の方は、ここからは踏み込まないこと。登山装備の人だけが進んでいい道です。
写真:SHIZUKO
地図を見る立山最高峰の大汝山から眺める夕陽&朝日は最高!
遮るもののない3015メートルの高所からの大展望を存分にお楽しみください。眼下には黒部ダム、右手には雄山神社。沸き上がる雲が茜に染まる一大ぺージェント。時間を忘れてしまいそうな光景です。でも、宿泊地の内蔵助小屋までは、まだ、1時間の行程。足元に充分注意して進みましょう。朝陽を楽しむために、もう一度ここに来る価値も充分あります。
写真:SHIZUKO
地図を見る3日目は、まずは真砂岳・別山へのぼります。別山神社からは、堂々たる劔岳がすぐそこに。威厳のある姿。ここまで来ると、いつかは劔岳に登るぞ! と心に誓う人も多いはず。威風堂々たる劔岳は、近ければ近いほど遠い山。その厳しさを目の当たりにして、トレーニングに励もうと思うことでしょう。
気持ちのいい縦走路を辿り奥大日岳。七福園を経て、中大日岳を登り、3日目の宿・大日山荘へ到着。山荘前には、劔岳がドドーン。荷物を置いて、大日岳へ。眺望抜群の夕日を楽しんだら、ランプの宿で夕食。
写真:SHIZUKO
地図を見る翌朝も早めに出発しましょう。沢筋の道をひたすら下ると、道は大日平へ。時期が合えば絶景のお花畑の平原、木道が整備された広大な湿原に出ます。豊かな植生が保護されている木道を進み、大日平小屋で休憩。ここから先は、急坂の激下りになります。
落差350メートル、日本一の落差を誇る称名滝と同じくらいの斜面を下ることになるのですから、慎重に慎重に。
下り切って、少し林道を登り返して、称名滝の美しい姿を堪能。無事に縦走できた達成感と共に清々しい風を楽しんでください。
冬以外は、いつ行っても美しい山岳風景にうっとり。最もお勧めは9月下旬から10月初め。ぴったりと時期が合えば、それはそれは見事な紅葉が楽しめるコースです。
3000メートル級の山々ですから、くれぐれもご自分の力量、体力を考えて行ってください。道迷いのリスクの少ないコースで、素晴らしいパノラマの中を歩ける幸せは、行った方誰もが納得の旅となることでしょう。
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(2024/3/29更新)
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