写真:月宮 うさ
地図を見る中島公園へは札幌市営地下鉄南北線に乗り「中島公園」で下車。3番出口から一歩踏み出すとそこに広がるのは美しいイチョウ並木の風景です。並木道が黄金に染まる秋は特に美しく、思わず"わぁ!キレイ…"とつぶやいてしまう人も多いはず。散策のはじまりから感動が待っています。
公園は約24ha・東京ドーム約5個分と広大なため、南側に位置する「幌平橋(ほろひらばし)」駅での下車もオススメ。こちらも駅と公園が直結しています。
また、札幌市電の「山鼻9条」・「中島公園通」・「行啓通(ぎょうけいどおり)」からも徒歩5分ほどでアクセスが可能です。
写真:月宮 うさ
地図を見る鴨や鷺などの水鳥が羽根を休める園内北側に広がる「菖蒲池」は、市街地のビル群と木々の緑を水面に映し出す癒しスポット。秋には樹木が錦色に染まり一段とその美しさが増します。
この菖蒲池ですが、実は北海道開拓とともに歩んできた歴史のある地。今も園内を流れる「鴨々川(かもかもがわ)」に1871(明治4)年水門が設けられ、伐採した木々を集積する貯木場が作られました。しかし、時代の移り変わりとともに使われなくなり荒廃してゆきます。
そんな"貯木場を公園に"と市民からの要望で、1886(明治19)年から「中島遊園地」として整備が開始され、今もなお市民の憩いの場として愛され続けています。
写真:月宮 うさ
地図を見る園内には、菖蒲池から続く小さな池を中心とした美しい日本庭園があり、和の風景と赤や黄色の紅葉がつくりだす情緒あふれる秋のコラボレーションを楽しむことがでます。
庭園内には、近江(滋賀県)の小室城内にあった江戸時代築の茶室を札幌の実業家が自宅に移築し、その後現在の場所に移された、国指定重要文化財「八窓庵(はっそうあん)」の姿が。紅葉とともに貴重な歴史ある建築物をぜひ観賞しましょう。
また、日本庭園のすぐ側には、国指定重要文化財に指定されるウルトラマリンブルーが美しい「豊平館(ほうへいかん)」の姿も。明治、大正、昭和の三代天皇の行幸啓があった由緒のある建物であり、内部の見学も可能です(有料)。
日本庭園の開放期間は4月下旬〜11月上旬の8時30分〜17時まで。冬季は閉鎖されますのでご注意ください(入園無料)。
写真:月宮 うさ
地図を見る公園の南側、地下鉄幌平橋付近を流れる「鴨々川」沿いは、川のせせらぎを聴きながら紅葉を楽しめるスポット。「鴨々川遊び場」もあり、子連れ旅にもオススメのエリアです。
目の前を流れる川の水深は浅いですが、いつも同じとは限りません。小さなお子さまからは目を離したりしないようにお気をつけくださいね。また、紅葉の季節の札幌市内は日中でも気温が一桁になることも。水に濡れて風邪を引いたりしないようにもご注意ください。
写真:月宮 うさ
地図を見る中島公園内にはいくつもの個性的なアート作品が点在しています。写真は「のびゆく子等」という名前の像と白樺の紅葉。このようにアートと紅葉を一緒に観賞することができます。
より深く芸術の秋を堪能したい方は、園内に建つガラス張りの美しい建物が特徴の音楽専用ホール「札幌コンサートホールKitara」にて、音楽鑑賞を楽しむのもオススメですよ。
「中島公園」は札幌市中心部からもアクセス良好。少しの時間でも美しい紅葉を楽しむことができる嬉しいスポットです。秋の札幌観光時はぜひ錦色に染まる園内を歩いてみませんか?あたたかい服装でお越しくださいね。
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(2024/4/24更新)
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