東山に位置する青蓮院門跡は、天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つとして古くから知られている寺院です。天然記念物になっている門前の楠が有名ですが、境内には多数の草花があるため、どの季節に訪れても四季折々の風景を楽しめます。また、近くに有名寺社が多数あるため、見どころが多い割にそれほど人が多くなく、紅葉の季節でもゆっくり拝観出来るのがポイントです。
庭園は室内から柱越しに見たり、歩いて見てまわったりと2通りの楽しみ方ができるので、存分に紅葉を堪能しましょう。紅葉シーズンにはライトアップも開催され、昼とはまた違った良さがありますので、東山を散策される際には是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
人気スポット祇園の円山公園奥にある長楽寺は、平清盛の娘・建礼門院が出家した場所と言われ平家物語ゆかりの寺院。祇園界隈の賑わいが嘘のように静寂に包まれ、ゆっくり紅葉を拝観したい人にぴったりです。紅葉は特に本堂や梵鐘周辺が美しく、相阿弥作の庭園は室内からゆっくり拝観できます。
また、紅葉が見ごろになる10月20日から11月30日まで秋季特別展（遊行上人とその秘宝展）が開催されるので、紅葉と併せて楽しみましょう♪
東山七条にある智積院といえば、長谷川等伯の国宝障壁画や「利休好みの庭」で知られる真言宗智山派総本山の寺院です。こちらの境内には様々な草花が植えられており、早春には梅、春は桜、初夏には紫陽花など、どの季節に訪れても美しい景色を堪能できます。
また参道付近にはたくさんのカエデの木があり、秋には真っ赤に色づいてとても美しいのです。紅葉は無料で見られるので、立ち寄らないと勿体ないですよ！
紅葉名所で知られる真如堂と金戒光明寺の間に位置する栄摂院は、金戒光明寺の塔頭で観光寺院ではないため知る人ぞ知る紅葉スポット！釈迦坐像を囲うように紅葉があり、まさに極楽浄土を表しているような美しい庭園なんです。それほど広くはありませんが、紅葉を見に真如堂や金戒光明寺を訪れた際には是非立ち寄っていただきたい寺院です。
紅葉シーズンともなるとたくさんの人が訪れる東福寺。その東福寺から南に徒歩3分ほどのところにある光明院は、東福寺の人の多さを忘れてしまうくらいの落ち着いた寺院です。重森三玲が作庭した枯山水庭園「波心庭」は周りに様々な草花が植えられており、四季折々の美しさがあるため、別名「虹の苔寺」と言われています。
特に紅葉シーズンは庭園が真っ赤に染まった楓の葉に包まれ、どの角度からでも美しい風景を見ることができます。団体客は受け入れていないため、静かに庭園を楽しめますよ。
京都の穴場紅葉スポットはいかがでしたか？
今回ご紹介したスポットは人が少ないのが不思議なくらい美しい紅葉を見ることができますので、京都を訪れた際にはこちらも予定に組み込んでゆっくり紅葉を楽しんでくださいね。
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(2024/4/20更新)
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