吊り橋からの絶景も!那須「八幡自然研究路」で紅葉散歩

吊り橋からの絶景も!那須「八幡自然研究路」で紅葉散歩

更新日:2016/09/29 16:20

那須で紅葉はいかがでしょうか?那須高原と言えば、那須ロープウェイを利用して茶臼岳へ登るというのが一般的でしょうが、そこまで登らずに絶景を楽しめるコースをご紹介します。殺生石から少し上がった場所にある「つつじ吊橋」からは那須連山の絶景が楽しめます。また、吊り橋と一緒に周遊できる八幡自然研究路は、初夏の5月〜6月にかけてツツジの名所として知られていますが、秋の紅葉の時期も散策コースとして最適です。

なす高原自然の家からスタート

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つつじ吊橋の最寄りの駐車場は、吊り橋から120メートル位の場所にあります。もうひとつは、約300メートル離れたなす高原自然の家の大駐車場を利用することも可能です。ぜひ、八幡自然研究路の周遊コースをゆっくり歩いて、つつじ吊橋を巡るルートを通ってみませんか?

なす高原自然の家の駐車場は、トイレが設置されていて、散策の起点にするのに適しています。駐車場の北側から県道17号に沿って整備された木道を進み、現れるのが八幡つつじ群落です。

環境省選定「かおり風景100選」のひとつ“八幡つつじ群落”は、約13ヘクタールあり、5月〜6月にヤマツツジやレンゲツツジなどが咲き誇るツツジの名所です。しか秋(10月頃)は紅葉の名所でもあります。

ツツジの名所八幡自然研究路の周遊コースを

ツツジの名所八幡自然研究路の周遊コースを
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八幡つつじ群落から遊歩道を南へ向かうと、元は牛の放牧地だった八幡南ツツジ群落(約10ヘクタール)が現れます。八幡自然研究路は、八幡つつじ群落と八幡南つつじ群落をぐるっと取り囲むように木道や遊歩道が整備されています。一周巡って、一時間弱のハイキングコースです。

ツツジの見ごろの時期は一面ピンクの花に埋め尽くさる見事な絶景です。秋には、遊歩道沿いの木々が黄色や赤に色づき、紅葉を楽しむこともできます。

黄色く色づくミズナラの林を進み、川の流れを越えたり、赤い木の実があったりと、変化に富んだコースを楽しめます。

展望台から見る那須連山

展望台から見る那須連山
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八幡自然研究路の遊歩道の各所には、木製の展望台や四阿(あずまや)が設置されています。その数は、展望台3ヶ所、四阿5ヶ所、ウッドデッキ3ヶ所です。
休憩するにも良し、景色を眺めるにも良しです。

特に、一段と高くなった展望台からは、那須連山や下界の絶景を眺めることもできます。紅葉越しに、茶臼岳や朝日岳、鬼面山など横に広がる那須連山の遠景が楽しめます。

つつじ吊橋上から遮るものがない絶景を堪能

つつじ吊橋上から遮るものがない絶景を堪能
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つつじ吊橋は平成17年に開通しました。那須連山の茶臼岳に源を発する苦戸川に架かり、八幡つつじ群落と殺生石を結んでいる橋長130メートル、高さ38メートルの吊り橋です。栃木県では那須塩原のもみじ谷大吊橋の320メートルに次ぐ2番目の長さです。

吊り橋の上からは、那須連山の茶臼岳や朝日岳方面の眺望が楽しめます。また、周囲の木々の様子や川の流れも確認できます。

さらに苔むした古い橋のように見える、温泉を引き湯する通路なども、眼下に見ることができるのです。

スリルを味わえる造り

スリルを味わえる造り
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つつじ吊橋は、直径65ミリメートルの太いワイヤーケーブルで橋の両側から吊るされています。体重70キロの人が560人乗っても耐えられる頑丈な造りですが、吊り橋ですから当然揺れます。それだけではありません。写真のように、途中から橋の中央部に網目状のグレーチングが組み込まれています。その幅約40センチメートル。足元が透けて見えるようになっており、谷底が見下ろせます。高所恐怖症でない人でも、スリルを味わえます。

おわりに

八幡自然研究路の周遊コースで物足りない健脚の人には、もう一つの散策コースはいかがでしょうか?なす高原自然の家の駐車場から、大丸温泉方面へ向かう那須自然研究路があります。往復2時間半のコースで、途中見どころとしては、5月に花咲くミネザクラ、那須与一ゆかりの矢隠岩、さらに弁天吊橋もあります。

紅葉コースの散策を楽しんだ後は、那須の温泉で日帰り入浴はいかがでしょうか?つつじ群落のすぐ近くにある八幡温泉・絶景一望閣や那須温泉の元湯・鹿の湯などで汗をながしませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/19 訪問

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